Ecologia完成記念インタビュー!

もうすぐ完成、って言ってから早くも一年!Little Mustaphaの最新アルバム「Ecologia」がついに完成しました。今回は「Ecologia」というタイトルなのに、以前に発表されたサントラという事になっているアルバム「Technologia」のドラマの部分のもう一つのサントラという、ワケの解らない設定もあるようなのですが、一体何がどうなっているのか?この完成記念インタビューで探っていこうと思います。

Little Mustapha-----相変わらず中途半端に盛り上げるよね。
ミドル・ムスタファ-----そうでしょうか?今回は上手くまとまったような気もするのですが。それに、ボクは別に盛り上げる役じゃないですし。
Little Mustapha-----そうなんだよね。主要メンバーは沢山いるんだけど、イェーイ!ノッてるかーい?って感じのキャラはいないよね。
ミドル・ムスタファ-----というか、今時そんなディスコのDJみたいなこと言う人いませんけどね。って、そんな事を話してたらインタビューにならないんですよ。毎回こんなことで時間がかかって、しかも最近の作品はインタビューが終わらないから公開が延期ってことも良くあるんですから。
Little Mustapha-----そうなのか。でも、最近じゃこのインタビューがメインのコンテンツだと思っている輩もいるらしいしね。
ミドル・ムスタファ-----ヤカラ、って。読んでくれる人に失礼ですけど。でも、それじゃあダメですし。インタビューによって音楽の方に興味を持ってもらわないといけませんよ。
Little Mustapha-----それはキミの腕次第だと思うけど。
ミドル・ムスタファ-----そうじゃなくて、あなたが余計な事を言わなければちゃんとしたインタビューになるんですし。それに、この時点でアルバムと関係ない事ばかりになってますよ。
Little Mustapha-----アッ、しまった!…ということで本題に入りたいと思いますが。なんだか、謎がどうの、って言ってなかった?
ミドル・ムスタファ-----いきなり話題を変えるんですか?!…まあ、別に良いですけど。というか、謎じゃなくて、「Technologia」のサントラ第二弾なのに、なんで「Ecologia」なのか?とか、そういうことですよ。
Little Mustapha-----ああ、それね。そうなるのに理由がないワケでもないし。理由もなくそうなったとしたら、ボクはかなり変な人だよね。
ミドル・ムスタファ-----ええ、まあ。
Little Mustapha-----実を言うとね、最初は「Technologia」のスピンオフを作るって話だったんだよね。まあ、向こうじゃ大ヒットしたドラマだし、それも当たり前な話なんだけど。それのタイトルが「Ecologia」ってことでね。そういうつもりで曲とか歌詞とかやってたんだけど、ほぼ完成に近づいてきた時にまた向こうから連絡が入ってね。スピンオフじゃなくて続編になった、って事になってね。こういう不手際みたいなのは向こうでは珍しいんだけどね。何しろ大人気シリーズだし、そうなってくると色んなところから意見が出てきたりして、大変なんだよね。それで、タイトルは「Ecologia」だけど「Tedhnologia」のサントラ第二弾みたいな事になったんだよね。
ミドル・ムスタファ-----あの…、向こうっていうのは、もしかすると、その…。
Little Mustapha-----地底世界に決まってるけどね。まあ「Technologia」も「Ecologia」も地底人語の単語でもあるし、この逆説的なタイトルの付け方がウケるかも知れないけどね。それに、内容的には前のアルバムは劇中に流れる本当の意味でのサントラに近くて、今回はドラマに感銘を受けた様々なアーティスト達から提供された曲集的なサントラになってるよね。
ミドル・ムスタファ-----前もそんな事を言ってましたが。今回は色んなアーティストの曲で構成されているという設定で良いんですね?
Little Mustapha-----設定というか、実際にそうだからね。
ミドル・ムスタファ-----でも歌声とか全部あなたの声ですけど。
Little Mustapha-----地底人は全員一緒の声ってう設定なんだから!というか、早く曲ごとのインタビューにいかないと、終わらないんじゃない。
ミドル・ムスタファ-----それはちょうど良かった。それじゃあ、そろそろ一曲目の話に移りましょう。

「Realization」について

ミドル・ムスタファ-----イントロ的というか、一曲目らしい感じで静かに始まったりする曲ですね。
Little Mustapha-----そうだよね。アルバムの一曲目はこうやってジワジワさせるか、それとも一気にバーン!ってさせるか、という感じもするけど。Technologiaっていうのは結構壮大な物語だからね。まあ、前回は完全なイントロとしての効果音みたいな曲の後に一気にバーンってなったけど。その辺は地上版でもあるノベライズ版との兼ね合いもあるしね。
ミドル・ムスタファ-----ああ、そいうえば新しいコーナーで連載されるとか。
Little Mustapha-----そうなんだけど。その辺をあまり喋るとネタバレするからね。とにかく、最近はアルバム単位で曲を聴かせるってことがあんまりないと思うんだけど。そういうのは良くないし、ボクはアルバムをアルバムらしく作るためにバランスを考えて曲を作ったり、曲順を決めたり。そういうことだよ。だって、映画を見に行ったのに30分ドラマを4本見せられたみたいな気分になるのはガッカリでしょ?
ミドル・ムスタファ-----そうですか。まあ、言いたい事は解るような気はしますけど。でも確かにアルバムをとおして一つのストーリーになっているようなものは減った気がしますよね。
Little Mustapha-----まあ、そうなんだよね。良いものを作って聴いてもらうよりも、みんなが聴きたがるものを作って売りつける方が簡単だからね。なんか話がそれてないか?
ミドル・ムスタファ-----そうでした。それじゃあ、次。

「No-one Out There」について

Little Mustapha-----実はこれ、全く別バージョンで作られて録音もしたんだけど、ダメすぎたから作り直されたバージョンだったりして。
ミドル・ムスタファ-----へえ、そうなんですか。というか、あなたにしては珍しいですけど。一度録音までしたら、たいていの場合は公開しますよね。
Little Mustapha-----そうだけど。今回は声変わり問題とかもあって、上手くいかない曲はホントにダメな感じだったからね。この曲の前の曲に関しては、声が上手く出ない問題の他にも、曲としてつまらない感じもあったし。だけど、中盤から後半にかけては、前の曲から流用でもあるから、全くの新曲という事でもなくて、リメイクと言っても良いかも知れないけど。とにかく、何ヶ月も考えて作ったのをボツにして、三日ぐらいで作った方がスゴく良いっていうのが、皮肉と言えば皮肉だけど。そういう事は、創作には良くあるよね。
ミドル・ムスタファ-----まあ、そうですよね。一番苦労した部分は誰も聴いてくれない、ってあなたも良く言ってますし。というか、声変わり問題って出てきましたけど。その辺の説明もした方が良いんじゃないですか?
Little Mustapha-----ああそうか。これは、詳しい理由は全くわからないんだけど。今年から声が変になりました!
ミドル・ムスタファ-----そんな説明じゃなんにも解りませんよ。なんか、鼻うがいしたら声が変わったとか、そんな事じゃなかったですか?
Little Mustapha-----そういう感じだけど。ホントにそれが理由か解らないし。でも、そんな気もするんだよね。鼻うがいというか、シャワーのお湯を鼻の穴に直接入れて、その水流で鼻の奥の鼻水を押し出すみたいな荒療治をやったんだけど。そうしたら呼吸がスゴく楽になって、良い事ずくめ!と思いきや、思いどおりの声が出せなくなったとかね。
ミドル・ムスタファ-----でも、前に良くあった鼻声みたいなのはなくなった気もしますが。
Little Mustapha-----それはあるかも知れないけど。でも、これまではノドと鼻が繋がってる部分に声を当てるイメージで声を出してたんだけど、それだと全然ダメな感じになってたり。元々塞がっていた所に穴が開いているようなもんだしね。上手いこと音を共鳴させられなくなったという感じだよね。
ミドル・ムスタファ-----というか、また曲と関係ない話になっていますよね。
Little Mustapha-----あら、ホントだ。なんかインタビューって難しいな。それじゃあ、次!

「the Second Thought」について

ミドル・ムスタファ-----今回は歌の入った曲が多いですよね。
Little Mustapha-----まあ、そういうアルバムだしね。サントラっていってもオーケストラみたいな感じの本格的なサントラと、作品をテーマにして色んなバンドが作った曲の詰め合わせみたいなのもあるし。今回は後者ってことになったけど。そういえば、そういうアルバムって、新しい曲を収録するんじゃなくて、バンドとかがすでに発表してある曲を収録する事もあるよね。
ミドル・ムスタファ-----あるというか、そういう方が多かったりしますしね。
Little Mustapha-----ということは、全曲オリジナルで作ったボクは、なんか損してないか?
ミドル・ムスタファ-----別に、損とかじゃなくて。全部作ったからスゴいとか、そういう感覚で良いんじゃないですか。
Little Mustapha-----そうとらえてくれるならイイけど。でも最近はなんでも効率的にやらないとね。そういうのが流行ってるし、もてはやされる時代だし。
ミドル・ムスタファ-----まあ、あなたはわざわざ面倒な方法でやる感じですしね。それよりも、曲については何かないんですか?
Little Mustapha-----ああ、そういえば。えーと、ない事もないけどなあ。これは後で詳しく話すけど、実はこの曲は別の曲のリミックス的な手法で作られていたりするんだよね。言い換えると、曲としてはこういうアレンジの方が良かったのか?ってことだけど。まあ詳しくはオリジナルの方の時にね。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ、そうしましょう。それじゃあ次の曲。

「Ignoramus」について

Little Mustapha-----今回もマダム・チョウチョに参加してもらったんだけど。この曲で最初の登場かな。
ミドル・ムスタファ-----まだマダム・チョウチョって言うんですか?
Little Mustapha-----なにか問題でも?
ミドル・ムスタファ-----いや、あなたがそう思っているのならそれで良いですけど。
Little Mustapha-----思うも何も、そうなんだから。でもマダムもなぜか声が変でね。随分と苦労していた感じだけど。何となくママさんコーラス的な歌声になっているようです。
ミドル・ムスタファ-----ようです、とか言われても困りますが。
Little Mustapha-----まあ、それでなくてもマダムエフェクトは変な声になるしね。しかも変換するまでどんなふうになるか解らないし。この辺はこれまでの経験から推測して歌うしかないんだけど。最終的にはミキシングで誤魔化した部分が多いかな。
ミドル・ムスタファ-----なんか自分で歌ったみたいな言い方ですが。
Little Mustapha-----アッ…!というか、そうマダムが言ってた、という設定で。じゃあ、次の曲行ってみよう!
ミドル・ムスタファ-----また困ったら次の曲、ですか?
Little Mustapha-----まあ、もうちょと言うと、この曲の演奏は前のサントラ盤である「Technologia」に参加した「地底から来たバンド」が演奏している、という設定もあるとか、ないとか。
ミドル・ムスタファ-----なんで最後の方が曖昧なんですか。
Little Mustapha-----その辺は明かせない事も多いんだし。
ミドル・ムスタファ-----ホントですかぁ?

「Jamboree」について

ミドル・ムスタファ-----これは何て言うか派手な曲といいますか。
Little Mustapha-----ジャンボリーな曲だよね。最初はもっとうるさいドラムの音を使ってたんだけど、全体のバランスを考えるとこの曲だけ浮いてしまうから静かめにしたけど。それでも充分ジャンボリーしていると思うよ。
ミドル・ムスタファ-----おそらくジャンボリーって言いたいだけだと思いますけど。なんでジャンボリーってタイトルにしたんですか?
Little Mustapha-----お祭り騒ぎとか、バカ騒ぎとか、そんなイメージだったんだけど。上手い単語が見つからないからフェスティバルを類義語辞典で調べてみたら、その中にあってね。まあ実際の単語の意味と、単語の響きから想像する意味とではかなり違うと思うけどね。その辺もまたジャンボリーだし。
ミドル・ムスタファ-----その考え方自体がジャンボリーなんじゃないですか?
Little Mustapha-----そんなこと言われてもなあ。だいたいそうやってすぐにノッてくるキミこそジャンボリーだよ。
ミドル・ムスタファ-----そこもジャンボリーですか。
Little Mustapha-----ジャンボリー。 ミドル・ムスタファ-----ジャンボリー。

「Pagoda」について

Little Mustapha-----そしてここでパゴダになるんだな。
ミドル・ムスタファ-----パゴダ…、ってもうその手には乗りませんよ。
Little Mustapha-----さすがはパゴダな性格なだけはあるな。
ミドル・ムスタファ-----もう良いですよ。それよりこれは歌なしで、しかもかなり雰囲気がありますね。
Little Mustapha-----歌中心のサントラでも名場面のBGMみたいなのは収録されてたりするからね。
ミドル・ムスタファ-----それで、これはどんな場面なんですか?
Little Mustapha-----そんな事を聞かれるとパゴダだけどね。ネタバレになるかも知れないし。
ミドル・ムスタファ-----というか、話はすでに出来上がってるんですか?
Little Mustapha-----まあ、大体は…。といっても、実は前回のサントラと今回の曲を元にして作ってるとか。逆にこのアルバムにはあらかじめ考えていた設定を元に作られた曲もあるし。その辺は自分にも謎なんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----それって、なんていうか。アレですよ。「6 Legged」とか「Anima Virens」のインタビューであなたが適当にストーリーを考えてたのと一緒じゃないですか?
Little Mustapha-----そこまではヒドくないけど。その場で考えるか、ゆっくり考えるかの違いがあるからね。それよりも、この曲はどう考えてもインダストリアルだよね。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか?
Little Mustapha-----というか、前もやったかも知れないけど、インダストリアルってタイトルのサンプリングCDに収録されていた工場の音をパーカッション的に使ってるからね。
ミドル・ムスタファ-----ああ、それですか。でも雰囲気は出るんですよね。薄暗い感じというか。
Little Mustapha-----そうだよね。ただ、曲の終わりというか、最後まで鳴っているあの音がバッティングセンターの音に聞こえたりもして。
ミドル・ムスタファ-----せっかく良いと思っていたのに、そんなこと言うとアレはバッティングセンターの音にしか聞こえてこなくなりますけど。
Little Mustapha-----ついでに言っておくと、工場の音の他にペットボトル・パーカッションをサンプリングした音も大活躍。パゴダしてるよね。
ミドル・ムスタファ-----じゃなくて、ペットボトルが出てきたら Ecologia って感じじゃないですか?
Little Mustapha-----なんで?
ミドル・ムスタファ-----なんでって。Ecologia ってそういう意味じゃないんですか?
Little Mustapha-----うーん…。リサイクルの話ではないけどね。まあまあだけど…。
ミドル・ムスタファ-----なにがですか?

「Breeze」について

Little Mustapha-----そういえば、去年のアルバムって「Arty」だけだったよね。
ミドル・ムスタファ-----そうですけど。
Little Mustapha-----まあ、でもリマスターをいっぱいやったから問題ないか。
ミドル・ムスタファ-----何を言ってるのか解りませんけど。何かを誤魔化そうとしてませんか?
Little Mustapha-----そうじゃなくて。毎回アルバムに入れる事になってるモヤモヤソングだけど。「Arty」にはあったかな?とか思ってね。
ミドル・ムスタファ-----そういうことですか。まあ、あれは全体的にモヤモヤしてましたしね。
Little Mustapha-----良い事言うね!
ミドル・ムスタファ-----別に良い事を言ったつもりはないですけど。でも、去年はあれだけでしたし、ちょっと少なかったですよね。
Little Mustapha-----そうだよね。ホントは去年のうちに「Ecologia」も完成する予定だったけど。ジャケット用のロケというか、あれって何て言うんだ?まあ、とにかく電車に乗って写真を撮りに行って、その写真を見ながら絵を描き始めてからもう一年が経ってしまったんだよね。
ミドル・ムスタファ-----最近ホントに一年が早いですよね、って。そういう話じゃなくて曲について話してもらわないと。
Little Mustapha-----なんかまたしてもノリツッコミ的でブリーズしてるな。
ミドル・ムスタファ-----いや、ブリーズはそれほど変な響きじゃないですし、カタカナでブリーズでも意味が解る人が沢山いるから、それは無理ですよ。
Little Mustapha-----無理と言われたらしょうがない。それはともかく、この曲も声が変で困った感じなんだよね。最初の録音が気に入らなかったから、また別の日に録り直したんだけど、結局気に入らない感じで。思ったとおりに歌うためには鼻づまりじゃないといけないのかな?
ミドル・ムスタファ-----そういうことではないと思いますけど。
Little Mustapha-----でも、作る時にはこれまでの声をイメージして作ったし。それにこれまではあまり意識しなかったけど、今回は気持ちよく歌える音の高さも考えて作ったんだけどね。そうしたらこれだしな。実を言うと声が変になっただけじゃなくて、少し高い声も出るようになったりしてるんだけどね。なんなんだろうね、これは?
ミドル・ムスタファ-----どうでしょうか?私に聞かれても答えようがないですけど。でも高い声が出るようになったのは良い事じゃないですか?本格的なメタルのハイトーンボイスで。
Little Mustapha-----いや、そこまで高い声は出ないよ。それに、出るのは良いんだけど、すぐに疲れてカスれ声になるし。逆に迷惑!
ミドル・ムスタファ-----自分の声に迷惑とか言っても…。なんか曲の話は全然出来てないと思うのですが。
Little Mustapha-----そんな気もするけど。でもモヤモヤソングは毎回のお約束という事になっているし、それなりの思い入れもあるから、曲を聴いて、さらに歌詞を読んで、その辺を感じ取って欲しいよね。
ミドル・ムスタファ-----なんか真面目なコメントですね。
Little Mustapha-----いや、ボクは常に真面目だよ!というか、インタビューする人がそんな事いうのか?
ミドル・ムスタファ-----ああ、失礼しました。もっともな事を言われるのは慣れてないので。
Little Mustapha-----それもそうだけどね。ついでに言っておくと、曲を聴いて歌詞を読んで、っていうのは全ての曲にも言える事だし、全ての曲でやってください。
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、結局この曲については何も言ってない事になりますけど。
Little Mustapha-----ホントだ。じゃあ、他の曲では曲も聴かず、歌詞も読まず、何も考えないでください! ミドル・ムスタファ-----それは違うでしょ!

「ECBGA」について

Little Mustapha-----これは歌詞がオマケみたいだし雰囲気のある曲だよね。
ミドル・ムスタファ-----これも設定的にはどこかのバンドが提供してきた曲なんですか?
Little Mustapha-----うーん…。この場合は劇中に流れる曲に歌詞がついてたって感じかな。多分監督とか制作総指揮の人がこの場面の曲には歌詞をいれよう!とか、そういうテンションになったに違いないよ。
ミドル・ムスタファ-----なんか自分で作ったものに、そうやってもっともらしい理由を付けるとか。時々スゴいと思いますけどね。
Little Mustapha-----もっともらしいかどうかは解らないけど。でも実際にBGMとして流れるサントラで歌詞がついてるのって、あんまりないけどね。…でも「シャアが来る」は劇中にも流れてたよ。
ミドル・ムスタファ-----ここでそんな曲が出てくるんですか?!というか、それはつまり、この曲はシャアみたいな人が出てくる時の曲ということですか?
Little Mustapha-----それはないと思うけど。だいたい曲調からして全然違うし。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ変な喩えはやめてくださいよ。
Little Mustapha-----そうだけど。でもこの曲は轟音と静寂みたいな感じで結構気に入ってるんだけど。エンディングの部分とか。誰もそこに聴き所を感じる人はいないと思うけど。ボクはああいうのが大好きなんだよね。それにリマスターブームでミキシングが上達した事もあって、そういう部分が上手くミキシングできてたり。これまでどおりだと、最後の編集でグダグダになって、最終的には嫌いな曲になってたりしたかも知れないけど。
ミドル・ムスタファ-----そうですよね。ミキシングとか編集で曲がダメになるから、ってやる気をなくしてる感じは、ちょっと気の毒に思ってましたからね。
Little Mustapha-----なんで今更そんなことを言うんだ?というか、そう思ってたならもっと励ましの言葉をかけてくれても良かったのに。
ミドル・ムスタファ-----でも、あなたにそういうことを言うと図に乗るでしょ?
Little Mustapha-----なぜ知っている?
ミドル・ムスタファ-----やっぱり。

「ECBGA After All」について

ミドル・ムスタファ-----これは前の曲の続きみたいな事ですかね?
Little Mustapha-----まあそうだよね。ホントは同じ曲というか。前の曲と間を開けずに続きで始まる次の曲みたいな事で作られてるからね。ついでに言うと、この2曲は今回三つあった一曲目候補の一つでもあるんだよね。
ミドル・ムスタファ-----2曲なのに一曲目で候補の一つ?
Little Mustapha-----そんな細かい事を気にされると困るんだけど。まあ、最終的には一曲目の曲が一曲目になったし、この曲は9曲目だし、前の曲は8曲目なんだけど。それで、さらにもう1曲の一曲目候補はどの曲だったのか?というクイズでもあるけどね。
ミドル・ムスタファ-----それはかなり難解なクイズですけど。でも多分、歌詞が少ない曲がそうでしょうね。あるいは歌詞のない曲か。
Little Mustapha-----それは大ヒント過ぎるんだけど…。まあ良いか。別に正解者には何もあげないしね。というか、この曲と前の曲のタイトルはなんなのか?ってそういうことは質問されないの?
ミドル・ムスタファ-----ああ、そういえばそんな感じですが。なんなんですか?
Little Mustapha-----なんなんですか?とか。…まあ良いけど。もっと謎めいた部分に謎を感じて興味を示してくれないと困るんだけどな。
ミドル・ムスタファ-----それはスイマセンでした。…それで、なんなんですか?
Little Mustapha-----それがなんなのか?というとね。ECBGAとは…!
ミドル・ムスタファ----- ECBGAとは?
Little Mustapha-----そんなに構えてもらうと困るんだけど。ECBGAっていうのは音の並びというオチ。
ミドル・ムスタファ-----別にオチになってないと思いますけど。
Little Mustapha-----うわっ!でたな。「…で、オチは?」って聞いちゃう輩。
ミドル・ムスタファ-----だからヤカラってなんですか?!別にそんな事は言ってませんけど。というか、あなたが都合悪くなって誤魔化そうとしてませんか?
Little Mustapha-----そんな事はないけどね。でも引っ張ったわりには音の並びというのがイマイチだったかな?とか思ってね。
ミドル・ムスタファ-----そういうことですが。まあどうでもイイですけど。つまり解りやすくすると「ミ・ド・シ・ソ・ラ」って事ですよね。
Little Mustapha-----まあ、そういうこと。それがなんなのか?とか思われると困るんだけど。でもECBGAという音の並びは他の曲にも沢山出てくるし、中にはそれにフラットとかも付けられているのもあるけど。それで結局なんなのか?っていうと、ECOLOGIAから音を示すのに使われるAからGまでのそれっぽい文字を抜き出して「ECBGA」という音の並びを作ったという事なんだけど。
ミドル・ムスタファ-----そういえば、他の曲にもこの音の並びが出てきますね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。そこがサントラ的でもあるしね。この音の並びに何を感じるか?によって劇場版「Technologia」の理解度は変わってくると思うよ。
ミドル・ムスタファ-----えっ?…というか、映画なんですか?
Little Mustapha-----いや。なんというか。劇場版って言いたかっただけでございました。
ミドル・ムスタファ-----それならそれで良いですけど。