/rubbish/bin/*
完成記念ラビッシュ・インタビュー!(オマケ付き)

ミドル・ムスタファ-----なんと、なんとですね。こんな時期にLittle Mustaphaのアルバムが発表になってしまいましたよ!
Little Mustapha-----なんだそれ?
ミドル・ムスタファ-----なんだそれ、って。いつもイロイロと盛り上げ方が悪いとか言われるから、私なりにやってみたんですけど。
Little Mustapha-----まあ、そんな感じはしたけど。でもちょっと今のじゃ、中途半端なFMラジオ局みたいだし。
ミドル・ムスタファ-----そんな例えじゃどうだったのか解りませんけど。
Little Mustapha-----なんていうか、最初のところとか「ビックリマーク!」を付けるべきなのに、あえて付けないような喋り方とか。その辺が中途半端なFM局って感じかな。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか?!あなたの趣味に合わせたらこのぐらいがちょうど良いと思ったんですけどね。というか、最初から打ち合わせておけば良かったんですよ。今回はどんなテンションが良かったんですか?
Little Mustapha-----そんなことを言われても困るんだけどね。だいたい今回はこんなインタビューはない予定だったんだけど。とにかく棒読みで驚いた感じを出されても困る!ということだな。
ミドル・ムスタファ-----ああ、そうなんですか。今回はちょっと「プロモーションでやって来たレコード会社とか映画配給会社の広報の人」という感じでやってみたのですけど。それは好みじゃなかったんですね。
Little Mustapha-----良くわかんないけど、多分そうだと思うよ。というか、そんな議論はどうでもイイと思うんだけど、なんで最近は出だしがこんな感じなんだ?これをグダグダというのかな。
ミドル・ムスタファ-----それは…何ででしょうね?まあ、とにかく前作のリリース時期から考えると有り得ない早さで新作が出来たんですから、ちょと盛り上がった雰囲気でやってみませんか?
Little Mustapha-----そんなことを言われても困るけど…やってみるんですか?
ミドル・ムスタファ-----やってみましょうよ。
Little Mustapha-----…まあ、良いけど…。

Little Mustapha-----ジャジャーン!なんと、ボクのニューアルバムがこんな時期に出来ちゃったよ〜!…
ミドル・ムスタファ-----…。
Little Mustapha-----…。無理じゃん…。
ミドル・ムスタファ-----そうですね…。

アルバムについて

ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、盛り上がらなかったのでまずはアルバムについて。
Little Mustapha-----なんだこの展開は?これじゃあ全然完成記念インタビューになってないし。
ミドル・ムスタファ-----それは知りませんよ。まあ、最初の失敗した部分はカットしてここから掲載すれば良いんですし。
Little Mustapha-----なんかなあ…。
ミドル・ムスタファ-----それよりも、アルバムの説明を…。
Little Mustapha-----ああ、そうか。今回はホントに短期間で出来て、自分でもビックリなんだけど。でもよく考えたら昔はこんなことはザラにあったしね。まあ、やる気の問題というか。そんなことをいうとここ数年はずっとやる気がなかったのか?ってことになるけど、そうでもないけどね。
ミドル・ムスタファ-----何言ってるのか良く解りませんけど。
Little Mustapha-----どうやらボクは「気楽にやる」ということを忘れてしまうとダメな人間になってしまうようなんだよね。
ミドル・ムスタファ-----良く解りませんが。言葉どおりに解釈すると、あなたはいつでもダメな人間ということにもなりそうですが。
Little Mustapha-----ん!?…まあそうとも言えるけど。でも最近はずっと「スゴイ物を作るぞ!」ということで力が入り過ぎていた気もするんだよね。そんな感じだとなぜか上手くいかないんだけど、今回はとりあえず何かを作ろう、ということで「ある意味適当」な感じでやったらけっこう上手くいったみたいで。その代わりに荒削りな部分も結構あるけど、これはこれで納得のいく作品になった気がするよ。そんな感じだと最後の編集作業も集中できるから、その辺でもさらにプラスアルファな要素が出てきたりしてるしね。
ミドル・ムスタファ-----へえ…。
Little Mustapha-----へえ…、って!?またキミは適当なインタビューかよ。
ミドル・ムスタファ-----でも適当に作ったアルバムなら、インタビューも適当でいいかな?とか思ってしまいますけど。
Little Mustapha-----ボクの言う適当とキミの思っている適当は違うと思うけどね。まあいいか。とにかく最初の曲を聴いてみましょう…って、これはキミが言う事じゃないか!
ミドル・ムスタファ-----そうですね。じゃあ適当に最初の曲を聴いてみましょう。

「Sanity」について

ミドル・ムスタファ-----なんかこれは凄いですね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。始めてサンプラーを手に入れて盛り上がってる人みたいでしょ?
ミドル・ムスタファ-----なんだ、自分で解ってたんですか。
Little Mustapha-----そりゃまあね。サンプラーの正しい使い方には二とおりあるしね。まあ、自分の声をサンプリングして、無理矢理音階に当てはめるというのも、ある意味正しいサンプラーの使い方だと思うけどね。それにしても、一つの音をいろんな高さで再生するだけでこんなに違う音になるとか、不思議だよね。
ミドル・ムスタファ-----そうですし、これってあなたの声を使ってるはずですけど、あなたの声があまり聞こえてこないのも不思議ですよ。
Little Mustapha-----それはボクも疑問に思ってるんだけどね。だいたいボクは自分で自分の声がどんな感じなのかも解ってないんだよね。元々写真とかビデオに撮られたりするのが嫌いだし、自分の声を録音して聞くのも嫌いだったりするから。でもサンプリングして加工した自分の声は自分の声に聞こえないからこうやって大々的に使えるんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----だいたい言っていることは解りましたが、私の疑問の答えにはなってませんよね。
Little Mustapha-----まあ、そうかも知れないけどね。それよりも、このサンプリングの音の真ん中辺ぐらいの高さの声はナンデ君の声っぽいなと思ったんだけど。
ミドル・ムスタファ-----なんですか、それは?
Little Mustapha-----あのナンデ君だよ。あのキャラだったらあんな声がしそうだからね。
ミドル・ムスタファ-----まあ、解りますけど。それってここを初めて読む人には説明するのが大変だからやめておいた方が…。
Little Mustapha-----ああ、そうだね。ああいう声を聞いたらナンデ君っぽいな、とか思ってたら良いということだよ。というか、真面目な話をすると、この曲はナンデ君ボイスと一緒にメインのメロディーを演奏しているギターが激ムズだったけどね。もっとこういう苦労話をしないと格好良いインタビューにならないなあ。
ミドル・ムスタファ-----そんなこと言っても、基本的にあなたが進んでダメな感じにしてますけどね。

「Agonized」について

ミドル・ムスタファ-----こういう曲を聴く度に、最初の方は必要なのか?って思ってしまうんですけど。
Little Mustapha-----正直なところ、その気持ちは解らなくもないけどね。だけどあのイントロがなかったら後半部分も出来てなかったんだし。実のところメインになっている感じの後半部分はオマケでもあるんだよね。
ミドル・ムスタファ-----ということは、ギャーっていう悲鳴みたいなのまでがメインだったということですか?
Little Mustapha-----厳密に言うとそうなるけど。最近のホラー映画的な怖がらせ方に関する研究の一環という感じで最初の部分を作ってみたんだけど。それなりに気持ち悪くできて成功だな!とか満足してたらなんとなく次のイメージが出てきてしまって、そのままマッタリ部分が出来上がってしまったんだよね。まあ、聴いた感じではメインになっている部分は、前半部分の余韻ということかな。
ミドル・ムスタファ-----でも、そんなことを言うとメインの部分を聴いてもらえなくなりますよ。
Little Mustapha-----あぁ!?そうか。それじゃあ、これまでの事は全部なかったことにして、これは渾身の一曲です!
ミドル・ムスタファ-----今さら無理ですよ。
Little Mustapha-----そんなこと言っても…。これもカットできるでしょ?
ミドル・ムスタファ-----知りませんよ。

「the Antagonizer」について

Little Mustapha-----Fallout3というのは予期せず面白いゲームベスト10、あるいはベスト5に入って来た感じのゲームだね。
ミドル・ムスタファ-----そんなことを言われても意味が解りませんけど。
Little Mustapha-----そうだけどね。この曲のタイトルは何にしようかな?とか思ってたんだけど、前の曲の「Agonized」を見てたら自然と「Antagonizer」というのが頭に浮かんできて。それがFallout3に出てくるキャラの名前でもあるんだけど。ちょっと間抜けな感じがするこの曲にもピッタリだったりして。元々はそんなタイトルにする予定はなかったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----ということは、つまり…、まだ意味が解りませんけど。
Little Mustapha-----そうかもしれないけどね。気楽な感じで作ると面白い曲でも特に意味はない、という感じの曲も出来てしまうから。そういう曲に意味を求められるのは辛いことでもあるのだよね。
ミドル・ムスタファ-----そうですか。でもアドリブの演奏が適当な感じとかリアルで良いですよね。
Little Mustapha-----それは良いと言われても少しも嬉しくないんだが。…まあいいか。それから、途中から入ってくる「ある意味ボイパ」もボクの声のサンプリングから出来てるんだけどね。今回はさらにボクの声に聞こえないけど、歌の途中の息継ぎの音とか、その他のヘンな音だけを拾ってきて音量を上げて作った音だったりするから、オモシロサウンドにはなってるよね。あの部分には本物のドラムみたいな音もしてるけど、全部以前の曲のボーカルパートから抜き取った音なんだよね。口を開けた時に空気が漏れる音とか、増幅するといろんな音に聞こえるとか、不思議だよね。
ミドル・ムスタファ-----というか、厳密には全然ボイパじゃないですよね。
Little Mustapha-----まあ、そうだけど。ああ、思い出したけど、今回はiPadも使用されているよ!ィヤッホー!
ミドル・ムスタファ-----へんなテンションだとついて行けないからやめてくださいよ。
Little Mustapha-----まあ、そうだけどね。ボクもそんなテンションは苦手だけど。でもiPadの「iELECTRIBE」がけっこう面白くてね。別の所では予告してたけどけっこう大活躍とか。だけど、思った以上に使えるアプリだったから、ソフトサンプラーとかのそれっぽいドラムの音と区別がつかないとか、問題じゃないけど問題点みたいな事もあるんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----へぇ…。
Little Mustapha-----へぇ、だけなの?!
ミドル・ムスタファ-----ええ、まあ…。それよりも、元のタイトルって何だったんですか?
Little Mustapha-----もとのタイトルというか、アルバム全体にも言えることなだけどね。最初の計画ではアルバムのタイトルが「Boring」で曲名は1曲目から順に「Boring01」「Boring02」…となる予定だったんだよね。でもよく考えたら、それだと問題が発生する曲も出てきたし、最初の予定よりも上出来な曲も出来てしまったし、全部の曲にちゃんとしたタイトルをつけることにして。だから所々無理も出てきてるけど気にしたらいけないということだけど。
ミドル・ムスタファ-----へぇ…。
Little Mustapha-----また「へぇ…」かよ!

「The Girl I Love, She Got Long Curly Hair」について

ミドル・ムスタファ-----あれ?これってカバーですか?ダイジョブなんですか?公開しても。
Little Mustapha-----知らないけど。オリジナルの曲が収録されているCDに書いてあった情報からするとダイジョブなはずだったんだけど、ネットで調べた情報だとダメなんだよね。物凄くグレーゾーンな感じがするんだけど、作ってしまったし、せっかくスズキ・ピヨニカさんが歌った曲だしね。
ミドル・ムスタファ-----それはそうですが、スズキ・ピヨニカさんっていってもあなたが歌っているんでしょ?
Little Mustapha-----だから、前も言ったように、それは触れてはいけないところなんだから。あれはスズキ・ピヨニカさんがピアニカに向かって歌った歌をマイクで拾った音なんだよ。
ミドル・ムスタファ-----まあ、いいですけど。夢を壊さないように、ってことですけど、アレが本当にスズキ・ピヨニカさんの声だと信じている人はいないと思いますよ。
Little Mustapha-----そんなことを言っても、ボクは信じているけどね。信じていなかったらわざわざ面倒な録音作業はしないしね。
ミドル・ムスタファ-----なんか怪しい感じなので、曲について聞かせてくださいよ。
Little Mustapha-----いいけど。実を言うと、これもFallout3がちょっと影響していたりするんだけどね。あのゲームって昔のジャズっぽいポップスみたいなのがサントラで流れていたんだけど。それを聞いていたらなんとなく古い曲が聴きたくなって、でも持っているのはジャズっぽいのではなくてブルースのCDばかりだったからそれを聴いてたんだけど。そのなかでやっぱりこの曲はちょっとインパクトがあって好きなんだよね。
ミドル・ムスタファ-----そうですよね。お決まりのブルースっぽいフレーズだけじゃなくて、変拍子とかマンドリンが使われているとか、個性的ですしね
Little Mustapha-----そういう感じで、古いけどちょっと個性のある曲を不思議アレンジでスズキ・ピヨニカさんが歌うというのは面白いと思って作ったんだけど。今考えると、最後のソロは余計だったかな?とか思ってるけどね。本当はさらに2、3分続くけど、自分で聴いても飽きるからカットしておきました。
ミドル・ムスタファ-----昔のブルースってギターソロみたいなのはあまりないし、終わり方とかも唐突で、それが逆に面白いですしね。ギターソロは入れない方が良かったですかね。
Little Mustapha-----いや、そうじゃなくて。ギターソロが入ってるから今風でイイですね、ってそう言う方が良いんじゃないの?
ミドル・ムスタファ-----ああ、そうか。じゃあ、今風でイイですね。
Little Mustapha-----じゃあ、は余計なんだし…。

「Intermezzo」について

ミドル・ムスタファ-----これは何ですか?
Little Mustapha-----…。
ミドル・ムスタファ-----ちょっと。まさか怒ってますか?
Little Mustapha-----…。そうじゃなくて、遺憾の「イ」を表明するためにオナラをしようと思っていたんだけど、思わず実が出そうになったから必死でこらえている所存でございます。
ミドル・ムスタファ-----なんか日本語が滅茶苦茶ですし、遺憾の意ってカタカナの「イ」じゃないですけど。
Little Mustapha-----なんでインタビューなのに文字の表現に突っ込むんだよ?!
ミドル・ムスタファ-----でも、気付いちゃいましたから。それよりも、この曲は…というか曲になっているのかどうかも解りませんが。
Little Mustapha-----まあ、別の曲のピアニカパートを録音した後に適当に演奏しただけだしね。最後のブゥゥ…は本物の放屁ではなくて、口で出している音だよ。念のために言っておくけどね。
ミドル・ムスタファ-----だいたい解りますよ。あなたはオナラをしようとすると実が出ちゃうタイプみたいですから。
Little Mustapha-----タイプ、ってどんなタイプだよ。
ミドル・ムスタファ-----だから、実が出ちゃうタイプですけど。
Little Mustapha-----…また遺憾の「イ」を出したくなってきたけど。まあいいか。これは雰囲気を出すためだけの適当な曲です!ということで、次に行きましょう。

「Going Stale」について

ミドル・ムスタファ-----いつものパターンっぽいけど、意外とあまりやってない感じの曲ですね。
Little Mustapha-----そうなんだけどね。まあ、メタルっぽいっていうのかな。普段聴いている音楽が必ずしも作る音楽に影響を与えるワケではない、ということかもしれないね。というか、この曲は逆に影響している曲ではあるけど。
ミドル・ムスタファ-----でもメタルと言うには少しイメージが違うような気もしますけど。
Little Mustapha-----「メタル」と「メタルっぽい」の違いかもね。
ミドル・ムスタファ-----あなたの言う「っぽい」っていうのはいつもややこしい問題なのですが。
Little Mustapha-----そうなんだけどね。別に意識してやっているワケではないけど、ボクが作るとどうしても一つのジャンルに収まらないような感じになってしまうから。一番近いジャンルに「っぽい」を付けたら、その音楽のジャンルになるかな?ってことだし。それよりもジャンル分けが嫌いだから、逆にそんな感じの曲を作ってしまうのかも知れないけど。
ミドル・ムスタファ-----それは、なかなか面白い意見ですね。
Little Mustapha-----まあ、ウソだからね。
ミドル・ムスタファ-----えぇっ?!

「Torment」について

Little Mustapha-----こういう曲って、やっぱり人に聴かせると難しいとか、良く解らないという感想が返って来ちゃうのかな?
ミドル・ムスタファ-----あなたの曲は全体的にそんな感じもしますけどね。この曲は特にそうなんじゃないでしょうか。
Little Mustapha-----やっぱりAメロでBメロでサビじゃないとダメ、ってこと?
ミドル・ムスタファ-----私に聴かれても解りませんが。
Little Mustapha-----まあ、そうだけどね。だいたい、音楽なんて解ろうとしても無理だからね。こういう音楽は特にだし。そうでなくても、大抵の音楽は音それ自体を理解されているのではなくて、歌詞を理解されているということだと思うしね。でもそういう分かり易さとは無縁の音楽でも、なんとなく流れているだけで何かが解る気がするってこともあるんだけど。こういう曲はいつもそんな感じで作られているんだよね。
ミドル・ムスタファ-----その説明からして良く解りませんけど。
Little Mustapha-----そうなんだけど。なんて言うか、言葉として理解できる音や、電話の音とか音自体に意味がある音もあるけど。そういう音とは違う自然の音、あるいは自然でない音も含めて、そういう音に無関心な人が多いと思うんだよね。それはもしかするとボクら人間の退化なのかも知れないと思ったりもするんだよね。
ミドル・ムスタファ-----なんか大袈裟な話ですね。
Little Mustapha-----そうなんだけど。退化というのは無駄をなくすという意味では進化でもあったりするけど、意味のないように思える音にもいろんな意味があって、いろんな情報があると言うことを忘れてしまうのは良くないと思うんだけど。
ミドル・ムスタファ-----なんとなく言っている事は解りますけど。それとこの曲とは何か関係あるんですか?
Little Mustapha-----ん!?…まあ、特にないけど。何でこういう曲はほとんど聴かれないのか?ってことを考えてたら考えが飛躍してしまったんだけど。まあ、ボクの調子が良ければ良いほどこういう曲が作られるから要注意ということだな。
ミドル・ムスタファ-----誰が注意すれば良いんですか?
Little Mustapha-----良くわかんないけど。…多分、全人類が?!
ミドル・ムスタファ-----そんなに大袈裟なんですか?
Little Mustapha-----じゃあ、70%ぐらい?
ミドル・ムスタファ-----それでも大袈裟ですよ。
Little Mustapha-----じゃあ、20人ぐらいでイイや。
ミドル・ムスタファ-----それならミョーに納得ですね。
Little Mustapha-----…なんか悲しいけど。まあいいか。



Little Mustapha-----ということで、今回も半分ぐらい聞き終わったのでオマケコーナー!です。
ミドル・ムスタファ-----これって毎回恒例になってるんですか?
Little Mustapha-----まあ、そういう決まりはないんだけど、毎回やってるし。余った画像を紹介する場所として適当な場所がここしかないしね。
ミドル・ムスタファ-----余った画像とか言うとあんまり印象が良くないですけど。
Little Mustapha-----でも、そんな感じだから仕方ないんだけど。
ミドル・ムスタファ-----というか、裏ジャケとか言ってる時もありましたけど。そういう表現じゃダメなんですか?
Little Mustapha-----なんだそれは?余った画像を仕分けたいのか?
ミドル・ムスタファ-----いや、そうじゃなくて。質問の仕方にいちいち反応されると面倒ですよ。
Little Mustapha-----それは失礼しました。でも、今回に関しては明らかに裏ジャケだけどね。
ミドル・ムスタファ-----だったら、裏ジャケじゃないでか。まあ、どうでも良いですけど。これって曲名のリストみたいですけど、なんでこんな感じなんですか?
Little Mustapha-----良いところに気付いたね。
ミドル・ムスタファ-----というよりも、気付いて欲しそうだったし。
Little Mustapha-----まあ、そんな所は気にしないで。さっきも言ったように、最初は「Boring」というタイトルにしようと思っていたんだけどね。作り始めた時には本当にそんな感じだったし、ぴったりなタイトルだったんだけど。でも最後の方になってくると意外とテンション高くなってたりして、ちょっと違うかな?とか、そんな感じだったし。かといって手抜きな感じは否めないので、ということでもあったんだけど。…というか、なんの話してたんだっけ?
ミドル・ムスタファ-----そんなこと聞かれても?!…どうして裏ジャケがあんな感じなのか?という事ですけど。
Little Mustapha-----ああ、そうか!まあ、それで今回のアルバムに最適なタイトルは何か?という事を考えてたんだけど、以前に作った適当すぎる「Garbage 」というのを思い出してね。これっぽいのにしよう!と思って調べて見たら「rubbish bin」というステキな言葉を見付けてね。アメリカでゴミ箱は「garbage can」でイギリスだと「rubbish bin」という事なんだよね。
ミドル・ムスタファ-----…それだけですか?
Little Mustapha-----そうだけど。なにが?
ミドル・ムスタファ-----なにが、じゃなくて。私の質問には何も答えてないと思うんですけど。
Little Mustapha-----ああ、そうでした。でも全部説明するのは面倒だからなあ。なんていうか、「bin」という単語を見るとどうしても「ほぼ自動的スクリプト」を思い出してしまってね。なのでコンピューターのプログラム、というかスクリプトふうに曲名が書かれているという趣向ですよ。
ミドル・ムスタファ-----なんか、これまでさんざんしてきた説明が意味ない感じですけど
Little Mustapha-----そうかも知れないけどね。まあ、厳密にいうと、今回のアルバムのタイトルは「Rubbish Bin」ではなくてあくまで「/rubbish/bin/*」という設定になってるけどね。つまり、今回の曲は全て「/rubbish/bin/」というディレクトリにあって、さらに言うと、曲に聞こえないような曲は曲のタイトルの前にドットがついていたりして、不可視な感じなんだよね。
ミドル・ムスタファ-----何を言ってるのか全然解りませんよ。
Little Mustapha-----そう言われると思ってたけど。だからボクもちゃんと説明したくなかったし。…じゃあ、オマケコーナーはこれにて終了!

「Lady Pentagonal」について

ミドル・ムスタファ-----そういえば前に「Lady Tetragonal」という曲がありましたけど。関係あるんですか?
Little Mustapha-----ないけど、あるって感じかな。
ミドル・ムスタファ-----別に無理に謎めいた感じにしなくても良いですよ。
Little Mustapha-----でも、謎が多くないとつまんないじゃん。
ミドル・ムスタファ-----そうかも知れませんけど、以前の曲と関係があるのかないのか?ということについての謎を考えてもあんまり面白くないですし。
Little Mustapha-----そうなの?まあいいけど。タイトルについては、曲が5/8拍子だから「5」に関連するタイトルにしようと思って、考えてたら以前に「Lady Tetragonal」という曲を作ったことを思い出して、四角形の次は五角形ということでペンタゴナルになったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----確かに、関係ないけど関係ある感じですね。
Little Mustapha-----まあ、そうだけどね。最初からタイトルが決まってない曲のタイトルを決めるのって、けっこう大変なんだよね。タイトルが決まってる曲はそれによって曲作りのイメージが膨らんできたりするけど、何もなしに出来上がってしまった曲って言うのは、どうしてその曲が出来たのか解らないしね。作曲を始めたばかりの頃なら、タイトルのネタも余ってる感じで苦労はないけど。最近はその辺に余計な苦労があったりするんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----それは、さっき言ってた「意味のない音にも意味がある」みたいなアレで解決できないんですか?
Little Mustapha-----ん?!そんなこと言ったっけ?
ミドル・ムスタファ-----なんだ。やっぱり適当に言ってたんですか。
Little Mustapha-----いや…。違うと思うけど。…ああ!ちなみに、かの大作であるところの「Six Legged」はメインのメロディーが6/8拍子だから「Six Legged」なんだよ、という豆知識とかね。
ミドル・ムスタファ-----それはどうでもイイですけど、話題を変えて誤魔化してるの、誰にでも解っちゃいますよ。
Little Mustapha-----何のことか解りませんけど、次の曲いっちゃいます!

「Breathless」について

ミドル・ムスタファ-----これは恒例のモヤモヤソングってヤツですか?
Little Mustapha-----これが恒例のモヤモヤソングってヤツですよ!
ミドル・ムスタファ-----そんなに嬉しそうに答えられても困ってしまいますが。なんか嬉しいことでもあるモヤモヤソングなんですか?
Little Mustapha-----そういうことでもないけどね。モヤモヤを優先させて作ったら実は息継ぎの場所がほとんどないことに気付いて歌うのが大変だったりして。
ミドル・ムスタファ-----それが嬉しかったんですか?
Little Mustapha-----そうでもないけど。
ミドル・ムスタファ-----なんかそんな感じですけど。まあイイですけど。というか、それでこのタイトルなんですか?
Little Mustapha-----そういう感じかな。まあ、多重録音のトリックを使えば息継ぎナシでずっと歌っているように録音することも出来るけど、やっぱりワンコーラスは一回で録音したいしね。難易度を上げてクオリティを下げる、って前の時もあったようなきがするけど。そんな感じでね。
ミドル・ムスタファ-----言いたいことは解らないでもないですけど。前にもあったのなら今回は克服した感じが良かったと思いますけど。
Little Mustapha-----そうは言っても、毎回違う感じの問題点は出てくるしね。正直なところ、完璧な一曲を作ろうとか思ったら何も出来ないまま人生が終わっちゃうとか、そんな気もするよ。
ミドル・ムスタファ-----なんかまた大袈裟な事を言いましたね。
Little Mustapha-----そこまで、大袈裟でなくても良いとも思うけど。これは考えれば考えるほど難しい問題でもあるんだけどね。それよりも、この曲は禁煙の練習効果が一番現れていてね。最後の方のデスヴォイス・パートは一発オッケーとか。
ミドル・ムスタファ-----なんでそんなに得意気なんですか?前にもああいうのやっていたと思うのですけど。
Little Mustapha-----そうなんだけど、タバコを吸わないことがこんなに喉に影響を与えるのか?!とか思ってしまったんだけど。あんなヘンな声を出してもムセないし。ヘンな声を出した後に普通の声が出なくなるという事もなかったんだよね。とは言っても、禁煙ファシズムには抵抗があるし吸いたい人は吸っていいと思ってるけど。
ミドル・ムスタファ-----あの、ここでそんな話をされても、私がまとめないといけなくなるので、その辺で止めてくれると助かりますけど。しかも、曲と全然関係ない話をしてますよ。
Little Mustapha-----そうだけどね。でもたまに他人の信念に押し入ってまで自分の信念を押しつけようとする人とか、そういうのは困るんだよね。でも、これは曲と関係ないけどね。
ミドル・ムスタファ-----それで、この曲はなんの曲なんですか?
Little Mustapha-----なんというか、モヤモヤソングでしかないけどね。マグマとか出てくるのが好きだけどね。もっとマニアックなことを言うと、この曲を最初に思いついたのは「大丈夫だ、問題ない」に関連する動画を見た後だったんだけど。
ミドル・ムスタファ-----またパクリなんですか?
Little Mustapha-----いや。まさかそんな解りやすいことからはパクらないけどね。でも出だしのオルガンとか。オルガンってパイプオルガンとかが教会にあったりして、そんなイメージだしね。なんかどうでも良いことを話している気がしてきたから次に行きましょうか。なんかこの曲は深い意味がありそうな感じだから、そういう時には下手に解説すると逆にガッカリって事もあるから、あんまり書かない方がイイのさ。
ミドル・ムスタファ-----キャラが変ですけど。それならそうしましょうよ。

「Radio」について

Little Mustapha-----曲というよりも効果音みたいな感じだけど、ちょっと長すぎという気もするかな。
ミドル・ムスタファ-----まあ、そんな気もしますけど。一分以内ならまあ良いんじゃないですか?
Little Mustapha-----ホントはもっと長かったんだけどね。イケメン・ラジオ・プレーヤーとしてはもっとラジオプレイをフィーチャーしたかったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----イケメンという発想はどこから出てくるんですか?
Little Mustapha-----いや…、なんていうか、そういうのは言ったモン勝ちだとも思うし…。そんなことよりも、こんなもののためにもイロイロと苦労したし、曲として扱っても良いかな?ということでもあるんだけどね。ラジオから聞こえてくるという設定になっている音は全部自分で作ったし。主に地底人語と金星人語だけど。
ミドル・ムスタファ-----またそれですか?
Little Mustapha-----また、って言われても。まあ金星人語は別として地底人語はパソコンが喋ってるよ。MacOSXに新たに追加された音声読み上げヴォイスのAlexが地底人語が得意だしね。
ミドル・ムスタファ-----その辺については話を広げたくないですけど。でも機械がテキストを読み上げるという技術は密かに進歩してますよね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。タマに息継ぎとかするんだけど、驚きだよね。それよりも、出来上がった文章を読むだけなら、思わず不適切な発言をしちゃうような人間よりも機械の方がイイのでは?とか、そんな感じだよね。
ミドル・ムスタファ-----ビミョーに時事ネタを挟んでいるみたいですけど、しばらくすると何のことだか解らなくなるからやめた方がイイですよ。
Little Mustapha-----そうなの?上手いことまとめたと思ったのに。なんか笑えてきたな。
ミドル・ムスタファ-----だから、やめた方がイイって言ってるんですから!

「One that Crawls」について

Little Mustapha-----なんだかこれを聴くとボクの「温泉気分」が極まってきたかな?とか思ってしまうんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----そんなに嬉しそうにされても困るんですけど。まあ、力が抜けるような感じは、あなたがいつも言っている温泉気分な感じではありますよね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。まあ、今回は適当に作るのがコンセプトだったし、作っている時から温泉気分でもあったけど、いろんな温泉要素が組み合わさってさらなる温泉世界が表現されているよね!
ミドル・ムスタファ-----せっかく盛り上がってる所を失礼しますが、温泉世界とか言っても解る人は少ないと思いますけど。
Little Mustapha-----そんな細かい事は気にしないで良いから。少なくともボクが何処かの温泉に行って浸かっている時には頭の中はこんな感じなんだよね。細かい事は抜きにして、この曲を聴いた時に、温泉に浸かった時の、あの「ふう…」という感覚を覚えてくれたら、温泉気分ソングとしては大成功だとは思うけどね。
ミドル・ムスタファ-----どうでもイイですけど、あなた温泉とか嫌いじゃなかったですか?
Little Mustapha-----いや、そこはタブーなんだけど。でも温泉はダメでも温泉気分は好きだからね。まあ、細かいところは読んだ人、聴いた人が判断することなのさ!
ミドル・ムスタファ-----また、適当に誤魔化して…。

「Getting Lost」について

ミドル・ムスタファ-----これは時々やるシリーズですね。
Little Mustapha-----そんなシリーズあったっけ?
ミドル・ムスタファ-----いや、今私が作ったんですけど。
Little Mustapha-----まあ、そういえばそうだけど、勝手にそんなシリーズを作られてしまうと、アレ?って思っちゃうから。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ、アレ?って思うシリーズにしましょうか?
Little Mustapha-----そういうことじゃないけど。なんでシリーズにしたがるんだ?
ミドル・ムスタファ-----あなたはいつもシリーズにしてるじゃないですか。
Little Mustapha-----それはそうしようと思って作ってるからそうなんだけど、これはそうしようと思ってないからそうじゃないんだよ。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか。でもそう言われても良く解りませんね。それで、なんの曲なんですか?
Little Mustapha-----そう言われると説明しづらかったりするけども。まあ、勝手に出来ちゃった感じの曲だしね。途中とかどっかで聞いたことありそうな展開だし。でも上手く出来た曲だとは思うんだけど。まあ、そういうシリーズかな。
ミドル・ムスタファ-----やっぱりシリーズじゃないですか。
Little Mustapha-----あれ?っていうか、これはキミがそういうふうに誘導したも同然だから、そういうシリーズだよ!
ミドル・ムスタファ-----怒ってる意味が解らないシリーズでもありますが。それよりも、内容もちょっと暗い感じですよ。曲は明るいですけど。
Little Mustapha-----そこでそんなふうに話を持っていくのか。またもや誘導シリーズだな。どうでもいいけど、アレはボクのダークな本質そのままだけどね。顔で笑って心で泣いてる曲というか。上辺だけじゃダークな本質は見抜けない曲ということだよ。そうだ。ついでに言っておくと、久々にナノ・ムスタファも参加してるシリーズだったりして。
ミドル・ムスタファ-----つまり、いつものシリーズですね。
Little Mustapha-----というか、それ適当にまとめすぎなシリーズだし…。

「Soft Evening」について

Little Mustapha-----まあ、ボクに関してなんだけど。風景とか綺麗なものを見た時に即座にメロディーは出てこないから、常に五線紙を持ち歩く必要はないんだよね。というか、綺麗な風景を見た時にはそこで何かしらの音は聞いているはずなんだけど、そっちの音を覚えている事の方が重要なのかも知れないね。そこにある素晴らしい風景はその音がしている環境の中で美しかったのだから。そこで思いついたメロディーよりももっと重要なのはどんな環境でそのメロディーが美しかったのか?という事だけどね。
ミドル・ムスタファ-----そうですか。
Little Mustapha-----ちょっと、良いこと言ったような気分になってたのに、それだけ?
ミドル・ムスタファ-----いや、なんか良いことを言ってるような気分になってるな、とか思ったんですけど、何を言っているのか良く解らないんですよね。
Little Mustapha-----つまり、何か心に響く物を見たり聞いたりした時には、その時のイメージをどれだけ正確に頭の中に残せるか、ということが大事だと思うとか。…まあ、なんていうか写真を撮ったりすることはその作業を補助するためにあるとか…。なんか何言ってるのか解らなくなってきたな。
ミドル・ムスタファ-----今回は写真の代わりにレコーダーで海の音を録音したって事ですね。
Little Mustapha-----まあ、そうだけど。でも、写真も撮ったよ。
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、イロイロと光景が甦ってくるんじゃないですか。それで、その時のイメージがこの曲の感じだった、ってことですね。
Little Mustapha-----そう言われると、そうだけど。でもこの背景になっている波の音を聞きながらリズムトラックの音を作って、ピアニカのメロディーを考えたから、特に光景は関係ないのかな?でもこの雰囲気はそんな感じだからそうかな?
ミドル・ムスタファ-----なんだか難しいことを話そうとして大失敗していると思うんですが。
Little Mustapha-----そうかも知れないけど、気にしない。それよりも「iELECTRIBE」で作った音がけっこう効果的だと思うんだけどね。あのアプリをこんな曲で使うのは珍しいかも知れないけど。でもけっこう自由に音が作れるから、この波の音に合わせて音色を調節したりして。良い具合に地底風味になってたり。
ミドル・ムスタファ-----今回も地底ですか?!
Little Mustapha-----ああ、まあそうだけど。まあ適当だし、いつものネタはなしでも良いけどね。
ミドル・ムスタファ-----なんだ、よかった。
Little Mustapha-----その代わりといっては何だけど、金星人についてキミにいくつか知っておいてもらいたいことがあるんだよね。
ミドル・ムスタファ-----えっ?!いいですよ。別に知りたくないですから。
Little Mustapha-----いや、ダイジョブ、ダイジョブ。そんな堅苦しい事じゃなくて適当にやるから。
ミドル・ムスタファ-----適当とか、そういう事よりも、ボクはそういう事に関わりたくないんですよ。
Little Mustapha-----そんなこと言ったって、もうキミは何度もボクの作品の中で金星人の声を聞いているし。今さらそんなことは言えないと思うけどね。
ミドル・ムスタファ-----いいですって。だいたい、あなたの言っている金星人って言うのは…
Little Mustapha-----おい!もしかしてキミまで金星人を否定するのか?そうか、キミも結局はヤツらといっしょなんだな。
ミドル・ムスタファ-----あの…、それじゃあボクはこのヘンで帰ります。それじゃ!

 こうして私は一日中陽の当たらないLittle Mustaphaの部屋をあとにした、という昔やっていたネタを適当に金星人バージョンにして復刻です。



2011年 4月  Middle Mustapha