特集コーナー「今週の・・・」が「Black-holic」として生まれ変わります。こうする必要があるのかないのかよく解りませんが、「今週の・・・」がこのところマンネリ気味になってきたことに危機感を感じていたので、せめて名前だけでも変えてみようと思ったわけです。それに、「今週の・・・」をよく読んでくれた方は気づいていたかもしれませんが、「今週の・・・」にはいつの間にか決まりのような、或いは形式のようなものが出来てしまっていて、私はいつの間にかその形式に縛られてしまうようになってしまいました。好きなようにやっているように見えて、実はそうではないというなんだか訳の解らない感じ。それがマンネリにつながり、サボりにもつながっていきました。しかし、名前を変えたらそういうことがなくなる?なくならない?それは誰にも解らない。きっと初めのうちは好きなように書けるでしょう。でもそのうちまた何か決まり事が作られてきて、好きなように出来なくなって・・・。そういうときはまた名前を変えましょう。
「今週の・・・」から「Black-holic」に名前を変えたことの一番のメリットは毎週更新しなくてもサボりにはならないところ。私の性格を考えると「Black-holic」は全然更新されなくなるか、今まで以上に頻繁に更新されるかのどちらかでしょう。「やれ」と言われるとやりたくなくなって「やるな」と言われるとやりたくなる。そんな感じなのです。
「Black-holic」とは'alcoholic'を元にして作られた造語。ブラックホール中毒、ブラックホール依存症といった感じです。けっして黒中毒ではありません。この特集コーナーはLittle Mustapha's Black hole全体のくだらなさと意味のなさを凝縮したようなコーナーなので、ちょうどいい名前なのかもしれません。では実際に「Balck-holic」とはどんな状態をいうのでしょうか。それにはまず「alcoholic」から考えてみましょう。
「alcoholic」と聴くとアルコール中毒を思い浮かべますが、ただ単に「アルコールの入った」という意味を表すこともあります。ちなみに「alcoholicity」というのはアルコール度数のことです。「Balck-holic」の場合も同様に「Black-holicity」と書けばブラックホール度数を表します。或いは「ブラックホール君度数」を表す場合もあります。また、今の説明で何となく納得してしまった人は「ブラックホール度数が高い人」と言っていいでしょう。
ところで、アルコール中毒っていうのはどういう状況をいうのでしょうか。肉体的な症状、つまり手のふるえや幻覚幻聴などの禁断症状が出たらそれはアルコール中毒といえます。それ以外の場合はどうでしょうか。全く酒がダメという人以外の人なら「今日は酒が飲みたいなあ」と思う日もあるはずです。そういう「酒が飲みたい」感は、毎日酒が飲みたくなる人のものとは違うのでしょうか。毎日の深酒をしていたらきっとそのうち生活に支障をきたします。それはアルコール中毒とよんでいいでしょう。一方、一ヶ月ぶりの酒の席で、調子に乗って飲み過ぎてとんでもない失敗をやらかしてしまい、その後の生活に悪い影響を与えてしまったという場合、これはアルコール中毒?
私の考えでは世の中全員アルコール中毒です。少なくともその可能性はある、と思っています。それと同様に世の中全員ブラックホール中毒です。毎日がブラックホールな人と、時々ブラックホールな人では状況が違いますが、あなたの中のブラックホールがあなたの人生に影響を与える時がいつかきっと訪れることでしょう。あなたの心の片隅に生まれたブラックホールを大切に育てましょう。それでは次回の「Black-holic」でお会いしましょう。