「何でも見えちゃうホームページって知ってる?」
「何でも見えちゃう!?なにそれ。本当に何でも見えちゃうの?」
「そうですよ。なんでも見えちゃうのよ。なんでもね」
「ホントに!それどこにあるの?教えてよ!」
「それは出来ないね」
「何でだよ。あっ解った。嘘でしょ。そんなホームページは存在しないんだ」
「そう思いますか?何でも見えちゃうんですよ。私はそこで何でも見ちゃってますよ。何でもね。でもどこにあるかは教えてあげません。だって私は小悪魔だから」
「いいじゃん。教えてよ。なんで小悪魔だと教えてくれないんだよ」
「あなた今、喜んでいいんだかどうか良く解らない感じでしょ。そんな気分にさせるのが小悪魔の仕事なんです。大きな災いよりも小さなヤキモキ。そんなことの方が多くのダメージを人に与えることがあるんですよ。まあ、あなたに説明してもしょうがないですかねえ。何でも見えちゃうホームページはあなたが検索しまくって探してください」
よく意味が解りませんが、何でも見えるって、いったい何が見えるんでしょうか?ここで「何でも」について考える必要がありそうです。あなたが「今日の夕ご飯は何になさいます?」と聞かれて、あなたが「何でもいいよ」と答えたとします。しばらくしてあなたの前には、皿にてんこ盛りの「う○こ」が運ばれてきました。確かに「何でもいいよ」と言ったので文句は言えないはずですが、あなたは間違いなく怒るでしょう。(もしあなたが異常な趣味をお持ちでない限りは。)あなたの言った「何でもいい」は食べられるものに限定された「何でもいい」であって、本当の意味での「何でもいい」ではなかったのです。
更に意味が解らなくなってきました。私は「何でも」について書きたかったのではなく、新しい衛星サイト'Little Mustapha's Black Market'のマスコットに決まった「赤色巨星君」のプロモーションがしたかったのです。今のところ'Little Mustapha's Black Market'の完成はいつになるか解りません。でも今ある'WeLoveOurselves'よりはましにあるでしょう。結局あそこは一度も更新されませんでした。
「赤色巨星君」が出てきて、どうして小悪魔になったのかというと、なんとなくあの恐ろしいOSのマスコットである「デーモン君」を思い出してしまったからです。というわけで今回は小悪魔講座でいきますよ。
可愛いのか気持ち悪いのか解らないデーモン風の赤色巨星君です。「刺すぞ〜、刺すぞ〜・・・」
でも「あの恐ろしいOS」と言っても実際には少しも恐ろしくはありません。私の貴重な時間を奪っていった、という意味で恐ろしいと言ったのです。セキュリティーの面で言ったら、世界で一番多くの人に使われているであろう、あっちOSのほうが何倍も恐ろしい。私はその何倍も恐ろしいあっちのOSをATMで使っている銀行があると知って更に恐ろしくなりました。
「あっちのOS」にしろ「こっちのOS」にしろセキュリティー上の欠陥は密かに修復しますよね。まあ、欠陥とは不名誉なことですが使ってる人が何らかの損害を被ったらどうするのでしょうか。「あのOS」たちみたいにホームページの一番始めに「セキュリティーの重大な欠陥が見つかったのでアップデートしてください」って書くぐらいの方が信用できるんだけどね。どうやったって完璧な物は出来ないはずだし。
ああ、また余計なことを書いてしまいました。でも小悪魔だからいいか。それじゃあ小悪魔の講座開始です。ここから先は赤色巨星君にまかせます。
小悪魔のホームページ講座
<タグ>って知ってますか?あなたが今見ているこのページも<タグ>があるからちゃんと表示されているんですよ。でもタグ自体はページ上に表示されないからほとんどの人はタグが何なのか良く解らないよね。でもブラウザのメニューの中を探すとソースを表示するって項目があるんだ。それを選択するとなんだか訳の解らないものが表示されるはずだよ。(このページのソースはかなりいい加減で恥ずかしいから見ないでね。でもそんなこと言われると見たくなっちゃうよね。)
そこに表示されているのはあなたが見ていたページのソース、つまり源ってことなんだ。「源」って何だよって感じですが、決してシズカちゃんではありませんよ。その「源」を読み込んでブラウザが、この文章はここに表示するとか、この画像はここに表示するとかいうことを理解して、今あなたが見ているようにページを表示するのです。
そのソースの中で重要なのがタグなのです。タグとは < と > で囲まれた部分のことです。このタグの部分を理解できるようになればきっとあなたは何でも見えちゃうでしょう。以上、小悪魔講座でした。
これだけかよ!って感じでしょ。でもボクは小悪魔だからこれだけです。でも気の毒なのでとっておきの情報を教えてあげましょう。
コメントアウトって知ってますか?<!-- と -->で囲まれた部分はコメントとして処理されて、タグとしての機能もないしページ上に表示されることもないんだ。つまりそこには何を書いても大丈夫ってことなんだ。私もそれを利用してなんかもの凄いこと書いちゃおうかな・・・。
<!-- えーっとねえ、うーんとねえ、ああ、そうだあれをコレするとねえ、もの凄いことがねえ・・・。なんだかすごいこと書こうと思っても思いつかないや。畜生め! -->
なんだかやきもきしてきたでしょ。だって私は小悪魔だから。でもあなたがタグを理解できるようになればきっとあなたはそのうち何でも見えちゃうようになります。
でもタグを理解してもあなたはまだソースマスターとは言えません。階級で言えばまだウスターソース。中濃ソースになるには次なる強敵JavaScriptを倒さなければいけません。これが理解できたらあなたの「何でも見えちゃう度」はかなり上がるのですが、これを説明するのは大変なのでここではやめておきましょう。
では、この辺でホームページ講座は終了です。ソースの暗黒面にはくれぐれも気を付けましょう。それでは、ソースと伴にあらんことを。
なんだよそれ!って思ったでしょ。やきもきしてきたでしょ。私は小悪魔ですから。それでは次の講座に移りましょうか。
小悪魔のテニス講座
女子テニス界のアイドル、シャラ○アはそのうち女子プロレスみたいになっちゃうから今のうちにビデオとかに収めといたほうがいいよ。だって、ヒン○スとかもそうだったでしょ。それに男子ではア○シとかも。アガ○なんて若い頃は王子様みたいだったのに今じゃ弁慶だしね。
「カワイイ子にはテニスはさせるな」ってことかもね。
どうでもいいけど、テニスってホームラン打つと相手に点が入ってしまうんだよね。こんな理不尽なスポーツ、ボクはイヤだよ。
小悪魔の将棋講座
どうして自分の駒があるところに相手の駒がくると自分の駒が取られちゃうんだよ。ボクの「歩」はキミの「飛車」より強いから、ボクの「歩」のところに来たキミの「飛車」はボクの物だよ。
なんだかこれってわがままでしょうか?でもボクは将棋とかオセロとか苦手なのね。先を読むとかって面倒だし、そんな面倒なことまでして勝つ必要もないとも思ってしまうんだよね。
でも負けるのってなんだかイヤだよねえ。そういう時のために上手い負けかたを覚えておきましょう。面倒でもないし、負けた気もしない。しかもすぐに終わる。
相手が第一手を打った時にあなたはすかさず驚いた表情を作ります。ポイントは驚きすぎないこと。軽く瞳孔を動かすぐらいがちょうどいいです。それから徐々に眉間にしわを寄せていきます。これはゆっくりとやりますが、最終的にしわはかなり深くならなくてはいけません。これ以上ないくらいにしわが深くなったら、腕を組みましょう。腕組みをする時に軽く「うーん」と唸ってもいいです。
そして、ここからがポイントです。この後あなたはしばらく沈黙するのです。黙っている時間は、これまであなたがしてきた行動、つまり驚いた表情を作ってから腕組みをするまでにかかったの時間の1.65倍でなければいけません。(それより多くても短くてもダメです)そして、あなたは腹の底からつぶやくのです。腹の底からつぶやくって良く解らないかも知れませんが、肺にはもう吐き出す空気はないけど気分としてはどうしても言いたくて仕方がないという感じです。そういう感じで言いましょう。ただ一言。「まいった」と。
こうすれば相手も納得するはずです。自分の相手がもの凄い達人であるということと、自分の第一手が大変なものだったということが。実際にはそうではないのですが、これであなたは面倒な将棋から解放されるのです。
小悪魔のハッキング講座
やっと小悪魔らしくなってきました。ハッキングには二つの意味があります。一つはネットワークに不正にアクセスして悪さをする犯罪行為。もう一つは「コンピューターのいろいろなプログラムを詳しく調べる」みたいなニュアンスで使われているものです。ボクは小悪魔なのでここではもちろん前者のハッキングについて解説します。
実はボク、ハッキングなんてやったことはないし、能力的に出来ないんだけど、これだけは言えます。ハッキングをする人はハッキング講座なんか読まなくてもハッキングができるのです。それだけコンピューターとかネットワークに詳しいと言うこと。ですから、このハッキング講座に興味を持ったあなたはハッキングをする資格なし、ということです。ハッキング講座に興味を持つ前にもっといろいろ勉強しましょう。あなたにはまだまだ知るべきことが沢山あります。それでもまだハッキングしたいのなら、ハッキングしてください。きっとあなたは生まれつきのハッカーです。
小悪魔の独身男、夜の献立講座。
カップラーメン。コンビニ弁当。発泡酒。
小悪魔のインターネット講座
インターネット上にはボクのような小悪魔から、どうにも手に負えない悪魔まで様々な悪魔が存在します。重要なことは、ネット上にあるものを信頼するかしないかは、あなたの判断次第だと言うことです。普通に使う分にはそんなことは気にしなくてもいいとか思う人もいるかも知れませんが、よくある電車の路線検索サービスもかなり小悪魔しています。路線検索を過信しすぎて結局タクシーを使う羽目になったという話もよくあります。インターネットでは全てを疑ってかからないといけないのです。悲しいけどそれが現実。
悪魔は信頼を得た後に裏切るのです。
もうダメみたいですねえ。'WeLoveOurselves'の跡地に出来る'Little Mustapha's Black Market'はもっと信頼の出来るものになるはずです。こんな小悪魔は出てこないはずです。多分。自信はありませんが、出てこないように祈っています。
それでは、次回の「本当に何でも見えちゃう講座」でお会いしましょう。