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#059 「元気ハトゥラトゥ?」 2005-09-13 (Tue)

 そう言えば前に選挙特集やりましたっけ。それじゃあ、やりっぱなしはよくないので「選挙速報」でもやりましょうか?でも選挙が終わってもう結果もわかってるから速報じゃないです。でも「選挙感想文」より「選挙速報」の方が格好いい感じだから「選挙速報」でいきます。

 何て言うか、結果はどうでもいいんですけど、やっぱり宣伝上手な方が強いんですかねえ。というより野党はなんだかパッとしない感じだからいけないんですかね。それだから無党派のムトゥさんはマハラジャで踊ってしまうんですよ。それにタトゥの二人はやりたい放題。それから私は選挙に行くたびに投票用紙に「ビール党」と書きたくて仕方がない。どうせなら「日本ビール党」がいいかな。

 「日本ビール党」と「ドイツビール党」のどっちがいいかと聞かれたら、私は「日本ビール党」です。以前、一杯千円近くする高級輸入ビールを飲んで、それが大して美味しくもないという体験をしてから「日本ビール党」に決めました。だってビールってガブガブ飲むためのものですから。まあ、たまにはどんよりした輸入ビールもいいですけどね。でも実は私は「バーボン党」なんですけどね。正確には「バーボンの水割りをガブガブ党」

 気付いたら全然「選挙速報」になっていません。まあいいか。政権が変わらないから私も変わらないのです。政権が変わっても私は変わりませんが…。というわけで世の中は「カンカラミン」一色です。「カンカラミン」っていったいなんでしょうか?会見をしている総理の後ろにも「カンカラミンへ」って書いてありましたけど。あれはいったい何のことだろう?気になる?気にならない?

「ちょっと、あなた!またカンカラミンをあんなに買ってきて。ちょっとは家計のことも考えてくださいな!」

「いいじゃないか。オレの唯一の趣味なんだぞ。それにちゃんと安売りの時しか買ってないよ」

「それだって、あんなに買ってきたら無駄に決まってるじゃありませんか。あなた。だいたいあんな子供のオモチャみたいなものに、あなたみたいな大人が夢中になって。ご近所様に知られたら、あたくし恥ずかしくて外を歩けませんわよ」

「そんなことはないぞ。この前カンカラミン売り場で裏の○○さんとこの旦那さんに偶然会ってねえ。こんど町内でカンカラミン・サークルを作ることにしたんだ」

「あらそう。もうどうでもいいですわよ。でもあなた。お風呂にカンカラミンを持ってはいるのだけはやめていただけるかしら。あなたがあれをお風呂に持ってはいると、なんだかお湯がヌメヌメして気持ちが悪いんですからね」

「…という話を聞いたことがあるんだけどねえ。キミはどう思う?」

「どう思うって、そんなの嘘に決まってるだろう。だいたいカンカラミンっていうのはものじゃないんだぜ」

「えっ、そうなの?オレはずっとものだと思ってたんだけど。ものと言うよりはお菓子かな。甘酸っぱい感じの。なんだか美味しそうだろ。カンカラミン・ストロベリーとかカンカラミン・グレープとか」

「ぜんぜんわかんないけど。どっちにしろそんなものは存在しないからね。カンカラミンて言うのは、缶を開ける時の擬音なんだぜ!」

「またまた、嘘ばっかり言って。缶を開ける時にはそんな音しないだろ」

「確かにしないけどねえ。聞こえると思えば聞こえるんだよ。ニワトリだってコケコッコーって鳴いてるわけじゃないだろ。みんながそう言ってるからそう聞こえていると思いこんでるだけなんだよ。カンカラミンだって同じことだよ」

「へえ、キミって物知りなんだな」

「そりゃそうだよ。キミと違っていつもテレビで勉強してるからね。あっ、しまった!もうこんな時間じゃないか。今週の「世界遺産」が終わっちゃうよ。あ〜あ。もう次回の予告しか見られないや」

-----来週の「世界遺産」はジャングルの奥地にひっそりとたたずむ古代都市、カンカラミン遺跡です。お楽しみに-----

「おい、ガイドさんよ!いったい何時になったらカンカラミン遺跡に着くんだ?もう十日もジャングルの中を歩き回ってるんだぞ!それにもう放送まで三日しかないんだ」

「カントクサン。ソンナニ・ドナラナイデ・クダサイ。ココ・キケンナ・ブゾク・タクサンイマス。ミツカルト・ヤバイヨ。シャレニナンナイヨ。マジデ」

「なんだよそれは?やばいとか、マジでとか。そんな日本語どこで覚えたんだ?」

「チョットマエマデ・ロッポンギデ・アルバイトシテマシタヨ。エイゴノ・センセイネ」

「キミは英語も喋るのか?」

「チョット・アイサツグライネ。デモワタシ・カオガ・ガイジンダカラ、ミンナエイゴダトオモッテ・ダマサレテルヨ」

「じゃあ、もしかしてガイドの仕事も騙しながらやってるのか?それだけは勘弁してくれよ。もう予告もしちゃったんだし。なんとかしてたどり着いて番組を作らないと」

「ソンナコトヨリ・カントクサン。カタニ・ムシ、ノッカッテマスヨ。ヤバイッスヨ・ソレ」

「うわっ!なんだこの巨大なムシは。イタッ。刺したぞ、このムシ!」

「ハヤク・クスリ・ヌラナイト。ドクガ・ヤバイヨ。マジデ」

「おい、マジデじゃなくて、なんとかしろよ。なんだかもの凄く腫れてきたぞ」

「ダイジョブ、ダイジョブ。チョット、ADサン。アレモッテキテ。カンカラミン・ナンコウ」

「カンカラミン軟膏?」

「ソウダヨ。アレデナンデモ・ナオッチャウヨ。ニホンニ・イタトキハ、ナンデモ・カンカラミンデ・ナオシテタヨ。チョット、ADサン!ナニシテルノ?ADサン?…アレ・オカシイデスネエ。モシカシテ、キケンナ・ブゾクニ・ツカマッタカモ・シレマセンデスヨ。チョットADサン!ADサ〜ン…」

「おい、どこに行くんだよ。私を置いていかないでくれよ。おい、早くなんとか…ああ、ダメだ。毒が回ってきた…。体がしびれて動けない。うう、意識が薄れていく…」

はっ!…なんだ夢か。イヤな夢を見たなあ。こんなに冷や汗かいて、もうノドがカンカラミンだ。何か飲み物を飲もうと冷蔵庫を開けると中には「カンカラミン・C」の缶がずらり。どれにしようか、カンカラミン。順番に指をさしていくと二段目、右から三番目に指が止まる。取り出して冷え切った缶を開けると「カンカラミ〜ン」と心地よい音が。「カンカラミン・C」飲んで元気ハトゥラトゥ?

 のどの渇きが癒えたら、なんだか汗が気になりだしたなあ。シャワーでも浴びようか。バスルームに入ると昨晩、入浴時に持ち込んだ「カンカラミン」がそのまんま。まったく、いい年してお風呂で「カンカラミン」遊びとは、人に見られたら恥ずかしいぞ。まずは「カンカラミン」を片づけて。…さてと、それじゃあシャワーを浴びるかな。

 私は温度を低めに設定してからカンカラミンをひねった。蒸し暑い朝の冷たいカンカラミンは何よりもいいものだ。私の体にまとわりついたカンカラミンを、カンカラミンからでるカンカラミンが綺麗に洗い流してくれる。「これで今日も一日カンカラミンだな」思わず独り言を言ったことが妙におかしかった。窓からは夏の強いカンカラミンが差し込んでいる。カンカラミンに反射するカンカラミンが眩しい。まだまだ、カンカラミンな季節は続きそうである。

はっ!…なんだ夢か。イヤな夢を見たなあ。こんなにカンカラミンをかいて。もうカンカラミンがカンカラミン?何かカンカラミンをカンカラもうとカンカラミンを空けると中には…

はっ!…なんだカンカラミンか。カンカラミンなカンカラミンを…

カンカラミン!…カンカラミン…