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#062 「ザ・大きなロックンロール詐欺」 2005-10-09 (Sun)

 え〜、うそ〜、違うの!?

ということで、もしみなさんの中にアーティストが"SYSTEM OF A DOWN"となっている「ゼルダの伝説」のテーマのmp3ファイルを持っている人がいたら、気を付けてください。それを演奏しているのは"SYSTEM OF A DOWN"ではありません。


 なんだか解らない人のために説明しておきます。"SYSTEM OF A DOWN"というのは重たいロックを演奏するグループの名前。「ゼルダの伝説」というのは有名なファミコンのゲームの名前です。

 有名と言ってもドラクエやマリオに比べるとそうでもないですかねえ。でも私はドラクエもマリオもあんまりやったことがないのですが「ゼルダの伝説」だけはそうとうやりました。


 そんな感じでゼルダフリークの私は一時期いろんなソフトを使ってゼルダの伝説に関するデータを集めていました。「いろんなソフト」と言うところがなんとも怪しいですが、そこは気にしない。

 検索するといろいろ情報がでてきます。一通り調べたら今度は英語名の"Legend of Zelda"で検索。するとアーティスト名が"SYSTEM OF A DOWN"となっている「ゼルダの伝説」のテーマ曲のファイルを発見。


 それから昨日までのだいたい1年ぐらいずっと私は騙されていました。だって歌い方とかアレンジとかすごく"SYSTEM OF A DOWN"に似ているんだもの。それに、ウェブで'system of a down legend of zelda lyric'と検索すると歌詞を掲載している大きなサイトがたくさん出てきます。きっと今でも何千、何万という人が騙されているに違いありません。


 どうして一年も騙されていたのかというと、その時はそれほど"SYSTEM OF A DOWN"に興味も無かったので「面白いバンドなんだなあ」と感心するぐらい。アルバムを買ったりもしなかったんです。それが最近発売された"Mezmerize"というアルバムが妙に格好良くて私はちょっとしたファンになってしまったのです。それで別のアルバムも買ってみようということで「ゼルダの伝説」が入ったアルバムはないかと探してもどこにもありません。まあ、当たり前といえば当たり前。おかしいと思って"SYSTEM OF A DOWN"と「ゼルダの伝説」との関係を調べるべくさらにウェブ検索。

 検索しても始めの方は歌詞のサイトばっかり。(間違っていると知っている今ではなんだか悲しくなってきます。)しばらく我慢して次の検索結果をクリックし続けていると"SYSTEM OF A DOWN"のファンらしき人たちが集まっているフォーラムを見つけました。英語でしたが短かい文中心だったので特に苦もなく読めました。それは訳すとこんな感じ。

最初の投稿:システム・オブ・ア・ダウンがこんな面白い曲を演奏してるの知ってる?これってゼルダの伝説の曲なんだぜ。(下に歌詞が書かれている)


真ん中辺の投稿:この曲はどのCDに収録されていますか?


明確な答えは出ないままだらだら続く。


最後の投稿:それはシステム・オブ・ア・ダウンじゃなくてthe Rabbit Jointというグループだよ。(曲のファイルが掲載されているサイトのURL付き)

私もそのリンクからサイトへ行って曲を聴いてみました。私の持ってるmp3とまったく同じものがありました。ただしアーティスト名はthe Rabbit Jointですけど。なんだか力が抜けてしまいましたが、これで"SYSTEM OF A DOWN"を聴く気がなくなったわけでもないし、ゲーム音楽のリミックスがたくさん聴ける面白サイトも見つけることができたし。一応、得はしてますかねえ。


ちなみにそのサイトとはこちらです。問題の曲はこちらです。「この曲の演奏はシステム・オブ・ア・ダウンじゃないよ!」と注意書きまであります。


 ところで、一年間も私を騙していたthe Rabbit Jointってどんなもんなんだ?気になったので、また検索すると…。偶然「ナイン・インチ・ネイルス」(これも有名なバンドね)バージョンのゼルダの伝説があることを知ってしまいました。ダウンロードには面倒くさい手続きがいるようで聴くことは出来ませんでした。もし、これを聴いてしまったら、私はまた騙されてるんじゃないかって思いながら情報収集に忙しい日々を送らなくてはならないところでした。


「人を騙して・なんぼのもんじゃい・ロックンロール」

こんな感じで、マチ・タワラ風の現代俳句でお別れです。

次回はね・ロックンロールが・スウィンドル!

この記事は Little Mustapha's Black-hole がSilverバージョンとGoldバージョンに分かれていた時に書かれました。ここから先はGoldバージョン限定で公開されていたものです。

 ブラックホール・ゴールドを読んでいるレアでコアな方達にはまだ続きがあります。続きといっても今回の内容とは関係がありませんが。

 まずは、こちらとあちらの区別の仕方が変わりました。「こちら」というのはみなさんが今見ているLittle Mustapha's Black hole のことで「あちら」というのはずっと昔からあるLittle Mustapha's Black hole のことです。こちらが出来た時には、こちらのサイトをブラックホール2と呼んでいましたが、これからはブラックホール・ゴールドにします。あちらの方はブラックホール・シルバーです。

 ゴールドという呼び方は(これは今回の内容とちょっと関係していますが)私の大好きな"Tomb Raider"というPCゲームに由来します。"Tomb Raider"の1〜3にはマニアックな人たちがダウンロードしてプレイするレベルがあるのですが、それにゴールドとう名前が付いていたのです。もちろん私もプレイしました。というより、私の持っている再販バージョンには始めからゴールドがついているんですが。

 あちらよりもこちらの方がさらにコアでマニアック。と言うことでこちらは「ゴールド」なのです。あちらがシルバーなのはゴールドの次ということで、まあ特に意味はありません。


 それから、シルバーの方にはCM を入れることにしました。CMというか広告ですけど。おかげでシルバーの方はhtmlのエラーだらけになってしまいました。エラーといっても普通に見るぶんには問題ないんですけど、私は「ほとんどhtmlの書き方にエラーのないサイト」を目指してこれまでやって来たので、なんだか悲しいです。でも、私にはゴールドがあります。こっちでエラーがすくなけれそれで満足です。


 広告を入れることのメリットは、このコーナーでよく使う「続きはCMのあと」というフレーズにリアリティが出る、ということとthe Peke Filesがより民法テレビっぽくなるというところ。さらに私に収入があればいいのですけど、こんなサイトじゃそれは期待出来ません。一日に何人の訪問者があるかなんてここでは恥ずかしくて言えません。そんな感じじゃ広告収入なんて考えられませんから。まあ、私とグーグルさまで勝手にコラボレートと考えてください。


「おかげで、ゴールドとシルバーの更新の仕方がさらにややこしくなったじゃないか!」(Director N.T.)