ブルーレイ・ディスクとの争いに敗れてHD-DVDが市場からの撤退を余儀なくされたということです。果たして敗因はどこにあったのでしょうか?HD-DVD自体の品質に問題があったのか、それとも企業の戦略が間違っていたのか。原因はそんなところにはありません。最近にわかに注目を集めている「KY式日本語」こそHD-DVD撤退の原因なのです。
KY語で「HD」とは「鼻毛出てる」という意味になるということです。「鼻毛出てるDVD」はどんな映像を再生するのか。多分良いものではないでしょう。本当はそんな意味ではないと解っていても無意識のうちにHD-DVDがダメなものに思えてしまったという可能性があります。
KY語でなくても誤解される恐れがあります。「HD」を「ハードディスク」と解釈してしまった場合はどうでしょう。「ハードディスクDVD」ってどっちなんだ?もしかしてハードディスクレコーダーとDVDが一緒になった再生機のことか?本来のHD-DVDの意味とは全く違うところで意味もなく疑問がわいてしまいます。
(ちなみにハードディスクは「HD」ではなくて「HDD」と書く場合も多いです。)
さらに合わせ技で「ハードが出てるDVD」や「鼻毛がディスクDVD」などもあるでしょう。このように考えてみるとアルファベットで略されたものの意味を考えてみることは結構オモシロいということが解ってきました。そこで、ここでは色々な略されたものの名前を考えてみたいと思います。
その1「SDカード」
意味:スゲエ・デカい・カード
記録媒体つながりということで最初はSDカードにしてみましたが、あれってホントはすごくデカいということが解りました。最近では「SDHC」という規格のカードもあります。あれは「スゲエ・デカいが・ホントは・ちっちゃい」という意味の解らないものです。
その2「NHK」
意味:なんか・はみ出て・きた
お堅い感じの公共放送局ですが、ホントはブニュっとしているのです。無理して狭いところに押し込めたりするとブニュって何かがはみ出してきます。要注意です。
その3「UNESCO」
意味:浮かべた・涙に・笑みを・そえたら・ちょっと・おセンチ
世界遺産などで有名なUNESCOですが、こんなふうにプリンセス・ブラックホールのような団体なのですねえ。驚いてしまいます。
その4「JT」
意味:徐々に・たたかれる
なんだかいつの間にか喫煙者が悪者になっています。喫煙者が悪ではなくて売るのが悪いんだ!とか思うのは勝手ですが、なんとかして欲しい。タバコの箱に書いてある「あなたの健康を云々」という脅し文句が気に入らない、ということで「じゃあ・タバコを売るな!」という意味かとも思ったのですが「T」がタバコだとそのままじゃん、ということで「徐々に・たたかれる」が本当の意味だと思われます。ちなみに私はタバコをやめる、或いは吸う本数を極端に減らす準備中。(でも結局やめられない。)
その5「NTT」
意味:なぜか・とんでもない・ところに…
時々こういうことがあるようなのです。電話等の工事をしてもらうと「なぜか・とんでもない・ところに」適当な感じで配線がしてあったり、そんなことがあるとかないとか。
その6「DHA」
意味:どうしても・半分・アホ
頭が良くなるというのは嘘なんでしょうか?危うく騙されるところでした。まあ、DHAのサプリメントを飲んだだけで頭が良くなったと思っている人は、どうしても半分…
その7「SOHO」
意味:それは・おかしい・ホントに・おかしい
最近はあまり聞かれなくなりましたが、一昔前は流行ってましたねえ。でも今もやっている人は沢山いるはずです。実際にSOHOしてみるとこんな気分になるのかも知れません。良くも悪くも。
その8「IT社会」
意味:いつも・ときめく・社会
またしてもプリンセス・ブラックホールみたいな感じです。こんな社会はきっとステキでアンニュイです。
その9「AMラジオ」
意味:飽きても・まだ聞く・ラジオ
確かにそんな気がします。私は最近あまり聞かなくなりましたが。
その10「YKK」
意味:やっぱり・キョン・キョン!
ノーコメント。
ということで、多少つらい感じもしますが10個考えたので、あとはみなさんが考えてください。こんな感じで、略語に勝手に意味を与えるとつまらないものでもちょっと面白くなるかも知れません。
というかKYなマスコミはKY、KYって騒ぎすぎだし。KYな感じで本とか出して儲けようとしているし。KYなつもりでそんなことをしているのかも知れませんが、実際にはまったくKYのと同じことなので、私としてはKYだと思っているのです。(ここで書かれている「KY」にはそれぞれ別の意味があります。)私は(まだ言われたことはありませんが)KYと言われたら「かなり・良い」と言われたと思いこむことにしています。
話を最初に戻してしまいますが、ブルー・レイでもHD-DVDでも、私はどっちでも良かったり。だって、せっかく買ったかなり高級(だった)DVDプレーヤーを元を取れるほど使っていないので、新しいプレーヤーを買うのはもったいないです。それよりもまず、そんな高画質で表示できるテレビがありません。
それでは、次回は今あるDVDプレーヤーが壊れるまでいろんなDVDを見まくる特集、ではありません。お楽しみに。