「わかる」というのは、それが何であるか実体を理解することなのか、ただその物事を認識することなのか。良く解りませんけど、わからないよりはわかる方が良いです。そして、わかるためには出来るだけ労力は使いたくないです。大抵のことはわかったとしてもお金になりませんから。
そんな感じなので、私達は「○分でわかる、○○」が大好きなのです。しかし、本当に○分でわかるのかどうか、気になりますよね。それに、わかろうとする対象によっても、ホントにわかるかどうかは違ってきそうです。
良く知っている分野のことなら文字どおり「○分」でわかってしまうのかも知れませんし。或いは、ホントに素晴らしい内容の「○分でわかる○○」だったら、誰が読んでも○分でわかってしまうのかも知れません。
実際のところ、その辺はどうなのか?ということが気になったら調査(或いはネットで検索とかググるとか)してみるしかないのです。
「分でわかる」で検索すると色々と出てきますが、その中から無作為ではなく、ネタにしてもダイジョブそうな「5分でわかる最新の科学技術 - 科学技術政策 -」というページを見てみます。
(どうしてネタにしてダイジョブそうなのかというと内閣府やっているページだからです。内閣府だからネタにして良いのか?という感じですが、でも作るのには私達の払った税金も使われているはずだし、まあイイじゃんか、ということです。ついでに書いておくと、こういうサイトはたまに「リンクするにはメールで知らせてください」とか凄いことが書いてあったりするので、念のためリンクしません。)
見てみると「5分でわかる」というわりに項目が沢山あってすでにダメそうな気がするのですが、実は各項目ごとに5分という趣向になっているようです。
それではここでさっそく、本当に5分でわかるのか試してみたいと思います。でも、これは「5分でわからなかったからダメ」とか、そういうことを調べるのではなくて、ただ興味があったから「5分でどれだけわかるのか調べる」ということですので関係者の方がもし読んでいても怒らないでください。
まずは「日本がリードする21世紀の革新素材”炭素繊維”」を読んでみたいと思います。
関係ないですが、ここで役立ちタイマーコマンド(Mac専用でスイマセンが)を紹介しておきます。
ターミナルを起動して「sleep 300 ; say -v Victoria 'jic un dess!'」と入力してリターンを押すと5分(300秒)後にアンジョリーナ・ジョリーナさんが5分経ったことを教えてくれます。
Victoriaと書いてありますがジョリーナさんです。
それでは、チャレンジ開始!
…(読んでいます)…
ここを読んでいる人には解らないと思いますが、たった今、私は5分かけて例のページを読んだところです。5分しかないと思うと焦って読んでしまいますが、5分はけっこう長いですね。
それで、何が書いてあったかというと、炭素繊維がどういうものなのか、ということはあまり書かれていなくて、軽くて丈夫なので飛行機や自動車の部品に最適!作る時に二酸化炭素が排出されるけど、自動車の重量が軽くなることによってそれ以上に二酸化炭素の排出が抑えられる、という宣伝でした。
まあ、なんていうか書いてあることは理解できたので5分でわかった事になるのでしょうか?炭素繊維についてわかったことは黒鉛の繊維ということですけど。他にも書いてあったはずですが、5分ではそこまで覚えられませんでした。
さらに他の項目もチャレンジしたいのですが、なんか面倒になってきたのでイイや。
ということで、本当に5分でわかるのか?ということですが、恐らく「興味があればわかるかも」とか頭が良ければ「2分でもわかるかも」とかそんな気もしてきました。
それから、5分というのは意外と長いので、5分で読める文章というのもそれなりの長さに出来ます。なので要点だけを突き詰めて、さらにわかりやすい内容で書くことが出来たら、5分で凄いことがわかってしまう可能性もありそうです。(適当な感想でスイマセンけどね。)
本当に知りたいことは5分とか10分とかではなくて、いくらでも時間をかけて知るべきですが「○分でわかる○○」シリーズも時には役に立つかも知れないので、騙されたと思って騙されるのも良いじゃない、ということかも知れません。
という感じで、急に思いついたので特集してしまいました。まあ、以前はずっとこんな感じで特集していたのでこれでイイのですが。
次回も何か思いついたら特集されますが、間違ってサンタがやって来るかも知れません。お楽しみに。