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#136 「バルコニカ」 2010-12-02 (Thu)

こちらはブラックホール・ベランダ・ラジオ。私はベランダ大統領のJ.H.キャロットちゃん大統領!


 みんな大好きベランダ大統領という設定になっているが、果たしてどれだけの人が彼のことを知っているのだろうか?そんな感じで、そろそろ彼のことを大特集する時が来たようだ。


 最近はあんまり更新されないのでこの「Black-holic」だけを読んでいる人は少ないと思うが「Black-holic」の役割をすっかり奪ってしまった感のあるRestHouseにて大活躍中のJ.H.キャロットちゃん大統領。

 これは彼が少年時代に「年老いた愛犬と一緒になんとかビルからなんとかクリークまで冒険していた小年時代」から成長し、そして実在から超越した霊的存在になるまでを振り返ってみる大河大特集という設定なのである。

 まず始めに、キャロットちゃん大統領とは何者か?というところから始めなくてはいけない。彼自身は「あなたの姉であり、伯母であり、友人であり、ニンジンでもある!」と言っている。なぜそう言うのかというと、キャロットちゃん大統領がFallout3に登場するJ.H.エデン大統領のパロディだからである。エデン大統領が「隣人」と言っているところを「ニンジン」に置き換えてニヤニヤしているのがキャロットちゃん大統領なのである。


 これでキャロットちゃん大統領がFallout3の影響で生まれた事が解ったと思うが、実は始めは違っていたのだ。次の写真を見てもらいたい。



 これが最初のキャロットちゃん大統領の姿。普通にスーパーで買って来たニンジンに芽が出て葉っぱが生えてきたので育ててみよう、と思ったのが始まりである。この頃はまだFallout3はやっていなかったので、若きキャロットちゃん大統領自信も自分が大統領になるとは思ってもいなかっただろう。


 ついでに書いておくと、ベランダに置くと風で吹き飛びそう、という理由で室内に置かれている。そして、日当たりの良い場所ということで窓辺に置かれたので、この時には「窓辺キャロットちゃん」と呼ばれていた。当初の予定ではあのキャラクターに対抗するために育てられる予定だったのだが、なぜかそれとは全く違った道を進むことになってしまった。


(ちなみに、あのキャラクターのライバルとして「窓際キャロットちゃん」という別のキャラクターがResthouse に登場している。)

 順調に育ってLittle Mustapha's Black holeのアイドルになれるのかと思われた若き日のキャロットちゃん大統領だが、ある問題に直面していた。



 育ちすぎたために水栽培とか無理じゃね?という状況になってきたのだ。ここでブラックホール・サイエンテスト達は大きな賭に出たのだ。「ちょっと根っこみたいなのも出てるし、植えてみようか?作戦」を決行したのである。

 それはアイドルとしてチヤホヤされるばかりだった若きキャロットちゃん大統領にはあまりにも過酷な試練だった。ブラックホール・サイエンテスト達が「とりあえず、ここ空いてるからここね」と適当に決めた場所に植えられるキャロットちゃん大統領。

 急激な環境の変化に耐えられず、すぐに枯れてしまったかに思われた。


 しかしベランダ国民よ!キャロットちゃん大統領は甦る!



 あのチョロッと出ていた根っこのようなものから養分を吸い取ったのか、一度枯れたと思われたキャロットちゃん大統領から新しい葉が生えてきたのである!

 祝杯だ!歌おう!これがベランダ大統領への第一歩である!

 その後、たくましく成長する若きキャロットちゃん大統領であったが、その過程でベランダの良い部分も悪い部分もたくさん見てきた。



 そして、花を咲かせようという時期になってキャロットちゃん大統領は思い始めた。果たしてベランダはこれでイイのだろうか?このあまりにも荒廃してしまったベランダに古き良きベランダを取り戻すことは不可能なのだろうか?と。

 そしてキャロットちゃん大統領は大統領になる決意をしたのである。

大統領に当選!


第一次キャロットちゃん大統領政府!


花も恥じらうキャロットちゃん大統領!


大いなる繁栄!

 しかし、他の全ての物事と同様に、良い時というのは長続きしないものである。



 なぜか丸味をおびてくるキャロットちゃん大統領。これが何を意味していたのか、そこに気付くベランダ国民は数少なかった。

 キャロットちゃん大統領は就任当初の理想など忘れていたのだ。彼の思想は「このベランダにはこのベランダにふさわしいものだけが生活すべきだ!」という選民思想へと傾いていったのだ。そして自らも種子を作るために丸くなっていったのだった。

 しかしキャロットちゃん大統領には大きな誤算があったようだ。



 いったい何時になったら種が出来るのか。というか、どの部分が種になるのか。その辺を全然理解していなかったのである。



 種を収穫できないまま干からびていくキャロットちゃん大統領。この見た目はちょっと良い感じなので、しばらくの間ブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)で保存される事が決まった。


 このようにしてキャロットちゃん大統領は秋の始まりと伴に枯れてしまった。みんなのアイドルとなるべくして生まれたものの、運命のイタズラにより荒れ果てた過酷なベランダに投げ出されて、それでも生き抜いて初代ベランダ大統領になったキャロットちゃん大統領。


 しかし、ベランダ国民よ。悲しむ必要は少しもない。これからがキャロットちゃん大統領にとって本当の意味での統治が始まるのだ!キャロットちゃん大統領に根や葉や花が必要であると、誰が決めたのだろうか?否!キャロットちゃん大統領に実態は必要ないのだ。


 何でそんなことが言えるのか?と疑問の声があがっていることは私も承知している。ザンネンながらFallout3のネタバレになるので詳しいことは書けないのだが。しかし、ベランダ国民よ!私は今なおベランダ大統領なのだ。そして今では、アウグストゥス・ニャ〜ゴ大佐の指揮のもと、ブラックホール・ベランダの兵士達がベランダの再建のために尽力しているのだ。

 もうすぐだ!もう少しで、新鮮で、安全な、何万本ものキャロットちゃん大統領がキミのものになる!

 ということで、最後の方がミョーに盛り上がったのは選民思想な独裁者的性格のためですが、J.H.キャロットちゃん大統領こと「スーパーで普通に売っていたニンジンでけっこう楽しめたニンジン」について大特集してみました。

 これだけでは良く解らない、とかニャ〜ゴ大佐とかなんなんだ?という人はRestHouseのベランダネタを読んだら…、とか思ったのですが、それを読んでも多分解らないと思います。Fallout3というゲームをやると少しは解ると思いますが。


 まあ、今回のこれで何を言いたかったのか?という感じでもありますが、地味だけどけっこう楽しい園芸だよ!という事とか。ニンジンに限らずジャガイモとか大根とかでも出来るかもよ!とか、種のある果物とかも植えてみたら何か起きるかもよ!とか。けっこう植物って楽しいということに私が気付いてしまったので報告です、ということです。

 ついでに書いておくと、ブログの日記とかにペットネタを書くと数日でマンネリ化しがちで続かないという事もあり得るが、植物はゆっくり育つので、成長日記を書くだけでネタがもつという豆知識(?)


 なんかどうでも良い感じになってきましたが、よってきて顔をスリスリしたりとか、「お手」とか「オカワリ」とかも出来ない植物ですけど、生命力を感じるという意味ではけっこう育てていて感動するジャンルなんですよね。それに何より枯れてもペットが死んだ時ほど悲しくないというか、全然悲しくないのが…とか言ったら怒られますか?(ただ、一年で枯れないような植物を枯らしてしまうとなんとなく悲しいですが。)


 エンディングがダラダラしていますが、この辺でオシマイにいたします。最近の更新ペースだと、次回はあの話になりそうですが、もしかしてもう一人のベランダキャラが登場か?とか。まあ、ないですが、あるかも知れません。お楽しみに!