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#145 「STM」 2012-02-26 (Sun)

 「このレストラン美味しいなぁ」「ステマやめろ!」;「このアプリ便利だなぁ」「ステマやめろ!」;「朝日が気持ちいいなぁ」「ステマやめろ!」「えぇ?!」…。

 という感じで、最近何かを褒めたり良い評価をしたりすると何でもステマとなってしまうのですが。なぜでしょうか?それよりも「ステマ」とは一体何なのか?というところから良く解らない気がします。

 コレまで企業や商店は何かの媒体に広告をのせて商品やサービスをアピールしてきましたが、そんな効果の薄い方法よりも、そのお金で広告主と関係のない人達に「この商品、良いよ」って言ってもらうとみんな広告だと気付かずに、本当に良いものだと思い込んでしまってCM効果が絶大でとってもステキなマーケティングになります。それを略してステマ。(?)


 ただし、あまりにもステキすぎて最近では広告だとバレてしまうステキでないマーケティングも増えて来ました。そうやって世の中に「ステマ」という物があることが解ってくると、消費者も慎重になって「これはステマなのではないか?」と疑うようになります。

 そういう中でより巧妙な「ステマ」が生まれる事もあれば、そうできない人は従来の広告に戻っていく事もあるでしょう。しかし、それ以外にももっと多種多様なマーケティングがあることは意外と知られていません。

 ステマと似ているのですが、ちょっと違うものがあります。好きな時に適当にマーケティングする「スキマ」ですが。でも好きな時に適当にやるということになると、結局は暇な時にやるようになってしまうのです。

 そんな暇な時にマーケティングしてもたいした事も出来ませんし、ステマの間に埋もれてしまいます。しかし、そんな隙間に埋もれたスキマでも、ちょっとしたマニアに見付けてもらうと効果絶大だったりするとか。

 ただ、スキマであることには変わりないのでステマほどの効果は期待できないかも知れません。

 スキマと言えば鶏肉のスキマにネギを挟んだネギマというマーケティングがあります。スキマと違うのは、ネギマは必ず挟まれてないとネギマにならないのでスキマよりは強制力のあるマーケティングなのですが。

 ここで問題なのはマグロとネギのネギマというのもあって、どちらかというとこっちの方がオリジナルっぽいのに、私にはどういうものだか良く解らない、という問題も発生しています。そして、その難解さを解決しようとインターネットで検索して調べてみようとすると「ネギま!」というさらに良く解らないモノが大量に検索結果に表示されるのです。

 いずれの場合もネギを挟んだマーケティングとは関係ないので無視しても問題はないのですが、結局ネギマとはどういうマーケティングなのか?という事はどうすればいいのか。

 先ほど書いたように「スキマにネギを挟んだ」マーケティングで間違いはないのですけど。間に挟むことによって、その両側にあるものと同価になってしまう、という効果もあるので意外と侮れないマーケティングでもあります。つまり、鶏肉に挟まれたネギを食べると鶏肉を食べているような気分になれてしまうのです!というマーケティング。100円の価値しかない商品を10000円の商品の間に挟んだら100円のものが10000円で売れるかも知れないマーケティングなのです。多分。

 どうにも怪しい感じになっているのですが、ステマとかそういうのは元から怪しいものなので気にしてはいけないのです。大ざっぱな感じで、外から見てちゃんとしていれば中で何が起きていようと関係ないです!という資本主義の原理です。

 それはどうでも良いのですが、そんな感じだと時にはおかしなマーケティングも生まれてきます。見た目はどうしても男性なのに女のような喋り方をするおかしなマーケティング。一般的にはオカマと言われています。

 発生当初は主に映画のマーケティングに利用されていたという記録がありますが、定かではありません。ただし、特定の分野においてはそういう人が言うことがミョーに説得力があったりするので、おかしなマーケティングであるところのオカマはマーケティング界において重要な位置を占めていることがあります。

 実際に遭遇するのは大都会に行かないといけないと思っている人もいるかも知れませんが、以外と身近におかしなマーケティングに遭遇できる場所があったりします。別に無理して遭遇する必要はないと思いますが。

 もう一つおかしなマーケティングがあるのですが、これはおかしすぎるためにオカマとはまったく違うものとされています。さらに名前的にはスキマと似ているのですが、それともまったく違います。

 なんとなく危機感を漂わせるマーケティング。ハザードマーケティングとそこから派生したアメリカンマーケティング。通称はハザマのアメマといわれています。アメリカンといっても起源は関西方面という事です。その他の詳しいことは解っていません。

 有識者の意見では危機的におかしい、という事ですが。

 ここまででも異常な感じがしますが、さらに過激なマーケティングも存在しています。まったくもって狂っておる!というマーケティング。クルマです。

 しかし、狂っているといっても現代社会はこのマーケティング無しには機能しないともいわれているマーケティングです。それでも実際に日常生活でクルマを意識することは意外と少ないのです。これこそ究極のステマなのかも知れません。

 通販サイトからあなたの元へ届けられたその荷物。そこにもクルマが関係している事をあなたは知っていますか?


 さらにクルマをより効果的に展開するためにインターネットの動画サイトも利用されています。下の動画によって誤った知識を植え付けられた子供達はいずれ、より簡単にクルマに反応するようになるでしょう。

 次第にマーケティングの闇の部分が明らかになって来た感じがしますが。ここでさらに国際的規模で行われるマーケティングについて紹介したいと思います。主に竪琴に関するマーケティングでビルマ、というのがあります。

 「一緒に日本に帰ろう」と言われても帰りません。恐らく軽い感じのマーケティングの「カルマ」について考えなければいけなかったのでしょう。


 ついでに書いておくと、怠い感じのマーケティングの「ダルマ」にも近いものがあります。

 ここまで書いたところで考えてみると、さらに沢山のマーケティングが存在していることに気付くことが出来ます。とにかく最後に「マ」が付いていたらそれは何かのマーケティングである可能性があるのですから。

 しかし、それは「デマ」というマーケティングかも知れませんし、あるいはそういうマーケティングをさらにマーケティングする「トンマ」なのかも知れません。ただし、そんなことをしているとマーケティングの大王「エンマ」様に舌を抜かれるというステマもあるとか。

 なんだか意味が解りませんが、意味が解らないからといってここで最初からやり直しても結局は「ニドデマ」というマーケティングなのでどうでもイイのですが。

 では、最後に次世代のマーケティングと言われている新しいマーケティングであるところの「アタマ」を紹介しておきましょう。新しいマーケティングによって商品の売り上げなどは大きく増加するに違いありません。しかし、この場合もステマと同様にヤラセ的なアタマが横行するようになり、世間では「アタマを使うな」という風潮になるでしょう。

 アタマを使わなくなるとどうなるのか?恐らく私たちは言われたことは何でも鵜呑みにするようになるに違いありません。頭を使わなければ「それにつけてもおやつは○○」と言われたら「そうだよね」と思うし「安さ爆発みんなの○○」と言われれば「そうだよね」と思うし、「ゴホンといったら○○」と言われれば「そうだよね」と思うし「お腹がすいたら○○」と言われたら「そうだよね」と思うし「ファイトー!」と言われたら「イッパーツッ!」と思うし…。


 大切なことは、誰かが何かを言っていたらそれが本当のことなのか解らないまま信じてはいけない、という事かも知れません。ヤラセの書き込みのステマぐらいなら、信じて騙されたとしてもそれほど害はないかも知れませんが、みんなが言ってるからそれが正しい、と思ってしまうのは時には危険な事ですし。

 ということで、いつまでも最新記事がクリスマスネタをなんとかするためにマーケティング問題で大特集してしまいました。もちろんここに書かれたことはどこまでか本当のことか解らないですが。あると思えばあるかも知れないマーケティングかも知れません。(「アルマ」というのはビミョーな感じなので略さなかったりして。「アレマ」だったら良かったですけど。)


 それでは、次回は道の真ん中にボーッと突っ立っているマーケティング「ジャマ」についての特集じゃないです。お楽しみに。