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#173 「クロ」 2016-11-11 (Fri)

 ここはブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)。さる10月31日は世の中がミョーに浮かれていたのだが、それはLittle Mustapha's Black-holeの開設記念日を祝うためではない。結局あの日は誰もLittle Mustapha's Black-holeの開設記念を祝うことがなかった。

 Little Mustaphaはただ一人、薄暗いブラックホール・スタジオで静かに佇んでいる。漆黒。静寂。もうLittle Mustapha's Black-holeに光が射すことはないのだろうか。そこへ主要メンバー達が入ってきた。

ミドル・ムスタファ-----ちょっと、何ですか、この雰囲気は?この部屋暗すぎますよ。

Dr. ムスタファ-----これはハエを追い出す作戦かなにかか?

ニヒル・ムスタファ-----ハエを追い出すなら窓を開けるだろ。それよりも、なんなんだ?重苦しい沈黙って感じだが。

Little Mustapha-----ああ、キミ達。良く来てくれたね。

ミドル・ムスタファ-----なんですかそれは。そんな喋り方だと、また偽物かと思ってしまいますけど。…まさか、偽物のLittle Mustaphaじゃないですよね?

Little Mustapha-----同じネタはもうやらないけど。というか、そろそろ時間が経ったから同じネタでも良いかも知れないけどね。

ニヒル・ムスタファ-----それじゃなんだか意味が解らないぜ。なんでこんなに部屋を暗くして、陰鬱な雰囲気を出してるんだ?まだ外も少し明るいのに。

Little Mustapha-----たまにはノワールなのも良いかと思って。

Dr. ムスタファ-----喫茶店か?

ニヒル・ムスタファ-----それは「ル」とか「シャ」とかがつくノワールだろ。

Dr. ムスタファ-----だが言語的には一緒だろ?

ニヒル・ムスタファ-----なにが?!

Little Mustapha-----でも「ル」がつくのは「ノワール」じゃなくて「ノアール」なんだよね。

ニヒル・ムスタファ-----どうでも良いぜ、そんなの。

ミドル・ムスタファ-----だいたいノワールな感じって何なんですか?

Little Mustapha-----なんていうか、白黒っぽいやつ。まあ、Little Mustapha's Black-holeの開設記念って事で言うと、これまでもずっとノワールな感じでクロ背景だったけどね。そんなのはどうでも良いけど、とにかく最近は世の中が中途半端に浮かれてて、なんだか変な感じだから、ボクらはノワールになる事になったのです。

ニヒル・ムスタファ-----でも、今日って開設記念のパーティーなんだろ?

Little Mustapha-----そうだよ。でもノワールなパーティーだけどね。

Dr. ムスタファ-----それって、明かりをつけないってことか?そんな事したら、目が疲れるし。それに食べ物をこぼしても気付かないから、後になって服にシミがついてたなんてことになって、大変だぞ。

ニヒル・ムスタファ-----その前に、シミになって大変な服なんて着てないだろ。

Little Mustapha-----とにかく始めるよ。ノワールなんだから、ノワールにね。

ミドル・ムスタファ-----良く解りませんが、そうしましょうか。せっかく来たんですし、パーティーを始めないといつものアレも出来ないですし。

ニヒル・ムスタファ-----まあ、そうだな。じゃあ始めようぜ。

 なぜかノワールな出だしになりましたが、とりあえずLittle Mustapha's Black-holeの開設記念パーティーは始まるようです。ただし、今回はノワールなパーティだそうですが。

Little Mustapha-----それじゃあ、例によって乾杯といきますけど。

Dr. ムスタファ-----なんだ、今日は焼酎なのか?珍しいな。

Little Mustapha-----ただの焼酎じゃないよ。黒球磨丹(仮名)。

ミドル・ムスタファ-----クロクマタン?

Little Mustapha-----まあこれは仮名だから、そんなに気にしなくても良いけどね。それよりもノワールな夜にふさわしく黒麹仕込みでございます。

ニヒル・ムスタファ-----というか、黒っていうのはこじつけで、飲みたかっただけなんじゃないか?

Little Mustapha-----それを言ったらオシマイだけど。まあ焼酎が口に合わない人のために、ワインとウィスキーも一応買ってあるから、文句は言わないこと。

ミドル・ムスタファ-----どうでもイイですけど、とにかく飲みましょう。

Little Mustapha-----どうせ、酔ったら何でも良くなるしね。マイクロ・ムスタファ君もそれで良いよね。

マイクロ・ムスタファ-----良いですよ。

Little Mustapha-----ぃ良し!みんな喋ったし、それじゃあ、お好みの飲み方で芋焼酎を用意したら、せーの!

一同-----ノワール・開設記念日!

ニヒル・ムスタファ-----って、なんとなく言ってしまったけど、ノワール・開設記念日ってどんな意味なんだよ。

Little Mustapha-----文法的にはノワールがあとの方が良かったかな。

ミドル・ムスタファ-----そういう事じゃないと思いますが。

Little Mustapha-----もう、細かいことは良いから。とにかく、最近の開設記念日のパーティーはなんとなく、開設記念日らしい事してないって気がするしね。

ニヒル・ムスタファ-----そんなこと言っても、大事なのは開設記念日よりもクリスマスだしな。作戦が気になってたから仕方ないだろ。

Little Mustapha-----それもそうだけど。そういう事だから毎年クリスマスが失敗するんだし。目の前の事を確実に一つずつやっていかないと、あとになってしわ寄せが来るんだよ。

ミドル・ムスタファ-----良い事言ってるように聞こえますが、良く考えると全然説得力がないですけど。

Little Mustapha-----まあ良いけど。とにかく、今年はちゃんと開設記念日にするためにちゃんと考えてあるからね。開設記念日恒例のトップページのバージョンアップに関して、いやが上にも盛り上がってしまうワクワク企画を用意しておるのです。

Dr. ムスタファ-----なんだか、酒飲んだら急に緩んだようだが。

ミドル・ムスタファ-----最近毎日飲んでないらしいですから、酔いやすいんじゃないんですか。

Little Mustapha-----それに慣れないノワールな焼酎とか飲んでるしね。そんな事よりも、みんなもうトップページのカラクリ時計は見てるよね。

ニヒル・ムスタファ-----一応見たけどな。でもいつもどおり良く解んないんだよな。時計と言われれば時計のようには見えるけどな。

Dr. ムスタファ-----エッ?!あれ、時計だったのか?

ニヒル・ムスタファ-----というか、前にもそんなこと言ってなかったか?先生は何だと思ってたんだ?

Little Mustapha-----まあ、難解なのは認めるけど。でもそうやって難しいからもうイイや、面倒だ!とか、そんな感じだと人間進歩しませんよ。

ミドル・ムスタファ-----あれが解っても進歩はしないと思いますが。

Little Mustapha-----そうやって、やる前から何でも否定するんだしな。でも今回の開設記念パーティーでみんなはトップページの時計博士になれると思うよ。それじゃあ、早速「何時だか解らないCanvas時計」に詳しくなる企画・ザ・コーナー!!

ニヒル・ムスタファ-----もう、なんかメチャクチャなんだが。

Little Mustapha-----そんなこと言ってると、いやが上にも盛り上がれないよ。今回はテレビの情報番組をヒントに考えたからね。面白くってためになる。まずは最初の時計知識から。「今では何時だか解らない Canvas時計として有名なあの時計ですが○○までは□□だった」これ、解る人いる?

ミドル・ムスタファ-----なんか大雑把すぎてわからないですけど。

Little Mustapha-----じゃあ、□□のところからいってみようか。ヒントは Canvas ってところかな。

ミドル・ムスタファ-----ああ、以前は Flash だった、ってことですね。

Little Mustapha-----そう、そのとおり。「今では何時だか解らない Canvas時計として有名なあの時計ですが○○までは Flash時計だった!」それじゃあ○○の方は?

Dr. ムスタファ-----そりゃ、「Canvas に変わるまで」じゃないのか?

ニヒル・ムスタファ-----それじゃ隠す意味がないだろ。「まで」ってことは時間が入るんじゃないか。

ミドル・ムスタファ-----ああ、確かに。あれはいつでしたっけ?

Dr. ムスタファ-----うーん。そんなことは覚えてないなあ。

Little Mustapha-----ダメだなあ。みんな主要メンバーなのに LMB愛が足りてないよ。正解は2011年。厳密に言うと2011年の開設記念日ってことだけどね。しかも、この年ってLittle Mustapha's Black-hole 10周年でもあるんだよね。偶然にも。

ミドル・ムスタファ-----それって、偶然だったんですか?10周年だから Canvas にしたとかじゃないんですか?

Little Mustapha-----そこまで計画的にはなかなか出来ないのが現実だけど。Flash を作るソフトの新しいのが高くて買えなくなったのが主な理由かな。

ニヒル・ムスタファ-----なんだよ。自分だって LMB愛が足りてないぜ。

Little Mustapha-----はいはい。じゃあ、次の時計知識はこちら!「2016年バージョンの Canvas時計では○○が廃止された!」さあ、これはどう?ミドル・ムスタファ君。

ミドル・ムスタファ-----ええ、ボクですか?うーん…。「秒針」ですか?

Little Mustapha-----残念。正解はこちら!「2016年バージョンの Canvas時計では常に動いて時間を表示させるアニメーションが廃止された!」でした。

ミドル・ムスタファ-----ちょっと、それは酷いなあ。問題は○○なのに答えが長過ぎですよ。

Little Mustapha-----そんなこと言っても、マルが二つ並んだら普通は無限を意識するでしょ。

ニヒル・ムスタファ-----あの8を横にしたみたいなヤツか?

Little Mustapha-----そうそう。そういう感じじゃないとロマンチストにはなれないよ。

ミドル・ムスタファ-----ならなくても良いと思いますが。

Dr. ムスタファ-----その前になんで八が横になって無限なんだ?科学的にはありえんだろ?

ニヒル・ムスタファ-----そうじゃなくて見た目の問題だぜ。

Dr. ムスタファ-----見た目に誤魔化されたら、さらに科学的じゃないな。

Little Mustapha-----じゃあ、次。どんどんいきますよ。「その理由は○○だ」これはどう?

ミドル・ムスタファ-----どう、って言われても何のことだか解りませんよ。

Little Mustapha-----それはみんながいちいち余計な事言うからだけど。さっきのアニメーションが廃止された理由を当ててください、ってことだよ。

ニヒル・ムスタファ-----面倒だから、ってことじゃないのか?

Little Mustapha-----いやいや。これまでの事を考えると、あの時計には労力を惜しまなかったし。

ミドル・ムスタファ-----ああ、解りましたよ。今回は文字の後ろに背景みたいにして表示されてるから、見づらくないように動かさないんじゃないですか?

Little Mustapha-----なかなか良いセンいってるけど、実は動いていてもそれほど見づらくないというのは解っているんだよね。

Dr. ムスタファ-----だったらもう解らんな。

Little Mustapha-----じゃあ、そろそろマイクロ・ムスタファ君が答えてくれるかも知れないけど。

マイクロ・ムスタファ-----私ですか?…どうですかね。なにか哲学的な意味があるんじゃないですか。時間というものを知るための時計が動かないことによって、何かとてつもない…。(未完)

ミドル・ムスタファ-----また未完ですね。

Little Mustapha-----なら仕方ない。答えはこちら!「その理由はCPUの使用率がミョーに高くなるからだ」ってことでした。

ニヒル・ムスタファ-----なんだよ。そんなの解るワケないだろ。

Little Mustapha-----でも情報番組を参考にしてるからね。

ミドル・ムスタファ-----それじゃ言い訳になっていないような気がしますが。

Dr. ムスタファ-----それよりもなんでCPUの使用率が高くなるんだ?

Little Mustapha-----それは謎だけどね。これまではもっと大がかりなアニメーションでやってた事もあるんだけど。今回はCanvas内で生成したものを動かすんじゃなくて、あらかじめ用意した画像を動かしてるから、それが原因かも知れないけど。

ミドル・ムスタファ-----で、それってボクらが知ってる必要があるんですか?

Little Mustapha-----いや、ないワケはないと思うけど。だって、どっかに行って、ボクってLittle Mustapha's Black-holeの主要メンバーなんすよ、とか自慢したりした時にさ、こういうことを聞かれるかも知れないしね。どうしてあの時計はクリックするまで動かないんですか?とか聞かれた時に答えられないと偽物だと思われるから。

ニヒル・ムスタファ-----その前にLittle Mustapha's Black-holeの主要メンバーってことを自慢することはないと思うが。

Little Mustapha-----まあそうだけど。そんなことよりも、ここでさらにいやが上にも盛り上がって来てしまうからね。ここからはついに「ナンデ君チャンス」に関する情報!

Dr. ムスタファ-----なんだそれは?!

ミドル・ムスタファ-----あのくじ引きみたいなヤツだと思いますけど。

Dr. ムスタファ-----そんなの知らんぞ。

ニヒル・ムスタファ-----まあ先生は気付いてないんじゃないか。動いてるところに意識が集中しちゃうタイプみたいだし。

Dr. ムスタファ-----私は常に客観的視点で科学してるんだがね。

Little Mustapha-----そのナンデ君チャンスなんだけど。「一時間に一回しか出来ないナンデ君チャンスですが、実はページ内に○○がある!」んですよ!

ミドル・ムスタファ-----なんか難しすぎませんか?

Little Mustapha-----でも主要メンバーなら解るはず。

ミドル・ムスタファ-----そんなこと言われるとなんか悔しいですけど。

ニヒル・ムスタファ-----一時間に一回とか言ってたしな。一時間に二回出来るようになるとか、そういう事じゃないのか。

Little Mustapha-----それはかなり惜しいね。正解は…、といきたいところですが、これは知る人ぞ知る裏技ということで、言ってはいけない事になっているのです。とにかくいろんなところをクリックしてみたら、運良く何かが起こるかも知れないから、そういうことで。

ニヒル・ムスタファ-----一番重要なところが秘密なのかよ。

Little Mustapha-----だって情報番組だし。

ミドル・ムスタファ-----だから、それは言い訳になってないですよ。

Little Mustapha-----でも、なにがあるのか気になってきたでしょ。気になってより多くの人があのページを見てくれたら、それは情報番組として大成功なんだし。

Dr. ムスタファ-----いつの間にか情報番組って事になってるな。

Little Mustapha-----ちなみに、ある方法を使うとカンニングは簡単なんだけど、そこまでして見るほどのものではない、ってことで特に対策とかはしてないけどね。逆にせっかく書いた絵をみんなに見て欲しいって気もするんだけど。そこはレアカードを引いた人だけが見られる方が面白いし、ジレンマって感じだよね。

ミドル・ムスタファ-----何を言っているのか良く解りませんけど。

Little Mustapha-----まあ、そういうことでこのコーナーは終了!続いてはお天気コーナーです。

ニヒル・ムスタファ-----無理して情報番組にしなくても良いと思うが。

Little Mustapha-----今のは冗談だけど。じゃあ、そろそろお待ちかね、今年のクリスマス大作戦について話そうか。

ニヒル・ムスタファ-----おお、やっとだな。

ミドル・ムスタファ-----ホントですよ。変なコーナーが始まるから心配になってましたよ。

Little Mustapha-----変なコーナーとは失礼な。ちゃんと開設記念日っぽいことしないからクリスマスが失敗するって、さっきも言ったじゃん。

ミドル・ムスタファ-----その話には何の根拠もないって気付いてますか?

Little Mustapha-----ん?!まあ、そうか。でも気分的に中途半端なままだと何事も上手くいかないんだし。開設記念日はしっかり開設記念したから、今年こそは大丈夫。みんなプレゼントをもらえるはずだよ。

Dr. ムスタファ-----だが、今年は作戦なんか考える必要があるのか?去年はほぼ本物のサンタが来て、そのサンタにリクエストの手紙を渡したし。

ミドル・ムスタファ-----そうなんですよね。もうあとは待ってるだけで済む話でもあるんですが。

Little Mustapha-----それだけじゃダメだよ。プレゼントは良い子にしてないと貰えないんだから。キミ達、陰で悪いことなんてしてないよね?

ニヒル・ムスタファ-----そんな事はしないけどな。でも悪いことしてても良い思いしてるヤツもいるしな。その辺を考えるとバカみたいに善人でいようとするのも損だと思うけどな。

Little Mustapha-----そんな事は言ってはいけないよ。偉大なるクリスマス様は全てお見通し。

ミドル・ムスタファ-----なんかクリスマスが別物になっちゃってますけど。

Little Mustapha-----あれ、そうだっけ?まあ、とにかく何がどう影響するか解らないんだし、念には念を入れて、クリスマスまでは善人でいるように。

ニヒル・ムスタファ-----まあ、無理して悪くなる事もないしな。

Little Mustapha-----それから、プレゼントが嬉しくて浮かれすぎて羽目を外すとかもダメだよ。落ち着いた感じでノワールでね。

ミドル・ムスタファ-----またノワールですか。

Little Mustapha-----そう。今年はノワール・ザ・クリスマスでいくから。

ニヒル・ムスタファ-----なんか、文法というか言語的にメチャクチャじゃないか、それ。ノワールってフランス語だろ。

Little Mustapha-----じゃあ、ノワール・エルセーヌ?いや、エルセーヌはエステだし、ノワール・ラ・セーヌだな。

ミドル・ムスタファ-----クリスマスはどうなったんですか?

Little Mustapha-----クリスマスって、そういう意味じゃないの?

ニヒル・ムスタファ-----どれの意味だか全然わからないんだが。

Little Mustapha-----なんか、慣れない焼酎とか飲んでたらワケが解らなくなってるな。

Dr. ムスタファ-----浮かれてるのは言ってる本人だな。

ニヒル・ムスタファ-----科学的にそんな感じだぜ。

Little Mustapha-----科学で証明されちゃ仕方がない。じゃあ、次は麦焼酎だな。

ミドル・ムスタファ-----酒の種類の話じゃないですけど。

Little Mustapha-----とにかく、クリスマスまでは慎重に冷静に過ごす、というのが今年の作戦だし。そうと決まったらそろそろ面倒になって来たから、そろそろウィスキーとワインも解禁!ということで、みんな好きな酒を用意して。せーの!

一同-----ノワール・開設記念日!

 ということで、この先は書いても意味のない話なので、今回はこの辺でオシマイ。一つ書いておくとマイクロ・ムスタファは「さっきからLittle Mustaphaが言っているノワールは実はノエルの間違いなのでは?」と密かに思っていました。

 今年のクリスマスはついにプレゼントが貰えるのか?その前に、ここで大特集はあるのか?

 では、次回のBlack-holicをお楽しみに。