こちとら20年もの!
なんと、Little Mustapha's Black-holeは10月31日の開設記念日で20周年を迎えたことになりました!
どうして「迎えた」じゃなくて「迎えたこと」なのかというと、正確な開始日が解らないので、あとから決めた開設記念日で本当に20周年なのかは解らないという事なのです。
でも、だいたい20年やったということですし、そんな物好きはどこにいるのか?というと、ここにいるのです。
そして、何年経っても相変わらずという感じの主要メンバー達もそろそろ集まって開設記念日のパーティーを始めるに違いありません。今回はLittle Mustaphaが思いつきで作り始めた20周年記念の双六ゲームの完成が大幅に遅れていたために、開設記念日のパーティーも予定どおりではなくて、主要メンバー達をやきもきさせていた、とかいう話ですが。
遅れようが遅れまいが、どうせ内容はいつもどおりだと思いますが、せっかく20周年ですから、ここでそのパーティーの様子を公開する事にしましょう。
Little Mustapha-----第一回!Little Mustapha's Black-hole・20周年開設記念日のパーティーの開催をここに宣言するものである!
一同(Little Mustapha除く)----- …。
Little Mustapha-----…あれ?!ちょっと、みんなどうしたんだ?今回も気を抜かずにリモート開催だし、みんなの様子が解らないんだけど。そういう時に無反応とか不安になるし。「なんだよ、そのテンションは?」とか「第一回とかいらないだろ」とか、そういうのは…?
ミドル・ムスタファ-----…あれ?始まってたんですか?
Little Mustapha-----あれ、じゃなくて。20周年なんだから、もっと盛大な感じを出していかないとさ。リモートだとやりづらいのは解るけど。
ニヒル・ムスタファ-----なんだ?やっと始まったのか?
Little Mustapha-----まあ、ちょっとは遅れたけどさ。
ニヒル・ムスタファ-----ちょっと、って。もう10日以上経ってるんだぜ。
Little Mustapha-----何を言ってるのだね。20年という長い年月の中では10日など取るには足らぬ。
ミドル・ムスタファ-----ややこしい言い回しで誤魔化さないでくださいよ。
Little Mustapha-----誤魔化すとかじゃなくてね。今時は二週間後ぐらいにやるのが流行ってるし。それにボクは何て言うか完璧主義だからね。作ると決めたものはちゃんと作らないと気が済まないんだよ。
ニヒル・ムスタファ-----でも、出来たものは完璧じゃないんだろ?
Little Mustapha-----完璧かどうかはボクが決める!
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ何だってアリじゃないですか。
Little Mustapha-----そうは言ってもね…。
Dr. ムスタファ-----なんだ…?!いつの間に始まったんだ?なんか毎年更新されるあの時計が出来てないって聞いて、でも新しい時計にはなってるから、出来てるんじゃないか?って思ってたら、完全版じゃないとかいうことだったら、完全版になるまでじっと見てたんだが、見ているうちに寝てしまったな。
ニヒル・ムスタファ-----何言ってるか解らないけど、10月31日からずっと寝てたってこと?
Dr. ムスタファ-----いや、そうでもないんだが。リモートのパーティーのために自分で買ってあった酒とかあったから、飲みながら見てたらいつの間にか寝てたりして、それで起きてからまた見ながら飲んでたら、また寝てたりして。
Little Mustapha-----それはなんともデカダンな待ち方だよね。
ミドル・ムスタファ-----それって、デカダンって言いたかっただけでしょ。
ニヒル・ムスタファ-----でも、オレ達は先生みたいに毎日飲んで寝てっていう生活が出来るワケじゃないんだし。いつ始まるのか確認するのが大変だったんだぜ。
Little Mustapha-----そんな大変さに比べたら、ボクのヤヴァロクを作る苦労なんて屁みたいなもんだよ。
ミドル・ムスタファ-----それって、多分言い方間違えてますよ。
Little Mustapha-----ん?…ヤヴァロクを作る苦労が屁ってことは、毎日飲んで寝てっていうのが屁じゃないってことなんだし。でも毎日飲んで寝てる方が屁じゃないの?
ニヒル・ムスタファ-----じゃなくて、飲んで寝てっていう生活以外が屁じゃないってことだろ。
Little Mustapha-----でもヤヴァロクを作るのは大変だったから屁じゃないよ。
ミドル・ムスタファ-----だから、そこで言い方が間違ってるんですよ。
Dr. ムスタファ-----だいたいなんで屁の話なんてしてるんだ?屁をひるに敏だな。
Little Mustapha-----何だそれは?それよりも、今回は20周年記念という記念すべき記念日なんだよ。
ニヒル・ムスタファ-----ちょっと記念しすぎじゃないか?
Little Mustapha-----そうだけど、もうちょっと盛り上がっていかないと20周年っぽくないからね。なので、ここでもう一回開会宣言をしたいと、そういう次第でございます。それでは…第一回!全国高校Little Mustapha's Black-hole20周年記念からの10日以上、ならびに選手権大会主催パーティーの宣言を開催いたしたく、ここに取り出したるは苦労を重ねた双六にござるを宣言いたすのであろうことである!
ミドル・ムスタファ-----大仰にしようとしてワケわかんなくなってるやつですよ、それは。
Little Mustapha-----というか、それは開会式とかそういうときだけ気張った感じの話し方になる人達のせいだからね。それよりも「第一回とかいらないだろ」って、そこがポイントだと思ってたのに。
ミドル・ムスタファ-----その前にヤヴァロクって何なんですか?
Little Mustapha-----ああ、そうか。ボクはずっと作業してたから当たり前の単語になっていたけど、みんなにとっては初めて聞く単語だよね。今回の開設記念日で新しくなったトップページの時計に追加された新機能。スゴいを通り越してヤヴァいになった、双六ふうゲーム。その名もヤヴァロク!
ミドル・ムスタファ-----「スゴい」よりもスゴいのは「ヤヴァい」になるんですかね?
ニヒル・ムスタファ-----その前に、双六の「すご」は「スゴい」の「すご」じゃないぜ。
Little Mustapha-----エッ?!そうなの?
ニヒル・ムスタファ-----ホントに知らなかったのか?
Dr. ムスタファ-----そんなことより、もう飲んで良いのか?いつもみたいに乾杯で良いんじゃないか?
ニヒル・ムスタファ-----先生はもうしこたま飲んでるだろ?
Little Mustapha-----まあ、そういうことなら20周年だけどいつものように飲んだら良いけど。その前に確認するけど、マイクロ・ムスタファはいるんだよね?
マイクロ・ムスタファ-----ええ。実は私もだいぶ飲んでましたけど、これはいつもの事なので。
ニヒル・ムスタファ-----Little Mustaphaがなかなか時計を完成させないからマイクロ・ムスタファが小説家キャラを出して飲み過ぎてるぜ。
Little Mustapha-----またなんでもボクのせいにして。でも全員揃ってるから、第一回20周年で、せーの…!
一同-----メリー!第一回20周年〜ん!
思った以上に意味不明な内容でしたが、第一回20周年記念のパーティが始まったようです。
この後Little Mustaphaが主要メンバー達に強制的にヤヴァロクをやらせる展開になってしばらく会話がなくなるので、ここで今回の「何時だか解らないCanvas時計」と、その目玉機能である「ヤヴァロク」について解説してみたいと思います。
2021年バージョン
まずは時計についてですが。これはいつものようにパッと見ただけでは何時だか解らない時計になっています。それだけでなく、20周年のこだわりとして時間を20の点で表そうとしているデザインが採用されました。
1分は60秒。そして1時間は60分ということで、20で割り切れるのでなんとかなりそうです。しかし24時間はどうにもならないので、時間だけは24の点で表されています。
それで、正20角形が二つと、正24角形が一つという形になりました。しかし、それでは秒と分が3おきにしか動かないので、正確な時間が解らないという事になり、分と秒をそれぞれ三で割ったあまりの二つの点も表示するデザインになりました。
時計に関しての解説はこんなところです。制作もスムーズに進んで三日足らずで完成となったのですが、せっかく20周年の20角形をCanvasで描けるようになったのに、これで終わって良いのか?という疑問が湧いてきました。
そこでかねてから計画はあったものの、面倒だから後回しになっていた双六ゲームをここでやる事にしたのです。
これがヤヴァロクだ
ここからは「ヤヴァロク」に関しての説明です。
実はHTML5のCanvasという機能を使い始める前の「何時だか解らないFlash時計」を作っていた時に一度だけ「ゲーム付き」があって、今回が二回目ということになります。以前のゲームは初代Mystのような紙芝居形式のアドベンチャーゲームという事になっていましたが、それがゲームなのかどうかも解らないような内容でした。
それに比べたら、今回は大きな進化です。進化した内容が双六ということで、本当に進化しているのか?ということも言えますが、スゴいを越えてヤヴァいというくらいなので、進化しているのです
実際に何がヤヴァいのか?というと、本来は二人以上でやる双六を一人でやるという孤独感を味わえるところです。
ヤヴァロクの画面では正20角形と正12角形があります。12角形の一つを一ヶ月として、それを20周してLittle Mustapha's Black-holeの20年を体験するというのが狙いです。
Little Mustapha's Black-holeの更新を20年続けるという孤独な作業を双六というルールの中で見事に再現していると言えるでしょう。
徹底したリアリティの追求
そして、双六では一番最初にゴールした人が勝ち、ということになっていますが、ヤヴァロクの場合は一人でやるので、途中で「やる気」がゼロ以下にならないようにしながらゴールすればクリア、という事になります。
リアリティを追求したヤヴァロクでは、現実世界と同様に、基本的に「やる気」が下がっていきます。しかし、サイコロの出た目だけ進んで止まった月で何か良い事が起きれば「やる気」は回復するでしょう。ただし、起きる事は良い事だけではないというところでもリアリティを出しています。突然の出来事で「やる気」がゼロにならないように気をつけましょう。
リアリティという点でいえば、月ごとに起きる出来事の多くは、実際にLittle Mustapha's Black-hole、あるいはブラックホール・スタジオで起きた出来事と同じです。なので、マニアの方なら何年の何月に何が起きる、というのが推測できるでしょう。
そして、Little Mustapha's Black-holeといえばクリスマス。12月にはマスの移動中でもいったん止まって、これまでのクリスマスを振り返ることになるでしょう。
その他にアイテムを買ったり使ったりすることによっても「やる気」は上がります。「やる気」が減ってきた時にアイテムを利用すればゲームオーバーを回避できるでしょう。
さらに、アイテムを持っている事によって発生するイベントもあります。逆にいえばアイテムがないと何も起きない月があるのですが、そういう「今月は何も起きなかった」という内容の通知が出てくる時には、「エムゾン市場」で買い物です。
完全再現されたアイテム
ヤヴァロク内でプレーヤーはけっこうお金持ちですし、月ごとに収入もあります。それはつまり、何かを買わなければクリアが難しいということを意味しているのです。
買い物をするには「エムゾン市場」に行きます。その名前からすると、行くというよりも注文するという通販サイトっぽいですが、それはどっちでもイイですね。
エムゾン市場で売っているアイテムもLittle Mustapha's Black-holeに関連したものばかり。その多くがBlack-holicやRestHouseで紹介されているものでもありますが、中には実際に買ってはいないけど欲しいものなんていうのもあります。
値段以上の価値があるものや、そうでないものがあるので、掘り出し物を探す楽しみもあります。
売られている期間が限られているアイテムが多いので、定期的にエムゾン市場で商品をチェックしてみましょう。
ちなみに、エムゾン市場の店長、あるいはエムゾングループの社長は、ナンデ君の通う学校で隣のクラスにいるエムゾネさんという設定になっています。エムゾン市場を開くとエムゾネさんの画像が表示されるという案もあったのですが、時間がないので作られませんでした。
というよりも、最近はまり登場しないエムゾネさん(あるいはエムゾネス)でもあるし、基本的にはRestHouseにしか登場していないので、ネタとしては解りづらいですし、ボツということです。
このようにヤヴァい内容のヤヴァログですが、これだけの内容を約三週間で無理矢理作り上げることになりました。しかし、Little Mustapha's Black-holeの20年間の出来事を双六のマス上に配置する事によって、偶然ではあるのですが、ゲーム性が増したりしています。
最初は難しいと感じるかも知れませんが、要領が解れば簡単になる事もあったり。その辺もLittle Mustapha's Black-holeの更新と似ていたりもします。
そして、Little Mustapha's Black-holeの20年間を疑似体験してゲームをクリアした時には、あなた自信がもう一人のLittle Mustaphaになってしまうかも知れません。
本当かどうか解らない解説が済んだところで、そろそろパーティーの方に目を向けましょう。
主要メンバー達のほとんどがヤヴァロクをクリアする事に成功しているようです。
Dr. ムスタファ-----あら?!またゲームオーバーだ。だいたいなんでこんな事で「やる気」がなくなったりするんだ?インチキだろ、このゲームは。
Little Mustapha-----ゲームなんだからインチキも何もないよ。ルールに従って「やる気」は減るんだし。
ミドル・ムスタファ-----ちゃんとアイテムとか使ってますか?途中でもらえるやつ使ったらけっこう簡単でしたよ。
Dr. ムスタファ-----もらえる、って何だ?アイテムなんて知らんぞ。
ニヒル・ムスタファ-----もしかしてメインの画面しか見てないんじゃないか?下に「Menu」っていうのがあるだろ。
Dr. ムスタファ-----なんだ、これは?これじゃ解らんだろ。
ミドル・ムスタファ-----そこに気付いてないってことは、まだ2001年とか2002年なんですか?
ニヒル・ムスタファ-----もうそろそろ次の話に移りたいってところなんだがな。
Dr. ムスタファ-----じゃあ、もうイイだろう。これは保存しておいてあとでやるから。
Little Mustapha-----というか、保存なんて出来ないよ。確かに思ったよりも長いゲームになったから保存の機能は必要かとも思ったけどね。そこまでしてやるゲームでもないし。
ミドル・ムスタファ-----まだちょっとしか進んでないんですから、最初からやっても変わらないですよ。
Little Mustapha-----それにニヒル・ムスタファがそろそろウズウズしているからね。
ニヒル・ムスタファ-----それはオレだけじゃないと思うぜ。今年は開設記念日のパーティーが二週間も遅れてるんだし、大丈夫なんだろうな?
Little Mustapha-----な?って。また人任せな感じだし。
Dr. ムスタファ-----人任せというか、確認しないと不安になるって感じだがな。
ミドル・ムスタファ-----今年こそはクリスマスのプレゼントを貰いたいですよ。
Little Mustapha-----まあ、ここは落ち着いて。ちょっと考えたんだけどね。子供だってこの時期からサンタにリクエストの手紙を出す事はないと思うんだよね。
ミドル・ムスタファ-----そういえばそうですよね。
Little Mustapha-----二学期というのはタフな学期だし、この時期はそれどころじゃないって感じでしょ。そういう時にボクらが先にリクエストの手紙を送ってしまうと、逆に良くないのかも知れないよね。
ニヒル・ムスタファ-----それはない事もないな。最近じゃオレ達のリクエストだけがなくなるなんてこともあったからな。目立つのも良くないってことか。
Dr. ムスタファ-----まさに木を見るに森だな。
Little Mustapha-----…それは、前にも聞いた事があるような、ないような言葉だけど。
ニヒル・ムスタファ-----先生は「ことわざ辞典」をリクエストした方が良いんじゃないか?
Dr. ムスタファ-----なんでだ?これ以上ことわざに詳しくなっても意味がないだろう?
ニヒル・ムスタファ-----自覚がないというのは恐ろしい事だよな。
Dr. ムスタファ-----何がだ?
ミドル・ムスタファ-----そんな事よりも、サンタクロースへのプレゼントのリクエストはもっと後になって送るってことにするんですか?
Little Mustapha-----まあ、そうなるかな。今年も恐らくリモート開催のクリスマス・パーティーだし、各自でリクエスト用紙を送ることになるから、その辺はお任せって感じだけどね。
ニヒル・ムスタファ-----でも、それだと誰かが抜け駆けして早く送ったりして、それで一人だけプレゼントが貰えるってことになったらどうするんだ?
Little Mustapha-----ええ?そんな事する人がいるのか?この中に。
マイクロ・ムスタファ-----解りませんよ。そうする事によって一人だけが確実にプレゼントが貰える事が解っていれば、やる人は出てくるでしょう。
Little Mustapha-----ここでいきなり人間の闇の部分が出てきてしまうの?
ミドル・ムスタファ-----その前に、そんな状況ってあるんですかね?
ニヒル・ムスタファ-----あるとしたら、その時点で何かが始まってる、って気もしないか?
Little Mustapha-----ちょっと、不安になるような事を言うのはやめようよ。ダメかも知れないって思い始めるとどんどん状況は悪くなってくるからね。
Dr. ムスタファ-----だが、これまでも貰えると思ってて貰えなかったがな。
Little Mustapha-----それがダメなんだって。これまではこれまで。今年は今年だよ。だから、早く送った方がイイと思った時にはみんなで早く送るから、ちゃんと連絡しないとダメだよ。
ミドル・ムスタファ-----そうそう。そうですよ。離れていてもチームワークは大切ですね。
Dr. ムスタファ-----なんだかこんな話をしてたら心配になってくるな。
Little Mustapha-----ダメだよ、20周年なんだし。20周年なんだからなんだって上手く行くの!仕方ないから、もう一回飲み直して、この悪い空気を忘れちゃいましょう。
ニヒル・ムスタファ-----そうだな。
Little Mustapha-----それじゃあ、みんな各自の酒を汲んで。それじゃ、行くよ!せーの…。
一同-----第二回!メリー、第一回20周年〜ん!
大事な事まで忘れちゃわなければ良いですが。また乾杯をしてそのあとは意味不明な会話が続く事になるでしょう。今年は「何時だか解らないCanvas時計」が遅れたこともあり、クリスマスまでの時間はいつもよりも少なめです。何事もなければ良いのですが、やっぱり何かあるんですかね。
それとは関係なく、今回のゲーム企画などでLittle Mustapha's Black-holeの20年を振り返る機会もあったのですが、途中からのBlack-holicの更新の少なさは問題です。せめて月に一回は何かを書きたいですし、探せば題材は沢山あるはずなのです。
なので、次回はどうして更新が出来ないのか?という言い訳を考える大特集?
良く解りませんが、頑張りたいと思います。お楽しみに。