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#203 「時計の時間」 2023-11-06 (Mon)

 時計はどこにでもある。だけど時間はもっと沢山ある。だから全ての時計を使っても全ての時間を計ることは出来ないのです。今年も10月31日がやってきて、Little Mustapha's Black-holeのトップページにある「何時だか解らない時計」シリーズが新しくなりました。それで時間について考えていたら、少し精神がおかしくなっているようにも思えてきましたが、そんなことはないので気にしてはいけません。

 とにかく新しい時計が出来て、ページのレイアウトも少し変わってLittle Mustapha's Black-holeの開設記念日がやってきたということは、Little Mustapha's Black-holeの主要メンバーが集まって開設記念日のパーティーが開かれたということでもあるので、いつものようにその様子をお伝えしないといけません。

 開設記念日のパーティーといっても、ここ数年のこのパーティーの本題はクリスマスにどうやってサンタからプレゼントをもらうのか?ということについての会議のようなものになっているので、ブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)に集まったメンバー達も今は新しくなったトップページや「何時だか解らないCanvas時計」を見たりしていますが、頭の中はクリスマスのことでいっぱいなのです。

 メンバー達はお互いいつになったらクリスマスの作戦会議が始まるのか、とソワソワしているのですが、一応開設記念日のパーティーという事になっているので、いきなりクリスマスの話題から始めることは出来ません。彼らが開設記念日っぽい雰囲気を出そうとしている間に、先に今回のトップページの変更点や「何時だか解らないCanvas時計」について少し解説していきましょう。

テーマは液体?


今回の「何時だか解らないCanvas時計」は丸い輪っかが二つがペアになって浮遊しているような動きになっています。ひと目見てアレを時計だと思う人はいないと思いますが、一番大きい輪っかのペアが「時」、二番目が「分」、一番小さいのが「秒」を表しているのです。

良く見るとペアになっている二つの輪っかは色の明るさが少し違っています。秒の場合で説明すると、ゼロ秒の時に二つの輪っかは重なった状態で、そこから15秒かけて明るい輪っかが右の方へ、暗めの輪っかが左の方へズレていきます。そして、15秒から30秒では二つはまた近づいて30秒になった時にまた重なります。それから45秒まではまた離れていきますが、今度は明るいほうが左へ、暗いほうが右へズレていきます。最後にまた二つが近づいていきゼロ秒で重なるという感じです。

「分」も「時」も同じですが、「時」の場合は重なったり離れたりの区切りが6時間ごとなるだけです。 その他にも日付や曜日も表示されています。カレンダー機能についてはもう少し解りやすいのですが、外側の枠のところに12個のマルがあって、左上が1月で、そこから時計回りに2月、3月となっています。その中で明るく表示されているのが現在の月というわけです。

 日付は少し解りづらいですが、外枠上に月とは別の模様のマルがあって、そのマルの場所が現在の日付です。そのマルが時計回りに一周すると一ヶ月という仕組みです。

 厳密に説明すると、「月」以外はそれぞれの単位より細かい区切りで動いています。日付の場合は普通なら一日に一度だけ位置が変わるということになりますが、実際には「24時間 x その月の日数」で区切って一時間ごとに動いています。なので正確な日付よりも、一ヶ月の中で今がどの辺りなのかが解るということです。

(無駄に)進化した裏機能


 今回の「何時だか解らないCanvas時計」には裏の顔があります。顔というのは例えなのですが、時計をクリック(タップ)すると、まさに顔のようなものも登場するので、文字どおり顔という事になってしまうのですが、表には顔がないのでやっぱり「裏の顔」というのは例えなのです。

 それはどうでもいいですが、裏機能としては、去年から引き継がれた、私が「時間の知恵」と呼んでいるものがあります。去年は主に、その月と日付と曜日に関する「知恵の言葉」が表示されていましたが、今年は頑張って各日付に関するものも用意したのです。

 主に、その日がなんの記念日になっているか?というようなことですが、毎日について詳しくなれば毎日がもっと充実する。本当かどうかは知りませんが、そう思われれば私の苦労も報われるのです。

 ついでに書くと、毎日についての文を考える時に、実際に表示される時のシステム的なルールを忘れていたので、表示される毎日についての文が不自然になっている日もあるかも知れません。


 そして、そのような言葉を誰に喋らせるのか?ということで生まれたのがあの顔です。「時間の知恵」以外にあの顔自身の言葉が表示されることもあるので、それで解るかも知れませんが、あの顔の正体はバイ菌です。

 元々は月ということにして、「時間の知恵」を喋るのと月齢を表示するのに使う予定だったのですが、月に顔があったりするのはありがちですから予定変更ということです。

 月齢が表示されないのは月がバイ菌になったからという気もしますが、やる予定だったのに忘れてしまっただけだったりします。その代わりバイ菌になったことで別のことを思いついてしまって作るのが大変になったのです。

さらなる隠し機能

 今回は更にゲームが追加されました。隠し機能なのでどこにどうやって追加されたのかは書けませんが、裏機能でバイ菌が表示される時のアニメーションにヒントが隠されています。そして、そのヒントの答えが解ればゲームのルールも解ったも同然という単純なゲームです。

 ただし、けっこう難易度が高くて、私はクリアできてないのです。なので、クリアした時に表示されるエンドロールっぽいものがちゃんと表示されるか確認できていないということでもありますけど。多分大丈夫なので、頑張ってクリアしてください。

 「何時だか解らないCanvas時計」の説明が終わったところで、そろそろ開設記念日のパーティーの様子を見てみましょう。ほぼ全員がそろそろクリスマスの話題にならないか、と思っているのですが、Little Mustaphaだけは自分の作った時計をもっと見てもらいたいと思っているようです。

 ただそれだけなのですが、それだけで話題がクリスマスのことにならないのです。彼らはいい大人がクリスマスのプレゼントが気になって仕方がない、というのは少し恥ずかしいとも思っているので、こういう話は自然な感じで始まって欲しいとそれぞれが思っているからでしょう。

 今は各自でスマホを使って新しい「何時だか解らないCanvas時計」を見ているようです。

ミドル・ムスタファ-----ああ、またダメだ…。この5x5のステージになるとすごい難易度高くないですか?

ニヒル・ムスタファ-----そうだよな。自分では合ってるつもりでやっても間違ってるみたいだしな。

Little Mustapha-----確かにね。4x4までは簡単だと思ってたけど、一列増えただけでスゴく難しくなるよね。

マイクロ・ムスタファ-----目で追わずに、なんとなく眺めて残像を記憶するような感じでやると良いんじゃないでしょうか。

Little Mustapha-----もしかして、クリアしたの?

マイクロ・ムスタファ-----いや、もう少しでしたけど、ダメでした。

Dr. ムスタファ-----さっきから何の話をしてるんだ?難しいっていっても、この時計がワケが解らないのはいつものことだろう?私はもう大体理解したがな。一番大きいのが時間で、二番目が分で、小さいのが秒だな。動きについてはまだ考察中だが。

Little Mustapha-----出たな、一人だけ気づいてないキャラ。

Dr. ムスタファ-----何がだ?

ミドル・ムスタファ-----もしかしてタップとかしてないんですか?

Dr. ムスタファ-----なんだそれは…。うわ、顔が出てきたぞ!

ニヒル・ムスタファ-----これはなかなかゲームまで辿り着けそうにないな。

Little Mustapha-----まあ、ゆっくり見ていれば良いのですよ。時間は無限にあるのです。

ミドル・ムスタファ-----なんですか、その喋り方は。

Little Mustapha-----なんというか、時の使いっぽくね。喋るバイ菌のイメージ。

ニヒル・ムスタファ-----どうでもいいけど、時間は無限でもオレ達に残されている時間はあまりないぜ。

Little Mustapha-----お、早速きましたな。クリスマスが気になるキャラ。

ミドル・ムスタファ-----そんなこと言っても。実は私もけっこう気になってるんですよ。

Little Mustapha-----なんでそんなに気にするんだ?まあ、最近のクリスマスは変な展開が多くて予想が出来ないってところもあるけどね。でも、すでにリクエストの仕方も解ってるんだし、なによりボクらはイケメンのサンタくんと顔見知りなんだよ。更にいうと、もうボクらがプレゼントが貰えないという理由のネタも尽きてるんじゃないかと思うんだよね。

Dr. ムスタファ-----随分楽観的なんだな。

ニヒル・ムスタファ-----そんなことよりも、そのプレゼントが貰えない理由のネタ、っていうのは誰が考えてるんだ?

Little Mustapha-----それは…、誰だろうね?長い歴史を振り返ってみると、最初の方は殺人サンタとかモンスターみたいなサンタが良く来てたし、実はそれは留守番電話に謎のメッセージを残す悪魔のようなものの仕業のような話になって。それから次元を行き来するような話もあったりして。こうなってくると誰かがネタを考えているなんてことは考えづらいなあ。

ミドル・ムスタファ-----そこを考えても意味はないと思いますよ。問題は去年起きたことですよ。

Little Mustapha-----去年って言っても。別の次元から後ろ前のボクが現れて犯罪者ということだったけど、うまいこと逮捕されたし。

マイクロ・ムスタファ-----そのために、犯罪を予知するシステムではあなたは犯罪者ということになっていたので、プレゼントのリクエストは却下されたのでしたね。

ニヒル・ムスタファ-----本来ならオレ達だけはプレゼントが貰えたはずなんだが、なぜかオレ達まで未来に犯罪を犯すって事になってたんだぜ。

Little Mustapha-----でも実際にはそうなってないし。何かの手違いって雰囲気でまとまってたじゃん。それに、去年のこともあって、犯罪予測のシステムも改善されてたりするんじゃないかな。

Dr. ムスタファ-----やっぱり楽観的だな。

Little Mustapha-----どっちにしろボクらがなんとかしてコントロール出来るような問題じゃないからね。

ミドル・ムスタファ-----確かにそうですね。

Little Mustapha-----まあ、キャラ的にニヒル・ムスタファとマイクロ・ムスタファは楽観的になれないかも知れないけど、どうにもならないことなら楽観的な方が楽だからね。

ニヒル・ムスタファ-----オレだってできればそうしたいけどな。

マイクロ・ムスタファ-----確かに悲観するのも良くないですね。何が起きるか解らないのなら対策のしようはないですからね。ただ待つということなら前向きに考えたいところです。

ミドル・ムスタファ-----いつもどおりりやるしかないですかね。

Little Mustapha-----そうなんだけど、その「やるしかない」っていうのも追い詰められた感じがして良くないよ。いつものようにリクエストをしたら今年は普通にプレゼントが貰える。そうやって当たり前のように思って行動しないとね。

ニヒル・ムスタファ-----なるべくそうしたいところだけどな。毎回そうならないから気になってるんだぜ。

ミドル・ムスタファ-----とにかく、うっかり犯罪者になってしまうような行動は避けたいですね。

Little Mustapha-----そうだけど、ボクらにその辺を心配する必要はあるかな?

Dr. ムスタファ-----石の上にも三年って言うぞ。

ニヒル・ムスタファ-----なんでここでそんな言葉が出てくるんだよ。

Dr. ムスタファ-----五年だったか?

ニヒル・ムスタファ-----期間の問題じゃないぜ。

ミドル・ムスタファ-----でも、一番気をつけてほしいのはLittle Mustaphaですけどね。

Little Mustapha-----なんで?

ミドル・ムスタファ-----なにか考えてるとよく上の空になってますからね。そんな時に店に入って会計しないで商品を外に持ち出してしまうとか。あなたにその意志がなかったとしても、店からしたらあなたは犯罪者ですから。

Little Mustapha-----そこまで夢中になって考え事をすることは、…ないこともないけど。しかも今は人がいなくて自分でやるレジとかが多いからなあ。注意されないとそのまま店を出てしまいそうだけど。

Dr. ムスタファ-----なんだか心配になってきたな。

ニヒル・ムスタファ-----キミだけは悲観的になった方が良いんじゃないか?

Little Mustapha-----そこは気にしなくても大丈夫だよ。楽観的なのは口だけだから。

ニヒル・ムスタファ-----なんだそれ?

Little Mustapha-----とにかく、別に連帯責任ってワケじゃないんだし、ウッカリ犯罪者になったとしたらプレゼントを貰えないのはその人だけだし。その辺は個々で十分に気をつければ良いってことだよ。

Dr. ムスタファ-----それは科学的だな。

Little Mustapha-----ということで、そろそろテレビを点けるよ。

ミドル・ムスタファ-----なんでそうなるんですか?

Little Mustapha-----なんかクリスマスにこだわり過ぎて言い忘れてたことが色々あるのを思い出したから。

ニヒル・ムスタファ-----それでテレビを点ける理由も解らないぜ。

 ということで今年もダラダラ続きそうな開設記念日のパーティーですが、ここから先はディレクターズ・カット版。通常版で満足な人はここで読むのをやめても大丈夫です。

Little Mustapha-----まあ、テレビを点けたほうが自然に話題に入れる気がしたからね。

ミドル・ムスタファ-----というか、あなたは話したいことがあったら流れに関係なく話し始める感じもありますけどね。

Little Mustapha-----そうかなあ。それはともかく今日はなんの日だか知ってる?

Dr. ムスタファ-----それは集まって変な時計を見る日だろ。

ニヒル・ムスタファ-----そうじゃなくて、開設記念日のパーディだぜ。

Little Mustapha-----それはそうだけど、元々はハロウィンだから実際にはいつだか解らない開設記念日をこの日にしたんだよね。だから世間では今日はハロウィンなんだけど。どうにも気になることがあるんだよね。

ミドル・ムスタファ-----昔は日本ではなんでもない日だったのに、急にイベントとかやり始めたりとか?

Little Mustapha-----それはまあ良いとして。ハロウィンにするのは仮装であって、コスプレじゃないだろ、ってことだよ。

ニヒル・ムスタファ-----そういえばそうだな。

Little Mustapha-----もともとは子供がお化けの格好をして、付近の住民を脅迫してお菓子をもらうイベントだったんだよ。

ミドル・ムスタファ-----脅迫じゃないですよ。

Little Mustapha-----でも、イタズラされたくなければお菓子をくれって、脅迫以外のなんだって言うんだ?

Dr. ムスタファ-----強引な交渉とでも名付けようか。

ニヒル・ムスタファ-----別に名付けなくてもいいだろ。

Little Mustapha-----とにかく、お化けはイタズラするかも知れないし、ハロウィンのイベントでお化けの格好をするのはまあ良いとして、セーラームーンがするのはイタズラじゃなくてお仕置きだからね。

ミドル・ムスタファ-----セーラームーンに限定しなくても良いと思いますが。

Little Mustapha-----コスプレと言ったらセーラームーンだからね。あとは市販されてそうな感じで手軽なスパイダーマンとかもあるけど。とにかく正義の味方みたいなのがハロウィンに出てきたら世界は誰が守るのか?ってことだよ。

マイクロ・ムスタファ-----それは興味深いですね。もしかすると、渋谷はハロウィンのイベント会場ではないというアレも、裏にはそんな意味が込められているかも知れません。

ニヒル・ムスタファ-----…それ本気で言ってるのか?

マイクロ・ムスタファ-----いや、冗談ですが。

Little Mustapha-----面白いのかどうか考えちゃうような冗談だけど。それはともかく、ここでどこまでがハロウィンの仮装として許されるキャラなのか?というのを決めるべきだと思うんだよね。

ミドル・ムスタファ-----なんでそんな事をするんですか?

Little Mustapha-----だって、これはボクらだけの問題じゃなくてさ。同じようにモヤモヤした気分になっている人もいるはずだし。その辺をちゃんと決めておけば誰が合っていて誰が間違っているかというのが解るでしょ。

ニヒル・ムスタファ-----どうでもイイと思うけどな。

Little Mustapha-----そんなことはないよ。それじゃあ、ここでボクが作っておいた世界の有名キャラ53選を発表するから、それぞれについて決めていくよ。

ミドル・ムスタファ-----なんか中途半端な数ですね。

Little Mustapha-----フフフッ。引っかかったな。

ミドル・ムスタファ-----何がですか?

Little Mustapha-----中途半端ってところ。確かにそうなんだよね。「2023年版・おすすめ〇〇16選!」とか。「選」ってついているのに、どう考えても選んでない感じだし、その中途半端な数からして、たぶん見つけたやつ全部載せてるって感じだよね。

ニヒル・ムスタファ-----大体そうだよな。目的は通販サイトへ誘導するのが目的だからな。売ってるやつ全部載せてるってことだよな。

Little Mustapha-----そうなんだよ。「選」ってつけるからには大量な中から10とか100とか、キリのいい数字でやって欲しいってことなんだよ。ということで、ハロウィンで許されるキャラを決める前に、この何選ってやつについて、ちゃんとして定義を決めておかないとダメだと思うんだよね。

Dr. ムスタファ-----それは別に良いんじゃないか?

Little Mustapha-----良くないよ。世の中からモヤモヤするようなものはなるべくなくしたほうが良いんだから。まずは、数としてキリが良いとはどういうことか?ということから決めていこうか。

 ということですが、ディレクターズ・カット版もさらにダラダラしてきたので、まだまだ続く開設記念日のパーティーの様子を伝えるのはここまでにしておきましょう。

 実を言うとディレクターズ・カット版で話題になっていた二つのことは、ここで大特集されるべき内容でしたし、実際に書こうと思っていたこともあったのですが、いつの間にか忘れているんですよね。そういうのをちゃんと覚えていられればもう少しBlack-holicの記事数も増えるに違いないのですけど。

 次回は思いついたことを忘れないための方法8選を考える大特集かも知れませんが、忘れていたらクリスマスになってしまうでしょう。

 お楽しみに。