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#208 「禁断のスライドパズル」 2024-11-08 (Fri)

 もう何年目か数えるのが面倒になってきましたが、今年もLittle Mustapha's Black-holeの開設記念日がやってきました。そして、同じく何回目か数えるのが面倒になってきた開設記念日のパーティーも開催されます。

 ここ数年はリモート開催などもあって設定が面倒になってたりもしたのですが、去年からはまたいつものようにみんなで集まって同じようなことが行われる開設記念日のパーティー。

 そうなると逆に書くのが面倒になるとかいう話もありますが、せっかく集まっているので、その様子を見ていくことにしましょう。

 何回目か解らないぐらいになると、特に集合時間を決めなくても勝手にブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)にやってくる主要メンバー達。以前は張り切っていることを気付かれないように誰かが少し遅れるとか、そういうこともしていたのですが、最近は誰もそんなところには気を使わなくなっているようです。

 何に関して張り切っているのか?というと、開設記念日でLittle Mustapha's Black-holeに加えられた変更を知りたいとか、そういうことではありません。重要なのはパーティーの後半に話し合われる内容なのですが、そこだけはいつもどおりに最初から話し合うことはないようです。

Little Mustapha-----今年は大変だったけど、なんとか開設記念日のリニューアル作業は終えることが出来たよ。というか、良く考えたらなんで毎年ボク一人でやってるのか?って気もしてきたんだけど。でも主役がボクだからそうしないといけないのか?ってことで、これはこれでいいか。

ミドル・ムスタファ-----いきなり面倒な話が始まったと思ったら自分で解決してますけど。

Little Mustapha-----まあ、今年は時間がなくて大変だったんだし、そういうこともあるけどさ。何が大変だったか、って。10月になってもまだ残暑っぽかったし、あんなことじゃ開設記念日まで一ヶ月を切っているとか気付かないからね。

ニヒル・ムスタファ-----普通はカレンダーを見たら気づくと思うけどな。

Dr. ムスタファ-----動物とか植物とかと同じような時間の感じ方ってことだな。

Little Mustapha-----なんか、それってあってる気がするけど。

Dr. ムスタファ-----でも今のは冗談だから科学じゃないぞ。

ニヒル・ムスタファ-----先生の発言の中では一番科学っぽかったけどな。

Little Mustapha-----でも、こんなに気温が高めになってくると、ボクみたいな人は冬になったのを気付かなくて、クリスマスとかしなくなってしまうからね。

ニヒル・ムスタファ-----そういう恐ろしい話はやめようぜ。

Little Mustapha-----いまのは冗談だから怪談話じゃないよ。

ミドル・ムスタファ-----そういうネタはどうでもイイですけど。なんだか気候のせいで先のことが心配になってくるので早く最新版のサイトを見て感想を言ったりしましょうよ。

Little Mustapha-----それってリニューアル作業とかどうでも良いみたいな言い方だけど。まあ、今回は時間がなくて使いまわし部分も多いからそれでも良いんだけどね。でも今回のは強制的にゲームに参加させられる時計だからね。ゲームをクリアしないと時間が解らないという意味で「何時だか解らない」けど、クリアしたら解りやすい時計という意味で画期的な「何時なのか?のJavaScript時計」なんだよ。

ニヒル・ムスタファ-----画期的って言っても、時計というのは解りやすいのが普通だからな。

Little Mustapha-----そういう屁理屈はともかく、パズルを解いて禁断の扉を開いてみたら良いのですよ。

 Little Mustapha's Black-holeはスマホのブラウザにも対応しているはずなので各自のスマホでパズルゲームになったトップページの時計を遊び始めました。

 ちなみに、まだ喋っていませんがマイクロ・ムスタファもちゃんと来ていてスマホでパズルを始めています。


(何時だか解らない状態のPC版トップページ。)

ミドル・ムスタファ-----ああ、これって正しい場所にパネルが来ると書いてある項目の現在の数値が表示されるんですね。

Little Mustapha-----なかなか良い感じで解けてるじゃないですか。最初から表示されてたら解く意味がないからね。

ニヒル・ムスタファ-----でも、この隣にあるのを入れ替えるのが面倒なのはイライラするよな。

Little Mustapha-----まあ、そうなんだけどね。それに関してはこれを作るのにあたって初めて気づいたこともあるんだけど。それよりも、ボクなんかこの3x3のパズルはすごく得意になってしまったんだけど。

マイクロ・ムスタファ-----なるほど。これは空白が右下じゃなくて真ん中なんですね。

Little Mustapha-----ええ?もう解いちゃったの?

マイクロ・ムスタファ-----ええ。正解の配置が解っていればもっと早く終わってましたが。私はこういうゲームなら得意なんです。

Little Mustapha-----確かに得意そうな雰囲気はあるけど。

Dr. ムスタファ-----それよりも、これはどこがパズルなんだ?見ていても何も起きないぞ。

ミドル・ムスタファ-----見ているだけじゃ何も起こりませんよ。

ニヒル・ムスタファ-----まさか基本的なところも理解できてないのか?

Dr. ムスタファ-----科学者というのはまずマニュアルを読むものなんだが、それがないからな。

Little Mustapha-----そんな意見もあるのか…!

ニヒル・ムスタファ-----まあ、スマホが壊れることはないから適当にタップしてみたら良いんだぜ。

Dr. ムスタファ-----本当か?…うわ、動いた!

ニヒル・ムスタファ-----なんか、スゴい科学者がいるな。

Little Mustapha-----そんな感じだけど。見たところDr. ムスタファ以外はクリアしちゃったみたいだね。

ミドル・ムスタファ-----3x3は意外と簡単でした。

Little Mustapha-----それじゃあ、Dr. ムスタファがクリアするまでの間にちょっとした苦労話をしてみるけどね。このパズルって最初の状態を作るには適当にシャッフルして並べれば良いと思ってたんだけど、それだと二分の一の確率で絶対にクリアできない配置になるってことだったんだよね。これを知らないとどんな悲劇が待っているか解る?

ニヒル・ムスタファ-----そんなこと言われてもなあ。解けなくてイライラする人が出てくるだけじゃないのか?

Little Mustapha-----それは問題を残したまま公開された場合だけどね。制作者がその理屈を知らないと、テストの段階で解けないパズルを解こうとして血眼になってしまうんだよ。なんせ、どんな配置でも解くことが出来ると思い込んでいるからね。もしかして、不可能な配置があるんじゃないか?って気づくのにはかなり時間がかかったよ。

ミドル・ムスタファ-----悲劇と言えば悲劇ですけど。いつもどおりな感じもしますけどね。

Little Mustapha-----まあね。といったところでそろそろDr. ムスタファもクリアしたんじゃないかな。

Dr. ムスタファ-----ん?なんだか何度やっても同じところに戻ってきてしまうんだが。これはなかなか手強いパズルだな。

ニヒル・ムスタファ-----まだ出来てないの?ミドル・ムスタファは意外と簡単だって言ってたぜ。

Dr. ムスタファ-----それは科学的には間違っているぞ。

ミドル・ムスタファ-----まさかDr. ムスタファのだけ絶対に解けない配置になってるとかはありませんよね。

Little Mustapha-----それは有り得ないはずなんだけど。でもボクも完全に理屈を理解して作ったわけじゃないからなあ…。なんか心配になってきたけど。

Dr. ムスタファ-----あっ!出来たぞ。なんだ、正解の場所にくると表示が変わるのか!

ニヒル・ムスタファ-----それ、さっき誰かが言ってたぜ。

Dr. ムスタファ-----空白は真ん中なんだな。

ニヒル・ムスタファ-----それも誰かが言ってたし。

Dr. ムスタファ-----それで、この真ん中に出てきたのは…。うわっ!文字が出てきたぞ。

ミドル・ムスタファ-----ミョーに盛り上がってますね。

Little Mustapha-----こっちとしては反応に困ってしまうけどね。ちなみに、真ん中に出てくるのは2年連続登場のバイ菌さん。パズルを解いたら出てきたし、魔道士っぽいよね。

ミドル・ムスタファ-----だからさっき禁断の扉とか言ってたんですか。

Little Mustapha-----そうなんだけど、これは思いつきのネタでもあるから、そこまでこだわりはないんだけど。そのバイ菌さんだけど、去年と同じく「時の使い」でもあるからね。

Dr. ムスタファ-----その「時の使い」っていうのは何なんだ?

Little Mustapha-----まあ、雰囲気だけって気もするけどね。人間と時間の間に立って色々とやり取りする感じの存在というかね。言ってみれば哲学的な存在ということになるのかな。

ミドル・ムスタファ-----でもバイ菌なんですよね。

Little Mustapha-----それはそれでね。時間と同じぐらい人間にとって身近な存在でもあるのがバイ菌ってことなのさ!

ニヒル・ムスタファ-----それ、今考えたんだろ。

Little Mustapha-----解ってることはいちいち指摘しなくても良いのです!それよりも、パズルを解いたあとにクリックとかタップすると色々と表示される機能って、テストするのに毎回パズルを解かないといけないんだよね。だからこれを完成させるまでにかなりの回数パズルを解いたから、今じゃスライドパズルの達人って感じだよ。ただし3x3に限るけど。

ミドル・ムスタファ-----それはテストの仕方に問題があるような気もしますが。

Little Mustapha-----最終的にはちゃんと動いてるんだし。それにその「知恵の言葉」と呼ばれているネタの数々だけど。今年からは項目が増えてそこにも時間がかかってるからね。かなり大変だったから項目によっては適当なんだけど。

ニヒル・ムスタファ-----それは言わないほうが良いんじゃないか。

ミドル・ムスタファ-----まあ、ネタがないなりに工夫しているようなところはありますよね。

Little Mustapha-----そういうことだけどね。

ニヒル・ムスタファ-----ということで、新しい変な時計については大体見終わったってことか?

Little Mustapha-----ホントはトップページのデザインが変わってるとか、そういうのもあるんだけど。でもニヒル・ムスタファが待ち切れないという感じだからね。いつの間にかここで話し合うことが決まりになっている、例のアレに移ることにいたしましょう。

 なぜか語尾が丁寧になったLittle Mustaphaですが、開設記念日のパーティーの本当の目的になりつつある後半部分が始まるようです。

Little Mustapha-----では、これより今年における降誕祭プレゼントに関する見込み目論見などを話し合う会議をとりおこのうしだいにあられまする。

ニヒル・ムスタファ-----なんか意味がわからないぜ。

Little Mustapha-----たまには真面目にやれば上手くいくかも知れないからね。

ミドル・ムスタファ-----真面目には思えなかったですが。

Little Mustapha-----そうだけど、ここで話し合うことって、実はなかったりするし。

ニヒル・ムスタファ-----まあ、確かにそうだよな。ここで完璧に作戦を立てても誰も予想しないことが起きてクリスマスプレゼントが貰えないからな。去年なんて用心棒役の退役サンタに言われて大声だしたら犯罪者扱いになったんだぜ。

Dr. ムスタファ-----そうは言っても準備と確認と、そういう基本的なことは必要だぞ。

Little Mustapha-----そこは科学的にね。ここ数年はサンタへのリクエストの仕方は正しいことが解っているし、今のところボクらは犯罪者じゃない。プレゼントを貰える資格はバッチリなんだよね。

ニヒル・ムスタファ-----去年のアレなんて、オレ達が悪かったというよりも、用心棒にやらされたのが原因だからな。

Little Mustapha-----でも元サンタの言うことだからといって、言われたとおりにしたというのはこちらの問題だよね。ホワイトって書いてあるから闇バイトをやってしまうようなものだよ。

ミドル・ムスタファ-----それ、なんか違いませんかね。

Little Mustapha-----無理やり時事ネタを取り入れるのは良くないということだな。

ニヒル・ムスタファ-----そうだな。それよりも、サンタ君はオレ達の犯罪者判定を取り消してくれたのか?

Little Mustapha-----確認は出来ないけど、サンタ君ならやってくれるでしょう。シッカリしてるし、イケメンだし。

ミドル・ムスタファ-----イケメンというのは関係ないんじゃないですか。

Little Mustapha-----いや、知り合いにイケメンがいるというのは重要なことだよ。

Dr. ムスタファ-----なんでだ?

Little Mustapha-----理由は、まあ知らないけど。

ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、あとはリクエスト用紙を使ってサンタにプレゼントをリクエストするだけって感じですかね。

Little Mustapha-----そうなんだよね。サンタが犯罪者にプレゼントを渡さないというシステムを作ったおかげで何度か失敗したけど、すでにこの部屋のトイレの扉は時空の扉としては機能しなくなってるからね。時空の扉に関連した変な出来事は起きないと仮定すると、ボクらがサンタからプレゼントを貰えない確率はかなり低い!

Dr. ムスタファ-----なんだか盛り上がってくるなあ。

ニヒル・ムスタファ-----でも、あんまり浮かれるのも良くないからな。ここはクリスマスが近づくまで慎重にいこうぜ。

Little Mustapha-----良いねえ。なんだか珍しくニヒル・ムスタファの本音を聞けた感じがするけど。そのとおりなんだよね。ここで問題がないことを確認して安心してしまうのがいけないのかも知れないからね。

ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、クリスマスまでに何か問題がありそうなことを発見したらみんなに連絡するということにしておきましょうか。

Dr. ムスタファ-----それは科学的だな。

Little Mustapha-----ここまでは完璧だね。とうことで、そろそろ乾杯しても良いと思うんだけど。

ニヒル・ムスタファ-----そうだな。これだけやれば十分だろう。

ミドル・ムスタファ-----じゃあ、ちょっとだけ気を抜きましょうか。

 なんと、今年は酔ってクリスマスの作戦会議が変なことにならないように、ここまでパーティーなのにシラフだったようです。一同、いつものようにコップに酒を汲んでLittle Mustaphaの変な乾杯の音頭で乾杯をしました。

 ここから先はとりとめのない話が続くのでここに書く必要はないでしょう。

 しかし、浮かれるメンバーたちの中でマイクロ・ムスタファの笑顔にはどこか暗い影がさしているような気がしました。プレゼントを貰う計画は完璧なようでした。しかし、マイクロ・ムスタファは何か重要なことを忘れているような気がしていたのです。決定的な何か、あるいはほんの些細な何かかも知れないけど、マイクロ・ムスタファの心に引っかかるものがあったようです。

 ただし、それが何なのかを確かめるまではマイクロ・ムスタファには何も言うことが出来ません。いつもの取り越し苦労だと自分に言い聞かせたマイクロ・ムスタファは、少しでもみんなのような感じで浮かれるつもりでコップの酒を飲み干しました。

 とうことで、何がメインなのか解らないLittle Mustapha's Black-hole開設記念日のパーティーの様子でした。これをやると年末まであっという間という時期でもあるのですが、ここまで今年のBlack-holicの記事数は目標よりもかなり少ないです。

 以前は異常な頻度で更新されていたRestHouseの記事数も最近では減っているということを考えると、Black-holicの記事数はこれでも多い方なのか?という錯覚を利用して頑張っているように見せかけることもできますけど。

 なるべく書くということで、次回は何が大特集されるのでしょうか?

 お楽しみに。