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#215 「ゴミは捨てる・ゴミ箱は捨てない」 2026-02-24 (Tue)

 特に愛着はないけど、これしかないから使うしかないというような物は雑に扱ってしまうことがあります。そんな感じでゴミ箱として使い続けられていたブリキ缶はあまりにもボロボロでそろそろ捨てたくなるような見た目になっていました。

 しかし、いざ捨てようかと思うと、もったいないような気がしてくるのです。それは多分、あまりにも長い間私のすぐ近くに置かれてあったからだと思いますが。

 とにかく、あちこち凹んで見た目もボロボロなブリキのゴミ箱を捨てるのがもったいなくなったので、何とかしてみようかと思ったのです。

 そのブリキ缶がこちら。

このキャラクターがパティ&ジミーのパティの方だということを知ったのは、この記事を書く前でしたが、それはどうでも良いことなのです。

 なぜなら、このブリキ缶を何とかするために、描かれている柄は全部消されてしまうからです。


 上の写真は結構修復作業が進んだところのものなので、元のもっとボロボロな状態の写真がないのが残念ですが、最初はもっと凹みが激しくて、捨てるしかないような状態でした。

 そこからゴム製のハンマーを使って内側から叩いてみたら意外といけるということで、この企画が始まったという感じなのです。

 とにかく、叩いたら元のバケツっぽい形状になってきたので、ここからボロボロ感をなくしていく作業をするのです。

削っていく

 春も近づいて来た天気の良い日曜日にはこういうことを始めてしまうことも多いのですけど。

外に出てもそれほど寒くない晴天の下で塗装を落とす作業を開始。


 紙やすりでひたすら削っていきますが、デコボコしている場所はなかなか上手く行きません。

 その前に大きめのキズも付いているのですが、これは紙やすりだと時間がかかるかも知れないと思って、バリ取り用の硬いヤスリを使った時のものです。

 このキズが残ってしまうことになったのがちょっと反省点ですが、このゴミ箱再生企画自体がすでにちょっとアレですので、細かいことは気にしないのです。


 そして、ボロボロ過ぎて穴が空いている場所もありました。

この部分は、半田付けの達人、半田キモーヌちゃんが「半田で埋めたら良いんだよ」って言うのでそうすることにしました。


1日目は側面を全部銀色にしたところで終了。

体力的にはまだいけそうな感じもありましたが、手袋をしていても摩擦で親指にマメが出来て限界。マメが固まるまで作業は中断です。

さらに削っていく

 こういう作業をする時にしては珍しく良い天気が続いているのですが、親指のマメも硬くなってきたので二回目の作業。

凹んでる部分はこういうものに紙やすりを巻いて擦ると結構良い感じです。

紙やすりの番目は最初から変わらず120ぐらいでしたが、なんとなく光沢が出てきたような気がします。

天気が良いのでそう見えるだけかも知れませんが、そろそろヤスリが足りなくなってきたので二回目はここまで。


最近はアマゾンで買っても翌日に届かないことも多いので、また少し間を空けて三回目。

ここでやっといつもの調子になってきて、外で作業だというのに雪がちらつく天気でした。

塵対策でゴーグルを着けて、さらにマスクもしていたのですが、寒さのせいでゴーグルに結露が出来て水が溜まってきていました。

写真では上手く撮れなかったですが、水滴というよりもちゃんとした水という感じになっています。


それはともかく、結構大変だったフタの部分も銀色に。


バケツが綺麗な円形ではなくなっていて、取っ手が上手く動かせないということで、これは外すことに。

ここまで来たら、ここからはピカピカにするだけ、という感じになってきたのですが、翌日は雪ということで、また中断。

磨いていく

 密かに半田で穴が埋められたりして、4回目の作業開始。ここからは削るというより磨くということになるのですが、どこまで綺麗にするかはビミョーなところ。

 綺麗にしても、元々のデコボコはヤスリで平らになるようなレベルではないですし、最終的には塗料で保護をしないとすぐに錆びるはずなので、ピカピカにする意味も特になかったりするのです。


 少しずつ紙やすりの番目を上げていって、1200に到達。

ピカピカしているような、そうでもないような。


 さらに頑張って2000番。

さっきと変わってない?


 そして、最初の方に書いたように硬いヤスリで削った時のキズが目立って来ているのです。でもこれは塗料で隠れる気もするのでムキになって消さなくても良いということにしておきます。


 仕上げにピカールで磨いたらピカーン!ってなるかと思ったら、そうでもないという工程を経て塗装に入っていきます。

塗っていく

 これ以上磨いても何もなさそうなところで5回目の作業です。

 なんとなく深海というテーマになってたりするので、青いスプレーを買ってきました。

というか、紙やすりと塗料を買って費用が2000円を超えているのですけど。新しいゴミ箱を買うといくらになるか。気になるけど調べません。


 スプレーなので結構綺麗に塗れました。しかも気になっていた硬いヤスリのキズは塗料で完全に隠れています。

 でもこの青は深海というよりも、まさにバケツではないでしょうか。

フチの部分はマスキングしてあって、後で違う色で塗る予定でもあるのですが、この青だけで終わってしまうと、これまでの作業が大変だったのがもったいない気がしてきます。


 ここで何とかする必要が出てきました。

 まず何故深海なのか?ということですが、デコボコしてる部分があまり人工的でない感じなので、自然の造形物みたいなイメージから深海ということになったのです。

 それなら、このデコボコをさらに強調する方向でなんとかしてみることになりました。


 その結果がこうです。

デコボコ部分の山折り部分と谷折り部分に合わせて線を描いてみました。

ただ、家にあった水性塗料で塗ったらちょっと上手く塗れてない部分もあったり。


 こうなってくると、深海というよりも深海生物感が出てきたので、ここで余計な出費。

蓄光塗料を買ってきて、ツブツブを描いてみました。

というか、こんな濃い青で本当に光るのか?と思いましたが。どうなるでしょうか。


 最後の仕上げはフチと底の部分をゴールドに!

深海とか自然の造形物とかのテーマはあるのですけど、家にあった塗料の中で使えそうなのはこれしかなかったのでゴールドなのです。

できあがり

これは一体何なのか?

そんなことを少しでも考えてしまったのなら、あなたにアートを理解しようとする心が芽生えた証拠かも知れません。

しかし、残念ながらこのバケツはアートではありません。


 深海生物にはならなかったですしアートでもなかったですが、磨いたり塗装したりは楽しかったり、個人的には創造的な体験はできたのです。

 そして、天気の良い日に充分に光に当てても、蓄光塗料は光りません。

 もっと光りそうな黄色とか白っぽいのを買うべきでした。

 ということで、いくつかの反省点はあったものの、捨てられるはずのゴミ箱を復活させることが出来たのです。

 最大の反省点である蓄光塗料を買ったせいで、同じようなゴミ箱を買うよりは高価になったのは確実ですが、そのうち奇跡的に光るようになったら払った金額以上の価値が生まれるはずです。(なぜそう思うかという理由は特にないですが。)


 それとは関係なく、気になることがあるのですが。パティ&ジミーを調べている時に、状態の良い同じバケツがオークションサイトで売られていた形跡を発見したのです。

 すでに落札されていて値段は解らなかったのですが、もしも高額で落札されてたりしたらと思うと、物はもっと大切に扱わないといけないという事になりそうです。

 みなさんも物は大事にしましょう。