Roland SC88-Pro

 これは有名な音源モジュールだね。パソコンで音楽やる時なんかに使うシンセサイザーみたいなものだよ。新しく発売されている後継機種とも音質の差もあんまりないし、まだまだ使える音源だよ。ただ、パソコンと直接つなぐにはパソコンにシリアル端子がついてないといけないんだ。最近はUSBが主流になっているから、そこが問題かもしれないね。でもMIDIインターフェースがあれば問題なしなんだ。
 この音源の良いところは、一台で二台分の音が使えるところなんだ。普通なら、一台で16チャンネル、つまり16の音色までしか使えないんだけど、二台分だから32チャンネルも使えるんだ。そんなに沢山の音を使うことなんかないんじゃないかって思うかもしれないけど、実はドラムを沢山使いたい時にはこれがすごく便利なんだ。普通はドラム用のチャンネルは16チャンネルのうち一つしかなくて、もし二つのドラムセットの音を同時に出したい時には、システムエクスクルーシブという特殊なデータを送信しないといけないんだ。でも二台分使えるんならそんなことしなくても簡単に二つのドラムセットが使えるんだよ。便利だね。
 ちなみに海外ではこれと全く同じ使用で1Uラックサイズのものがあるらしいよ。(普通のはハーフラックサイズで、幅がラックサイズの半分)ハーフラックサイズって中途半端な大きさだよね。ラックに納めるためにはアダプターが必要だし、どこかに置こうとしても、しっくりこない。机の上だと邪魔だし、パソコンのモニタの上じゃ安定しない。不便だね。