Apogeeについて
Little MustaphaがApogeeを発表したことによる日本経済への影響は未知数である。この発表に対する市場の反応次第で、日本経済は未だ経験したことのない局面をむかえるであろう。そうした事態に陥った場合に政府のとるべき対策としてタバコ、酒類等の嗜好品への課税は廃止せざるをえない。(「オッケイ新聞」より)
酒とかタバコっていうのは、特に酒だけど、創作に必ず必要ってわけじゃないんだ。酒は創作が終わった後の楽しみなんだよ。創作に必要なのは酒なしに酔っぱらえる脳みそなんだ。(「週刊酒」:Little Mustaphaインタビューより)
Apogeeは反抗しないロックアルバムである。しかし、反抗しないものをロックと呼んでいいのだろうか?もしかすると反抗しないロックとはロックへの反抗となるのかも知れない。それよりも、これはロマン主義者であるLittle Mustapha自身への反抗なのかも知れない。(「毎日朝日新聞」より)
ボクに主義なんかはないよ。強いていうならボクは究極的現実主義者だね。それからパスタよりもピザが好きだね。(HNK「今日の献立」:Little Mustaphaインタビューより)
このアルバムを1時間かけて聴くことは1時間音のない世界で過ごすことと同じだけの意味があるのさ。(「週刊メンズニヒル」ニヒル・ムスタファへのインタビューより)
Preludeについて
これはApogee全体の前奏曲であり、またマイクロ・ムスタファの未完の小説「疫病神の憂鬱」の前奏曲でもあるんだ。(Little Mustapha)
Prelude(前奏曲)っていうのは家の玄関みたいなものなんです。私の小説を読んでもわかるように、Preludeというのは時に誰も想像しないような何かとてつもない〔未完〕(マイクロ・ムスタファ:「エッセイ集」より)
Love Me Like I Love Apathyについて
これはラブソングだね。だってタイトルに二つもラブがあるでしょ。(Little Mustapha)
Little Mustaphaは無関心を愛しているんじゃないんです。彼には心がないんです。(Director N.T.:ブラックホールに関する暴露本の原稿より)
愛の反対は憎しみではなく無関心なのです。(マザーテレサ)
芸術家ってのは他人の不幸を創作のネタにして金儲けをたくらんでいるものなのさ。(ニヒル・ムスタファ:「週刊ニヒル毎日」インタビューより)
53 Fundamentals for Alienについて
'53Fundamentals for Alien'はエリア53で録音したんだ。エリア53っていうのは正式な呼び方じゃないんだけど、異星人たちが集まる場所なんだ。今回は金星人にボーカルをたのんだんだ。(Little Mustapha:「月刊ウーム」インタビューより)
una Suite Rasgadoについて
ピアノの表現力というのは素晴らしいね。あれだけ鍵盤があればいろんなことを表現出来るんだよ。だからピアノの音にはエフェクトはかけない。その代わりギターはギンギンなんだ。そのためにこの組曲は「引き裂かれ」ているんだよ。
この4曲のタイトルをスペイン語にしたことに大した意味はないんだ。(Little Mustapha)
引き裂かれたのはこの組曲じゃなくてLittle Mustapha本人じゃ。(Dr.ムスタファ:試聴会での発言)
Habaneraについて
'Habanara'は失敗作なんだけど、この曲を入れないと組曲にならないんだよ。3曲で組曲っていうのもちょっとあれだし・・・。(Little Mustapha)
ショートケーキに醤油をかけたような曲ですね。(ミドル・ムスタファ:試聴会での発言)
Rapidezについて
氷の上で火を燃やすとどうなるかの実験だよ(Little Mustapha)
Nuevamenteについて
'Nuevamente'ではBlack hole合唱団が活躍してくれたね。見事な不協和音だよ。この不協和音っていうのはちょっとややこしいんだけど、いわゆるテンションノートとはまるで違う考え方の元に成り立っているものなんだよ。(Little Mustapha)
あの戦争もあの大地震もあの飛行機事故も全部この私が起こしたんだ。それなのに手柄は全部死神のヤツに取られちまったよ。こんな仕事早いこと辞めておけばよかったんだ。そうしたら今頃は何かとてつもない〔未完〕(マイクロ・ムスタファ:「疫病神の憂鬱」より、というかこれで全部)
Lagrimaについて
涙には目に見える以上に沢山の理由があるってことをこの曲が証明しているよね。(Little Mustapha)
涙は女の武器。(某国の偉い人の発言)
途中まではいいんだけどなあ。まったくヤツ(Little Mustapha)は引き裂かれちまっとるよ。(Dr.ムスタファ:試聴会での発言)
Droopについて
この曲に'Droop'というタイトルをつけたLittle Mustaphaの作曲家としての素養を疑わずにはいられない。(イージーリスニング愛好会会報「ウィーラブアワセルブス」へ寄せられた投書より)
'Droop'って単語に意味があるなんて知らなかったよ。あんまり意味のない曲だったから、意味のない単語を書こうと思って適当にアルファベットを並べてDROOPって譜面に書いたんだ。それが結局ボクをdroop(うなだれる)させることになるとは思いもしなかったね。(Little Mustaphaネタ帳より)
Nostalgia Pt.1について
この曲のレコーディングは前回の作品(the Sound Track)でも使った地底の浜辺なんだ。(Little Mustapha)
地底の世界っていうのはレコーディングには最適の場所だよ。あそこの人たちは全ての芸術に関して寛容なんだ。(「月刊ウーム」:Little Mustaphaインタビューより)
Little Mustaphaの言っている地底の世界が存在するためには地球の内側に大きな空洞がなければならない。この空洞の存在はまだ認められていないが、各地で起こる道路陥没事故がその存在を証明していると言っても過言ではないだろう。しかし・・・(Dr.ムスタファ「地中観測」より)
私たちが立っている地面というのはちょうど鏡のようになっていて、例えば私の立っている下には私と同じ格好をした反対側の人間が、私と同じように反対側の地面を動き回っているのです。それは誰にでも共通することで、一人の人間の反対側には必ず一人の反対側の人間がいるのです。地面の上と下で同じものが同じ力で押し合って均衡を保っているから私たちの立っている地面が地球の重力に引き寄せられて陥没することがないのです。ここで警告しなければならないことがあります。もし、反対側の人間が全てこちらに上がってきたらどうなるでしょうか?もちろん地面は崩れ落ちていくでしょう。Little Mustaphaの言うことが本当ならば、彼は反対側の世界への出入り口を知っているということです。このような危険人物を政府は野放しにしておいていいのでしょうか?我が地底政府にとって彼は危険きわまりない人物なのです。ことが起こってからでは遅いのです。一刻も早く何らかの対策を立てていただきたい。(地底政府へ宛てられた投書より)
Re Dwhi Te --Leberebeleberebelebereh!について
色が人間に与える影響をそろそろ本気になって考えるべきだと思うんだ。このままじゃいつまでたってもピカ○ュウには勝てっこないよ。
レコーディングには*ナノ・ムスタファが参加しているんだ。(Little Mustapha)
我々は色を見ているのではなくて、光の反射を見ているのである。それは我々が光に反応する目を持っているからである。つまり「赤い物」というのは間違いで「赤い光を反射する物」といわなければいけないのである。(Dr.ムスタファ:「色々な研究」より)
ボクぐらい小さいと、普通の人間には細かすぎて見えないものが見えると思ってるでしょう?でも結局見えるものは同じなんだよ。普通のものは大きすぎて見えないし、ボクにも小さすぎて見えないものは沢山あるんだ。僕ら「ナノ人間」も普通の人間同様に顕微鏡を使うんだよ。(「月刊ナノなの?」:ナノ・ムスタファ、インタビューより)
(註:ナノ・ムスタファとは現在確認されているムスタファの中で最も小さい人物です。身長は178ナノメートル)
Ruinsについて
こんなヘンテコな曲は初めて聴きました。(ミドル・ムスタファ:試聴会での発言)
チンドン屋を思い出すなあ。(Dr.ムスタファ:試聴会での発言)
'Ruins'は奇術師でもあるボクにとって試金石のような作品だね。(Little Mustapha)
Little Mustaphaは時々自分が誰なのかわからなくなっているみたいなんです。(Director N.T.:ブラックホールに関する暴露本の原稿より)
Societyについて
Society(社会)という言葉を使うとなんだかメッセージ性のある曲に聞こえるよね。(Little Mustapha)
社会っていうのはいつの間にか空気みたいなもんになっちまうのさ。ある時には気付かないけど、なくなったとたんに生きてられなくなっちまうのさ。(ニヒル・ムスタファ:「週刊マダムジャンプ」コラムより)
Rhymingについて
始めの部分で喋っているのは金星人だよ。(Little Mustapha)
下らない韻が頭に浮かんできて止まらなくなることがあるんです。もし、そんな状況で私が何かを書こうとしたら私は何かとてつもない〔未完〕(マイクロ・ムスタファ「日々の雑事」より)
Ojos Azulesについて
この曲はルンバだよ。こういう曲をロックにアレンジしてギターで弾くと楽しいんだけどね。とにかく、気分的に一番盛り上がるのはこういった感じの曲なんだ。(Little Mustapha)
ちょいと、これってあたくしのために作ってくれた曲じゃないんですの?どうしてLittle Mustapha様のアルバムにはいっているの?ホントに許せませんわ!(プリンセス・ブラックホール:「am.am.」インタビューより)
Industry --He gave me 10 minutes. So I got 10 minutes.について
労働者を100パーセント労働力として使用するために、彼らには決して現実を知られてはいけない。彼らに与える自由な時間は10分が限度である。(「週刊冷血経営者」:冷酷社長ことLittle Mustaphaへのインタビューより)
テクノロジーを過信してはいけないねえ。機械が上手く動かなかったからこの曲の出来は半分以下になっちゃったよ。(Little Mustapha)
Nostalgia Pt.2について
ボクにこういう曲を作らせるのは音楽に対する郷愁にも似た或る悲しみなんだ。(Little Mustapha:'Nostalgia'に関するコメント)
この曲、どっかで聞いたようなものをつなぎ合わせた感じですねえ。(ミドル・ムスタファ:試聴会での発言)
こういうのは、パクリっていうんじゃないのか?(Dr.ムスタファ:試聴会での発言)
In a Spaceship --Vinus to Hanedaについて
地底人の時みたいに、ボクが金星に行ったことを誰も信じてくれないと困るから、金星から帰る時の宇宙船の中の様子を録音しておいたんだ。それにしても金星人はよく喋る。ビックリすると思うけど金星から羽田までは5分足らずでついちゃうんだよ。時空を飛び越えるからね。それから、羽田というのは羽田空港じゃなくて、その近くの公園にある水飲み場の下のことなんだ。つまりエリア53のことだよ。(Little Mustapha)
我々が宇宙人から様々な科学技術を教えられたというのがUFO信者たちの意見であるが、それは全くのでたらめである。なぜなら我々にはまだ惑星感を自由に行き来できる宇宙船がないからである。宇宙人の科学技術は全て私の理論を応用したものであり、それらは全て素晴らしい成果を見せている。私の理論を受け入れなかった地球の学会は私に対して何らかの償いをすべきである。(Dr.ムスタファ:ミニ・ムスタファがこっそり覗いたDr.ムスタファのメモ帳より)
嘘とわかる嘘をつくことは無害である。嘘とわからない嘘の中で、嘘とわかる嘘をつくのは問題である。(黒幕)