ニューアルバム発表を記念してLittle Mustaphaにインタビューをしてみました。

---本題に入るまえに、今まであったリアルオーディオファイルが削除されているんですが、どうしてですか?

Little Mustapha(以下L.M.)それは別に、いいじゃないか。

---誰も聴いてくれないから消したんじゃないですか?

(L.M.)まあ、それにちかいけど

---それから、いろんなページが更新されてませんけど、いいんでしょうか?

(L.M.)これからやるよ。ボクだって忙しい時はあるよ。早く本題に入ってくれないかなあ。まったく。

---まだ、聞きたいことはいろいろあるんですけど、やめておきましょう。ところで、「×ファイル」の再開は・・・。あっ、いや、何でもないです。それじゃあ、そろそろアルバムについて聞いてあげましょう。タイトルはF**k Rock'n'Rollとなってますけど、**にはやっぱりucが入るんでしょう?

(L.M.)「聞いてあげましょう」ってどういうことだよ!・・・まあいいか。**のところはcuじゃなくてolだよ。Folk Rock'n'Rollだよ。なんですか、Fuckって。ボクがそんな下品な言葉使うわけないじゃないですか。

---はあ、そうですか。フォークソングなんですか。みんなは別の単語だと思ってますよ。なんで**で隠したりしたんですか?

(L.M.)だってみんなやってるじゃん。Fで始まってKで終わる単語は、そうするように決められてるんだよ。

---・・・。それじゃあ、曲についてですけど。今回は珍しく解り易い曲が多いですねえ。いや、今までが解りづらかったと言う訳ではないですよ。まあ、なんて言うか媚びを売っていると言うのか。そんな感じですよねえ。

(L.M.)きみ、そんなことを言われるとボクは悲しくなってしまうよ。あれはまあ言ってみれば、複雑さの極まった単純さというやつだよ。

---ホントですか?私には手を抜いたようにしか思えませんけど。ところで一曲目の歌詞は何ですか?あれは実話ですか?

(L.M.)もちろん。ボクにはきみに見えない物が見えて、聞こえない音が聞こえるんだ。ちなみにボクは真実しか書かないことにしているんだ。

---あまり書きすぎると、いろいろ危険ですよ。変な人多いですから。

(L.M.)きみがなんと言おうと、「真実はそこにある」ですよ。

---あなたの真実は時々夢とごちゃ混ぜになってますけどねえ。でも全て真実だとすると、三曲目の「わしは十代の猟奇殺人鬼」というのもホントのことなんですか?

(L.M.)まあ、一応。でもボクがそうだ、という訳じゃあないよ。ボクの知っているはなしだよ。

---なんだ、残念。でもあなたが音楽をやる時に燃やす情熱と、殺人鬼の情熱は似たものがあると思いますよ。実を言うと私は時々あなたに殺されるんじゃないかって思うこともあるんです。・・・あんまりこのことについて言うのはやめましょうね。今もあなた恐ろしい目で私を見てましたよ。

(L.M.)大丈夫だよ。今日はだいぶ落ち着いてるから。

---・・・今日は!?じゃ、じゃあ次にいきましょうか。えーと、前半はとてもポップな曲が多いですよね。

(L.M.)うん、始めに作った曲がポップだったから。全体のバランスを考えるとそうならざるをえないよ。その代わり今までにないボクの一面 が見られると思うよ。ポップといってもロックに近いけど。ハードではないものが多いね。ボクは9曲目のKokeが気に入ってるよ。実は、或る曲のパクリなんだけど。知ってる人は少ないからまあいいか。

---パクリと言えば、最後の曲はあれ、T-Rexの'Children of the Revolution'じゃないですか。

(L.M.)そうだよ。今流行りの偽装ってやつだね。ラベルを貼り替えてみたんだ。でもあれは本当の意味でボーナーストラックだから、聴ける人は限られてるよ。つまりオリジナルのCDを聴いた人だけ。

---それから、16曲目の「二日酔い」は前に聴いたことありますけど。

(L.M.)あれは好きな曲だから撮り直したんだ。ちょうど新しいMTRを買った時だったし、その試運転もかねて。撮り直したわりには、あまり前と変わってないけどね。まあ打ち込みのデータは前と一緒だから。

---そういうこともふまえて後半からは「らしさ」が出てますねえ。15曲目の地底人語の歌詞というのは、どういうことですか?

(L.M.)ボクが学生時代に良く地底に遊びに行ってたことはあまり知られていないようだね。あの曲で台詞を喋っているのは実はボクの地底人の友達なんだ。ボクも地底人語を多少喋れるから、あの曲は地底人語で歌っているんだ。きみはまだ地底に行ったことないの?

---あの、私の聞きたかったのはそういうことじゃないんですけど。まあいいでしょう。地底と地底人ですね。

(L.M.)ボクが昔発表した「地底の生活」というアルバムは地底の暮らしを描いたものなんだ。あれを聴けば地底のすばらしさが解ると思うけどなあ。

---あの、さっきも言いましたけど、あまりそういうことは言わない方がいいかと・・・。

(L.M.)きみは信じないの?ボクがあると言ったらあるんだよ。今はないけど、探せばそのときの写 真だってあるんだから。ああ、懐かしいなあ。戻りたいなあ、地底に。あそこの人たちはみんないい人なんだ。キミみたいに疑り深い人なんていないんだぜ。

---いいですか。はっきり言わせてもらいますけど、あなたの言うことは全部嘘ですよ。地底もあなたの地底人の友達もいないんです。写 真だってあるはずありません。自分の部屋をよく確かめて見てください。そうすれば、あなたの言っていたことが全部夢の話だったということが解りますから。

(L.M.)何を言うんだ!キミは我々地底人を侮辱するつもりか?それならこっちにも考えがある。この世界がどうなっても知らないぞ!それでも良いのか?おい待てっ、どこへ行く?!人の話は最後まで聞かないか。今から50年近く前のことでした、私は川へ洗濯・・・・・

私は黙ってLittle Mustaphaの部屋を後にしました。
以上、一日中陽の当たらないLittle Mustaphaの部屋からアルバム完成記念インタビューでした。