P is for Peke
完成記念インタビュー!!(クイズ付き!)

Ghostについて

ミドル・ムスタファ-----これはもしかしてテークノロジを使っていますか?
Little Mustapha-----そのとおりテクーノロジなんだけどね。それにしても、アナログシンセの音を作るのってなんであんなに面倒なんだろうね。まあ、得意な人には簡単な作業なんだろうけど。そして、厳密にいうとアナログモデリングのデジタルシンセだけどね。
ミドル・ムスタファ-----別にそんなにこだわらなくてもいいですが。でもいじればいじるほど音が小さくなって行った当時よりは数段良くなってませんか?最初から流れてるウニウニした音でしょ?
Little Mustapha-----最終的には良くなったけどね。でもシンセの設定でよくならなかったから、最終的にはパソコンでイコライザーかけて低音部分の爆発を抑えてるんだけど。
ミドル・ムスタファ-----へえ、そうなんですか。難しい事は良く解りませんが。それよりも、これはなんか昔というか、70年代後半から80年代のホラーみたいですよね。シンセとピアノとかで。
Little Mustapha-----まあ、そうなんだけどね。「GONE」という話の曲という設定だからね。あれは何というかレトロというかB級というか、そんな雰囲気があったよね。今考えると、あの話はコンピュータが人間に反乱を起こすとか、そういう設定じゃなかったのが良かったと思うんだよね。それと…あっ!
ミドル・ムスタファ-----なんですか?
Little Mustapha-----というかさ、あの話ってボクらも出てくるんじゃなかったっけ?
ミドル・ムスタファ-----なかったっけ?って。あなたが書いたんだから、そんなこと聞かないでくださいよ。
Little Mustapha-----そうだけどさ。でも後先考えずに面白さ優先でやってると、ヘンなところで問題が発生したりするよね。だいたい、あのブログ脳とかが出てきたのはキミが出しゃばったからじゃなかったか?
ミドル・ムスタファ-----それって「Black-holic」の話のことですか?そんなことを言われても、あの話がこんな展開になるとは思ってませんでしたし。
Little Mustapha-----まあ、そうかも知れないけど。面倒な事にならないように気をつけないといけないね、という事ですね。
ミドル・ムスタファ-----そうですね。

Dark Nightについて

Little Mustapha-----設定としては真っ暗なモオルダア捜査官のボロアパートにスケアリー捜査官が入っていく場面という感じなんだけど。古い建物って明かりがないと何か怖いんだよね。そんなボロアパートでいないと思っていたモオルダア捜査官がいきなり現れたり、その辺の怖さというかビクビクした感じが文章ではいまいち伝わってなかったから、この曲で雰囲気が出たらもう一度読んでください、ということでもあるけど。
ミドル・ムスタファ-----どういうことだか、全然解りませんが。文章のいたらなかった部分を音楽で補うという事ですか?
Little Mustapha-----そうなってしまうかも知れないけど、何かを伝えるのって時々ホントに難しいよね。それはそうと、この曲は最初の方はずっと効果音みたいな事になってるから、ほとんど作曲らしきことはしてないんだけどね。でもまあ「○○デンキ♪」みたいな一言曲も作曲と言えるのなら、この曲も十分すぎるくらい作曲してるけどね。
ミドル・ムスタファ-----まあ、あれはあれで能力が必要というか、開き直らないといけませんからね。多分あなたには無理なんじゃないかと思うんですが。
Little Mustapha-----ボクもけっこうそう思ってるけどね。それはどうでも良いけど。オバケを恐がる人って何かイイよね。
ミドル・ムスタファ-----何がイイんですか?
Little Mustapha-----イイというか、なんというか。ボクもオバケとか幽霊は怖いと思うけど、なんか最近はやっぱり一番怖いのは生きている人間だと思うようになってしまったからね。これは悲しいことでもあるけど、やっぱり事実でもあるからね。だから純粋にオバケや幽霊を恐がってるひとはイイと思ってしまうとかね。
ミドル・ムスタファ-----納得出来るような出来ないような…。

Boys are Ambiguousについて

Little Mustapha-----実はこの曲のアイディアを思いついたのがこのサウンドトラックアルバムを作るきっかけにもなってるんだけどね。タイトルはもちろん「少年よ、大志を抱け」(Boys Be Ambitious)のパロディなんだけど。こういう思いつきは大事だよね「男の子達は曖昧」という言葉のイメージが先か「Gone」に登場したモジモジ少年達のイメージが先か解らないけど、メロディ付きで「Boys are Ambiguous」というフレーズが出てきた時にはあの話の歌としか思えなかったしね。あの話はボクらさえ登場しなければホントに傑作だったのにな。
ミドル・ムスタファ-----そんなことを言われると私が悪いみたいですが、書いたのはあなたですからね。それにしてもこれは80年代テイストでもありますよね。しかもテクーノロジも使ってる感じですし。
Little Mustapha-----まあデジタルとかバーチャルな世界の話だし、テクーノーロジな感じにしないと雰囲気が出ないしね。初めてだけど歌のピッチ補正の機能も使ってみたよ。もちろんエフェクターとしてね。
ミドル・ムスタファ-----エンディングのあれですね。
Little Mustapha-----そう、あれなんだけど。ボクって地声は低いと思ってたんだけど、なんか実際にはそうでないみたいでね。今回ピッチ補正の機能を使って初めて解ったんだけど、低い声で歌った時って、実際に出そうとした音ではなくて、その倍音の音で認識されてんだよね。今回の場合は最初の音がソの音だったんだけど。一番聞こえやすい倍音のレとして認識されてたんだよね。昔からなんとなく高い声が出ると格好いいみたいな風潮があったけど、ちゃんとした低い声も出すのは大変なんだと思ったけどね。それとは関係なく最後のボーカルの部分はピッチ補正をガチガチにかけて機械的にする予定だったから、音はちゃんと出てなくても良かったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----つまり、良かったということですね。
Little Mustapha-----なんかヤヤコシイ話をするとキミは最後だけを切り取って解釈するんだな。
ミドル・ムスタファ-----だって、あんまりマニアックな話だと読んでる人がつまらないでしょ?
Little Mustapha-----そうだけど、マニアックな話をしないとボクがつまらないんだけどね。それはどうでも良いけど、一番の歌詞とか途中でプログラム風に書かれているという設定、というか設定じゃなくてそうしてあるんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----それもマニアックですが。
Little Mustapha-----まあ、そうだけどね。でも歌詞の「while」とか「if」のあとに丸括弧とか大カッコを付けたら楽しいかもな、と思ったけどやめておきましたがね。
ミドル・ムスタファ-----まあやっても良く解りませんしね。
Little Mustapha-----それから、歌詞の最初の部分はボヘミアン・ラプソディのパロディって気付いた?
ミドル・ムスタファ-----気付いてましたけど、さいしょからヘンな話ばかりするから言えませんでしたよ。
Little Mustapha-----それはスイマセンでした。

Scaredについて

ミドル・ムスタファ-----ホラー映画みたいですね。
Little Mustapha-----そりゃあだって、SFホラーサスペンスミステリー・アンド・コメディパロディだからね。
ミドル・ムスタファ-----コメディパロディってつながってるんですか?
Little Mustapha-----まあ、そこはどうでも良いけど、重要なのはホラーの部分だしね。それよりも、古い建物って何で怖いんだろうね。そういえばさっきのモオルダアのボロアパートも古い建物っていう設定だけどね。モデルは第三期ブラックホール・スタジオという豆知識も。
ミドル・ムスタファ-----その豆知識はいいですけど、あの時のブラックホール・スタジオは何かいましたね。
Little Mustapha-----それにGKBRもいたしヤモリもいたしね。雨戸に潰されてペラペラになってたりしてたけど。というか、話がそれてるけど、コッチは古い洋館の話の曲という設定なんだけどね。なんとなく似た曲がかたまってしまったから、別の話という設定で使っても良かったんだけど、まあ元はあの話の曲という事で作ったしね。
ミドル・ムスタファ-----なんか適当ですね。
Little Mustapha-----そうだけど。臨機応変という言い方もあるけどね。いずれにしても、同じ曲が使い回されるというテレビドラマシリーズという設定でもあるから、同じ曲が違う話で出てくる事もあるんだけどね。という設定で。
ミドル・ムスタファ-----どれがどの設定だか解らなくなってきましたけど。そんな設定で良いんですね?
Little Mustapha-----イインです!という設定。

くっさ〜い!

Prophecyについて

Little Mustapha-----さあ、問題作ですよ。
ミドル・ムスタファ-----それよりも前に、さっきからちょくちょく画像が出てきてるんですけど、説明とかはいらないんですか?
Little Mustapha-----ああ、あれ。でも今回は曲数が多すぎだし、もうすでに公開の予定から大幅に遅れているから余計な時間はかけてられないんだよね。
ミドル・ムスタファ-----まあ、そうかも知れませんが。余計な話はたくさんしてますよね。
Little Mustapha-----そうだけどもね。まあ、気になるのなら解説しておくと録音作業でボタン押すだけみたいな退屈なのがあるんだけど、その間に書いた絵だけどね。でも上のは楽譜を書きながら書いてしまったけど。しかも物足りないから未来感覚ナンデ君とピアニコさんも追加されてたり。
ミドル・ムスタファ-----それはどうでも良いですが、最近あなたがあんな絵ばかり書いていたり、ビミョーに上手くなってるとかで、心配している人が多いとも聞きますが。ダイジョブなんですが?
Little Mustapha-----ダイジョブとか言われても、それはああいう絵を描いている人全員を敵に回してないか?
ミドル・ムスタファ-----そういえば、そんな気もしますが。
Little Mustapha-----まあ、ライバルに対抗するためにはあれぐらいしないとね。アレでも物足りないぐらいだし。
ミドル・ムスタファ-----ライバルって何ですか?あのソフトのシリーズですか?
Little Mustapha-----というか、それだけじゃなくてまんべんなく全体的にスズキ・ピヨニカさんっぽいモノは全部ライバルだけどね。まあ、ピヨニッコイドがボカロのシェアを上回る日はもう目の前とも言われてるし。
ミドル・ムスタファ-----そんな話は聞いたことがないですし。というか、アレってボコーダーでしょ?
Little Mustapha-----何を言うのですか。あれは、ピヨニッコイドは決してボコーダーではありません。そんなことは言っても思ってもいけないのです!
ミドル・ムスタファ-----なんでそんな怒り方なんですか?
Little Mustapha-----なんとなくだけど。確かにボコーダーの技術は使ってはいるけど、それはあくまでも機能の一部であって、スズキ・ピヨニカさんがピアニカに向かって歌った声、或いは、ボクのピアニカの演奏とボクの歌をボコーダーで合成したもの、それだけをピヨニッコイドと呼ぶことが出来るんだよね。
ミドル・ムスタファ-----というか「或いは」の前はいらないんじゃないですか。
Little Mustapha-----いやいや。もしかするとホントにスズキ・ピヨニカさんが歌っていると信じている人もいるかも知れないからね。人の夢を奪ってはいけないよ。それよりも、あの話を作るのがどれだけ面白かったのか説明しようと思ってたんだけど、ピヨニッコイドのせいで出来なくなったし。
ミドル・ムスタファ-----まあ、時間がないし、仕方ないですね。

Starry Nightについて

Little Mustapha-----この曲はさっきもあった絵画的手法によるナントカカントカだね。
ミドル・ムスタファ-----自分で言っておいて忘れてませんか?
Little Mustapha-----まあ、そうだけど。雰囲気のある曲ということだよ。これはあんまり大きな声では言えないけど、ピアノとかハープの音って、ただ打ち込むだけでリアルな演奏になるから楽なんだよね。まあ、厳密に言うと他の楽器の音でもただ打ち込んでるだけが多いけど。
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、いつもどおりって事じゃないですか。
Little Mustapha-----そうだけどね。でも最近はサンプラーとかで本物の楽器の音をそのまま使うし、上手くやればかなり本物っぽい演奏になるんだけど。逆に音が本物すぎて今までのやり方では上手くいかないことがあったり。というか、この曲とは関係ない話になってるな。
ミドル・ムスタファ-----そうですね。
Little Mustapha-----そうですね、って。なんかインタビューになってない感じなんだけど。まあいいか。それからまた大きな声では言えないことだけど、真ん中辺のメロディは「本物の方」のサントラからちょっとだけパクりましたが。
ミドル・ムスタファ-----それは言わない方がいいんじゃないですか?
Little Mustapha-----でも言わないでいて、誰かが「これってパクりじゃね?」ということに気付いたりしたら逆に恥ずかしいし。まあパクりじゃなくて「影響を受けた」という表現が正しいんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----それっていつも言ってますよね。
Little Mustapha-----そうだけど。ただ、好きで何度も聴いている音楽のメロディーって、どうしても自分で作る時に出てきてしまったりして、しかも作っている時には気付かないから、あとで気付いてヤベえ、とかそんなことになるんだよね。まあ、そういう場合はまるまるパクってるワケじゃないからダイジョブなんだけど。
ミドル・ムスタファ-----つまり、ダイジョブって事ですね。
Little Mustapha-----うん…。

手っ…

the Caveについて

Little Mustapha-----上の絵の説明は必要でしょうか?
ミドル・ムスタファ-----そんなことを聞くと言うことは何か言うことがあるんじゃないですか?
Little Mustapha-----まあ、ここで言わなくても良いことでもあるけど。アレが手の絵だと言うことは解るよね。
ミドル・ムスタファ-----そうですね。
Little Mustapha-----それで、あれは右手なんだけど。自分の右手をモデルにしてかいたんだよ。それで何が言いたいかというと、たまに絵ならどっちの手でも描けると言ってるけど、本当ですよ!ということの証明になってるんだよね。
ミドル・ムスタファ-----なんだ、そんなことですか。
Little Mustapha-----なんだ、って。でもずっと左で描いてなかったから、最初はちょっと難しかったんだよね。ついでに、ここでクイズだけど、上の方に書いてある音だけど、あれはどの曲の終わりの部分でしょうか?
ミドル・ムスタファ-----そんなことよりも曲の話は良いんですか?
Little Mustapha-----ああ、そうか。というか、この曲は洞窟というタイトルだけど、作ってる途中に南国風音階があうことに気付いてしまって洞窟のイメージじゃなくなってるんだよね。でもこの曲が流れるという設定になってる話はヘンな話だったし、逆に効果があるのかも知れない、とか。というか、設定だけど。でも、音楽としてはなんか予想外の出来で。
ミドル・ムスタファ-----というか、さっきの「Old Shrine」って曲と同じメロディーですよね。
Little Mustapha-----そういえばそうだったね。あのメロディーはけっこう好きだったから、コッチでも使ってみたんだけど、あとに作ったこっちの方が良く出来てるかな。というよりも最後の方にギターでプァーン!という音がするのがお気に入りなんだな。ソロとかも頑張ったけど、あのプァーン!を思いついた事がなんか満足。
ミドル・ムスタファ-----ヘンなとこに満足してますね。
Little Mustapha-----まあ、プァーン!フェチだからね。
ミドル・ムスタファ-----適当な事は言わないでくださいよ。
Little Mustapha-----はい。

Jammingについて

Little Mustapha-----軽快な渋滞ソングだね。
ミドル・ムスタファ-----なんですか、渋滞ソングって。
Little Mustapha-----とくに意味はないけど。Town Centreみたいな曲がもう一曲ぐらい必要だと思って。それで、Town Centreがモオルダア捜査官の移動中の音楽みたいな感じだから、コッチはスケアリー捜査官で、彼女はいつも渋滞でイライラしてるから、渋滞ソングみたいな設定。というか、仮のタイトルがそのままタイトルになったし、Jamって渋滞の意味もあるしね。
ミドル・ムスタファ-----作りたい曲を作ったということでしょうか。
Little Mustapha-----まあね。でも頭の中はthe Peke-Filesな感じだから、全くあわない音楽にはなってないしね。それから、このソロの部分のコード進行とかはかなりジャズっぽい感じだね。これまではジャズっぽいと言っても、ドラムとベースの音がそうだったから、という事だったけど、今回は無理してちゃんとジャズっぽい事になってますよ。
ミドル・ムスタファ-----そうすると何が変わるんですか?
Little Mustapha-----何が、と言われても困るけど、何というか、難しくて間違える回数が増えるとか、そういうことかな。
ミドル・ムスタファ-----それは良いことではない気がしますが。
Little Mustapha-----そうだけど、時にはレベルを上げてクオリティを下げることも必要なんだ!
ミドル・ムスタファ-----えぇ…?!

Chaserについて

Little Mustapha-----これってどこかで聴いたことある?
ミドル・ムスタファ-----どうですかね。…特に思い当たるような曲はないですが。
Little Mustapha-----そうか。ならいいや。
ミドル・ムスタファ-----いいって、なんですか?まさかまたパクりですか?
Little Mustapha-----そうじゃなくてね。もしかするとHALOやってる時にこんな音楽が流れていたような気がするんだよね。
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、やっぱりパクりですよ。
Little Mustapha-----そうじゃなくて、意識してなかったんだから「影響を受けた」という事だよ。
ミドル・ムスタファ-----それはひどい理屈ですね。それじゃあ意識してなかったらなんでもアリじゃないですか。
Little Mustapha-----そうだよ。意識してなければ時間は裏切りを夢みてはならない、って事だってあり得るんだよ。
ミドル・ムスタファ-----それって、どっかで聞いたことがあるような…。
Little Mustapha-----まあ、このネタはあんまりやるとマズい感じになりそうだから、この辺にしておきましょう。それよりも、これラッパの音とかサンプラーで出してるんだけど、リアル過ぎて音の立ち上がりが緩やか、というか滑らかというか、そんな感じでイメージどおりにならないから大変だったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----なんか、さっきもそんなことを言ってましたね。
Little Mustapha-----上手くいかないからいくつも音を重ねてみたりして頑張ったんだけど。最終的にはティンパニーが有効でした。
ミドル・ムスタファ-----有効って良く解りませんが。
Little Mustapha-----イメージしてた「バーン…!バーン…!いいよねえ…」って言う感じが太鼓のアタック感によって出てきたと言うことだけどね。
ミドル・ムスタファ-----全然わかりません。

La Valse Sentimentaleについて

ミドル・ムスタファ-----なんかピアノですね。
Little Mustapha-----なんかピアノ、じゃなくてピアノだけど。なかなかふつくしい旋律になったよね。
ミドル・ムスタファ-----さっき言ってたなんとか効果ですか?
Little Mustapha-----ああ、そう。あれあれ。まあ理想としてはシーズン3が終わってこのサントラという設定が良かったんだけどね。一応これはシーズン3・第6話の最後の方に流れるという設定でございますが。ホントを言うともっと暗い別の曲を用意してたんだけど、そっちをちゃんと作る前にこの曲が出来たからこっちに変えられてしまいました。運が良ければボツの方の曲がどこかで公開されるかも知れないけど、多分あの曲は30秒ぐらいだし、打ち込むのも面倒だしなあ。どうしようか?
ミドル・ムスタファ-----好きにすればいいと思いますが。
Little Mustapha-----そうだけどもね。ああ、そういえば、さっきのクイズの答えですが、正解は「Mysteria」でございます!
ミドル・ムスタファ-----何が?
Little Mustapha-----さっきのクイズだよ。
ミドル・ムスタファ-----ああ、あの手のヤツ。でもなんか似たようなのが他にもあった気がしますけど。
Little Mustapha-----まあその辺は「誰も信じるな」ということで上手くまとめるという設定でね。とにかくメインの曲はこれでオシマイなので、一休みしてあと二曲。頑張りましょう。
ミドル・ムスタファ-----そうですね。3日がかりですからね。頑張りましょう。

America the Beautifulについて

Little Mustapha-----ここで霊的な引用をあなたの心に届けよう。最後まで書き上げるまでは、酒は我慢した方がいい。
ミドル・ムスタファ-----なんですかそれは。というか、なんでここでいきなりFallou3(ゲーム)に影響されてるんですか。
Little Mustapha-----やっと「パクり」じゃなくて「影響」って言ってくれたね。
ミドル・ムスタファ-----そういうことじゃないですよ。
Little Mustapha-----確かに、この曲の流れるゲームにはハマってるけど、ここに収録されてるのにはちゃんと理由があってね。「本物の方」のサントラに収録されている「My Dark Life」という曲の歌詞に「America the Beautiful」という曲の名前が出てくるんだよね。ゲームで曲名を知るまではそれが曲のタイトルだと知らなかったけど。まあ、ちゃんと理由があるということだよね。
ミドル・ムスタファ-----なんとなく、怪しいですが。本当はゲームをやっていてこの曲が好きになったんじゃないんですか?
Little Mustapha-----否定は出来ないけどね。でもゲームに登場する曲だったら「ワシントン・ポスト」とか「星条旗よ永遠に」とか、そっちの方がハイテンションで好きだから、やっぱり「本物の方」に影響されたという事でいいんだよ。
ミドル・ムスタファ-----まあ、そう言うなら仕方ないですが。
Little Mustapha-----では、また会おう!
ミドル・ムスタファ-----いや、まだ終わってないですよ。
Little Mustapha-----そうじゃなくて、なんとなく言ってみただけだし。

the Gunmenについて

Little Mustapha-----これはローンガマンのテーマなんだけど。実は全部の録音が終わって、ミキシングとかも終わりに近いという時になってこの曲を作ってないことに気付いたんだよね。それで急遽録音したんだけど。
ミドル・ムスタファ-----なんというか、ひどい演奏ですが。シークレット・トラック的なことでは前からこんなの良くやってましたよね。
Little Mustapha-----まあね。けっこうハイテクなローンガマンだから本来ならテクノ風メキシカン風ナントカみたいな感じになる予定だったけど。一人三役で生演奏はけっこう大変だよね。ただ、この曲ではピアニカが予想以上に活躍していて、なぜかお気に入りになりそうなんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----途中で間違えてますけど、テンションは高めですよね。
Little Mustapha-----それに、最後の雰囲気だけの即興演奏みたいなのとか。あれは一人三役だからこそ出来る感じだね。前に録音した楽器がだいたいどんな演奏をするか解ってるから、たまに息のあった演奏みたいになってるし。ついでに書いておくと、この演奏がひどいので、これはローンガマンのメンバーが実際に演奏している、という設定でね。根暗なヌリカベ君がギターで、意外と器用な元部長がピアニカで、フロシキ君はパーカッション。というか、最近は普通に使ってるけど、あれはペットボトル太鼓なんだよね。
ミドル・ムスタファ-----そういえば、ありましたね。
Little Mustapha-----やっぱりペットボトルはコカコーラが一番いい音だね。いつデザインが変わっても良いように、一つはずっと取ってあるからね。
ミドル・ムスタファ-----それはそうと、ローンガマンって特にガンマンという意味はないんですよね。
Little Mustapha-----まあ、そうだけど「本物の方」はガンマンだし。そのうちローンガンメンという名前に変わる、という設定かも知れないよ。
ミドル・ムスタファ-----でも、そんなことしたら「本物の方」と一緒になっちゃいますよ。
Little Mustapha-----ああ、そうか。というか、重要な事を思い出してしまったんだけどね。けっこうマズいことになったかもよ。
ミドル・ムスタファ-----何がですか?
Little Mustapha-----地底世界の話を全然してないんだけど、このインタビューはどうやって終わればいいんだ?
ミドル・ムスタファ-----いまさら、そんなことですか?でも前回だっていつもと違うパターンで終わったじゃないですか。
Little Mustapha-----前回はそういうネタだったから良かったけど。地底世界の話をしてボクがキレたところでキミが帰らないと終われないでしょ。
ミドル・ムスタファ-----でもどうするんですか?
Little Mustapha-----もう一回、最初からやり直しだよ。
ミドル・ムスタファ-----うそでしょ?!
Little Mustapha-----ウソじゃないよ。これはキミの責任でもあるんだからね。
ミドル・ムスタファ-----冗談はやめましょうよ。
Little Mustapha-----この目が冗談を言っている目に見えるか?
ミドル・ムスタファ-----…えぇぇ…?!
Little Mustapha-----それじゃあ、始めるよ!PはペケのP。BはブラックホールのB。…ってこれはキミの台詞だ。ほら、早く初めてくれよ!
ミドル・ムスタファ-----…。

「と言うことなんだけどね。どう思うスケアリー?これはまさにペケファイルじゃないか?」
「確かに、この方達におかしな所はありますけれど、これだけでは証拠になりませんわ」
「でも、これだけボクらの事を知っているのはおかしいと思わないか?」
「そうですけれど、あたくし達の活躍が知られていて何か問題があるんですの?」
「ん?!…いや、特にないかな」
「それなら、あたくしはエステの予約があるのでこれで帰りますわね」
「ああ…うん。それじゃあ。…まあ、いいか」

2010-11-03 (Wed)
the Peke Files #特別編
「完成記念インタビュー」