"ridiculous --悪のイージーリスニング--"
完成記念インタビュー・アンド・オマケコーナー!

20曲目:"Not Too Slow"について

Little Mustapha-----というか、キミの「最終手段」ってなんだ?
ミドル・ムスタファ-----そんなのないから気にしないでください。
Little Mustapha-----そういわれても気になるけどなあ。
ミドル・ムスタファ-----それよりも、これはまためずらしい曲じゃないですか?
Little Mustapha-----今回はギターが上手く弾けるような気がして、こんなのもやってみようかなということでね。ギター、ベース、ドラムだけで頑張ってみたよ。その代わりこういう曲にしては短いけどね。
ミドル・ムスタファ-----多少ぎこちないですが、まあまあではないでしょうか。
Little Mustapha-----普段からこういう曲を練習してれば良いんだけどね。こういう曲じゃないのも練習しないから、さらにするワケないよね。おしいのは、力を入れて押さえるとチューニングがビミョーにずれるギターだから、ときどきあやしい音色になってしまってるんだよね。
ミドル・ムスタファ-----それで、新しいギターはいつ買うんですか?
Little Mustapha-----それがどうにもねえ。最近のギターはあまりボクを呼んでないんだ。
ミドル・ムスタファ-----どういうことですか?
Little Mustapha-----何かを買う時には自分で選ぶのではなくて、向こうが自分を呼んでいる、と思えるものを買うと良いものだったりしない?
ミドル・ムスタファ-----しません。というかそんな風に思ったことはないですけど。
Little Mustapha-----たまにそう思えることがあるんだけどね。今使っているいくつかのギターも店に入った時からボクに向かって買ってくれ!って言ってたから迷わず買えたんだよ。
ミドル・ムスタファ-----それは、欲しいと思っていたものがちょうどその店にあったということですか?
Little Mustapha-----そうとも言えるかな。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか?!当たり前の話を複雑にしないでくださいよ!

21曲目:"o\."について

ミドル・ムスタファ-----ヘンなタイトルですねえ。
Little Mustapha-----まあ、特にタイトルのいらない感じの曲だからね。始めはこの曲の楽譜に書いてあった仮のタイトル「oPoint」というのをそのまま使おうと思っていたんだけど、ちょっといじって「o.」にしたんだ。そしたらちょっと問題発生でね。ここでは大抵の場合、曲順の番号のあとに「.」をいれてその後にタイトルを書くでしょ。それで「o.」だと曲順のあとの「.」とタイトルの中の「.」が同じに見えてしまってまぎらわしいんだ。それでタイトルの方の「.」の前にバックスラッシュを付けてエスケープしてみたんだ。もちろんこれは人間用のエスケープね。
ミドル・ムスタファ-----良く解りませんが「顔文字ではない」ということですね。
Little Mustapha-----一生懸命説明したのに、そんな風に片付けられちゃうのか。まあいいけど。
ミドル・ムスタファ-----それよりも、これはレコーダーで録音してきた環境音で音楽を作るという、新しい試みとか言ってたやつですか?
Little Mustapha-----そうとも言えるけどね。曲はこの環境音のために作ったワケではないんだよね。出来た曲に合わせてみたら良い感じになったから、残りの録音してない楽器の部分を怪しい感じにして雰囲気を出してみたんだけど。人の声を上手く消すのが大変だったんだけどね。どうしておばさんの声は遠くまで良く聞こえるんだろうねえ
ミドル・ムスタファ-----おばさんでなくても声がとおる人というのはいますからねえ。
Little Mustapha-----でもすれ違いざまに録音された声よりもでかいんだもんなあ。困ってしまうよ、それにしても、後半の喋るギターはちょっとやり過ぎかな。
ミドル・ムスタファ-----でもそれによって悪のイージーリスニングにはなってますよ。
Little Mustapha-----でもこれは物語の展開上「悪」ではなくても良かったんだけどね。
ミドル・ムスタファ-----物語って何ですか?
Little Mustapha-----人間と地底人が戦う「リディキュラス戦記:シーズン1」だよ。
ミドル・ムスタファ-----いつからそんなことになってたんですか?
Little Mustapha-----厳密にいうと、ついさっきだけどね。
ミドル・ムスタファ-----またシーズン1とかにすると続けるの大変ですよ。
Little Mustapha-----それもそうだな。じゃあ今回で完結する方向でいきましょうか。どっちにしろ、最終的には物語的になってしまったんだから。

22曲目:"Ignorance"

Little Mustapha-----悪夢にはきれいなものと汚いものがあるよね。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか?
Little Mustapha-----そうでもないかも知れないけどね。きれいだったら悪夢じゃないからね。でも悪夢的なきれいな夢を見たらそれは結構印象的なんだよね。
ミドル・ムスタファ-----良く解りませんが、夢が元になっているということですか。
Little Mustapha-----まあ、半分ぐらいね。駐車場にピアノがおいてあって、それで誰かが前衛的な演奏をしているというのは面白い夢でしょ。曲のメロディーとは関係ないけどね。さっきとのつながりかどうか知らないけど、変拍子がたくさん出てくるよ。
ミドル・ムスタファ-----さっき、っていつですか?
Little Mustapha-----さっきと言っても、ずっと前になるなあ。最初の方の曲でポリリズムについて考えても解らないからどっちもやってみた、というのがあったでしょ。
ミドル・ムスタファ-----ああ!なんだかスゴイ昔のことのように思えますねえ。
Little Mustapha-----あの時にちょっと出てきた変拍子がどんなものかこの曲を聴けば解るよ、ということだよ。
ミドル・ムスタファ-----この曲を聴かなくても、私も変拍子ぐらいは知ってますからイイですけどね。
Little Mustapha-----別にキミに言ったワケじゃないよ。それはそうと、聴き所は一番最後のヘンなところだね。
ミドル・ムスタファ-----またそれですか?
Little Mustapha-----偶然だよ。でもこれまで気付かなかった手法でちょっと面白い効果が出ているんだよね。聴いただけじゃ解らないかも知れないけど。
ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、あんまり意味がないですよ。
Little Mustapha-----まあ、解る人が解れば良いんだよ。いつでもそうやってきたんだから。

23曲目:"I am ROBOT"について

ミドル・ムスタファ-----先ほどに続いて問題のロボットですね。
Little Mustapha-----まあ、これはある意味でホントに問題なんだよね。これを作ったおかげでアルバム全体を無理矢理ストーリーがあるように見せかけないといけなくなってしまってね。でもおかげでバカげた感は大幅アップだよ。
ミドル・ムスタファ-----ところで、そのストーリーはどんな感じでになっているのかいまいち解りませんが。
Little Mustapha-----まあ、そうだよねえ。無理矢理だから。ざっと説明すると「Phase1」でボクがリディキュラス光線を浴びて少しおかしくなっているんだ。それから「Phase2」では実はボクがリディキュラス光線を浴びる前からおかしかったことが次第に明らかになって、それから「Phase3」になるとボクの曲から発生するオバカ粒子で侵略者達に悪い影響が出てきて人類は救われるんだよ。「Phase4」は戦いの後という感じになるのかなあ?
ミドル・ムスタファ-----聞かれても困りますが。
Little Mustapha-----後から付けた話だからねえ。
ミドル・ムスタファ-----でも、このロボットボイスは面白いですからイイじゃないですか。この頼りない感じがイイですよね。シッパイシターとか。
Little Mustapha-----それと、単語の間のミョーな間とかね。喋っている内容はそれほどでもない面白さなのに、このヘンな感じは不思議ですよ。次回は全編ロボットボイスの本格音楽ドラマ作品にしようかな。ラジオドラマみたいな。
ミドル・ムスタファ-----別に止めはしませんけどね。また途中で飽きてやめてしまったり、ソフトに喋らせるのが面倒だから自分で喋っちゃった!とかはやめてくださいよ。
Little Mustapha-----自分で喋ったら意味がないけどね。まあ、こういうふうに予告めいたことをすると大抵やらないから心配しないでいいよ。
ミドル・ムスタファ-----別に心配はしてませんが。

24曲目:"Nicotin 2/2"について

Little Mustapha-----アバンチュールでしょ?
ミドル・ムスタファ-----どうしていつもワザと間違えるんですか?アバンギャルドと言いたいのでしょ?
Little Mustapha-----まあ、そうだけどね。今さらアバンギャルドも格好悪いからアバンチュールという新しいジャンルが出来たら良いな、と思ってね。まあ、厳密にはアバンギャルドというよりも「ヤバイ即興演奏」というジャンル名が正しいとは思うけどね。
ミドル・ムスタファ-----ドラムが入ってるのは、あれも即興なんですか?
Little Mustapha-----まあ、即興といえば即興かなあ。ピアノ、というかキーボードだけど、あれは正真正銘の即興演奏だけどね。ドラムパートはそのピアノの演奏のMIDI編集画面でタイミングを合わせながらだいたい即興で演奏したんだけどね。こういう風な曲をうち合わせ無しで演奏出来る二人がいたらスゴイよね。ザ・たっち がミュージシャンだったら良かったのにねえ。
ミドル・ムスタファ-----そこはマナカナでも良いのではないですか?
Little Mustapha-----というか、一卵性双生児なら誰でも良いんじゃない?
ミドル・ムスタファ-----そうかも知れませんが、双子だとこういうふうに即興で息のあった演奏が出来るって誰が決めたんですか?
Little Mustapha-----だれもそんなことは言ってないよ。一卵性双生児じゃなくても、同じタイミングで同じ発言をしてしまう時とかあるしね。でもその場合は前世で一卵性双生児だったんじゃないかと、ボクは思ってるよ。
ミドル・ムスタファ-----あやしい話はよしてくださいよ。もう終わってイイですか?
Little Mustapha-----じゃあ、一つだけ。この曲はさっきの曲とは違ってホントにニコチン切れの時の演奏です。だからすごいことになってるんです。タバコを吸っている人には、禁煙が一番安全な方法で非日常を楽しめる手段かも知れないよ。もうやりたくないけどね。

ミドル・ムスタファ-----ということで、やっと最新アルバム完成記念インタビューも終わることが…
Little Mustapha-----いやいや、まだ終わってないよ。さっきも言ったようにイロイロあるからね。それではオリジナルキャラクター第3弾!
ミドル・ムスタファ-----ああ、そうか。やるんですか?
Little Mustapha-----やるんですよ!

brainman

Little Mustapha-----その名も、なんと「BRAINMAN」です!
ミドル・ムスタファ-----なんですかこれは?ブレインマンって小さな男の子じゃなかったんですか?
Little Mustapha-----まあね。本編に登場するブレインマンとは違う人だよ。なんていうかブレインマンのコスプレをしているブレインマンという感じかな。
ミドル・ムスタファ-----というか、この人はあやしすぎると思うのですが。「なにもとってない」ってなんのことですか?
Little Mustapha-----それは知りませんよ。何もとってないって言ってるんだから何もとってないんだよ。でもあのブルマみたいなパンツのサイズが合わなくて、ブレインボーイ同様に股間に手が行ってしまうんだよね。素材が悪いのかな?
ミドル・ムスタファ-----そんなことを私に聞かれても答えようがないですが。
Little Mustapha-----いずれにしても、ブレインボーイもこのブレインマンもアルバムに出てくる"Brainman"とは関係がないんだよね。「そんなものをここに載せるな」とか言ってはいけないし、思ってもいけないよ。
ミドル・ムスタファ-----言いもしないし、思ってもいないですけどね。絵が上手く書けたから掲載しただけでしょ?
Little Mustapha-----そうとも言う。
ミドル・ムスタファ-----そうとも言う、ですか?
Little Mustapha-----少なくともこのブレインマンは私の脳から生まれたブレインマンではないと思うよ。ブレインマンは人の数だけ存在しうるものだからね。
ミドル・ムスタファ-----もう眠いから、面倒な話は良いですよ。

Little Mustapha-----それじゃあ続きいきますか?
ミドル・ムスタファ-----まだあるんですか?
Little Mustapha-----ありますよ。隠れたアイテムをゲット出来るのはここまで読んだあなただけ!とは限らない!
ミドル・ムスタファ-----限らないのですか?
Little Mustapha-----それほど大げさにすることでもないからね。「Miss Nowhere Again 」のCooler Edition というのがあるんだど、これを聴くためにはここを読むよりは他のページを見て回った方が良いんだけどね。ボーカルが別テイクでちょっとコーラスエフェクトがかかっているというぐらいの違いなんだけどね。マニアなら要チェックだよ。
ミドル・ムスタファ-----マニア、って誰ですか?
Little Mustapha-----もしもいたら、の話だよ。

 このように、アルバムに関する話がほとんど出来ないまま完成記念インタビューは終わりましたけど、私のせいではないからね。

ridiculous

最後まで読んでくれたあなたに、特別に全員集合したところを見せてあげますよ。
(あなたのブレインマン)

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