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#063 「TENNESSEE」 2005-10-15 (Sat)

 やあみんな!Little Mustapha a.k.a.京浜湾岸のクリカンだよ。今日はボクの最新ものまねを披露しちゃうよ。それじゃあいくよ。


「みなさ〜ん。こんばんわー。オグラユーコで〜す♥」


どうですか。似てたでしょ?さらに今日は大サービス、昼メロで大活躍のあの女優…

(ここで、ニヒル・ムスタファを先頭にブラックホールメンバーが入ってくる)

ニヒル・ムスタファ-----いったいなんだよ、それは!こんなところでものまねしたって、似てるのかどうか解らないじゃないか。だいいち、キミのものまねは似てないことで有名なんだぜ。

Little Mustapha-----なんだよ、いきなり。今日は「オモシロものまね大作戦」なんだから、キミ達は来なくていいんだよ。

ニヒル・ムスタファ-----そんなの全然面白そうじゃないよ。今日はオレが言いたいことがあってみんなに集まってもらったんだ。

Little Mustapha-----なんだ、キミもものまねやりたかったの?それなら先に言ってくれれば「オモシロものまね大作戦」じゃなくて「オモシロものまね王者決定戦」にしたのに。でも、せっかくきたからやってもらおうか。それではみなさん、ニヒル・ムスタファがものまねをやります。どうぞ!

ニヒル・ムスタファ-----…あっ。…えーと…って、そういう事じゃないんだよ!

Dr.ムスタファ-----なんだ、やらないのか。それじゃあわたしが。「みなさん、こんばんわ。アインシュタインです」

ミドル・ムスタファ-----じゃあ、ボクも参加しちゃおう。「みなさん、こんばんは!スマップです!」

ニヒル・ムスタファ-----おい、みんな好きな名前言ってるだけじゃないか!しかもスマップって団体名だぞ!

Little Mustapha-----まあまあ、そう怒らないで。それにしても、どうしてものまねする時には夜の挨拶をして、その後に名前を言うんだろうねえ。

Dr.ムスタファ-----挨拶はどうでもいいとして、名前はいわないと誰のものまねをしてるか解らないからじゃないか?

ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、ものまねになってませんよねえ。それよりもボクが気になるのは、カラオケに行くと必ずK.K.とかK.O.のものまねで歌う人がいますけど。あれは本人のものまねではなくてものまねの芸人のものまねですよねえ。

Little Mustapha-----それじゃあ真のオモシロものまねとは言えないよねえ。たとえプロでなくても、もっとオリジナリティを出さないとね。ボクはそろそろオジーオズボーンのものまねに挑戦してみようかと…

ニヒル・ムスタファ-----おい、ちょっと待て!キミ達があまりに真剣にものまね談義をしているから、つい聞き入ってしまうところだったぜ。

Little Mustapha-----ああ、そうだった。キミが言いたいことっていったい何なんだ?

ニヒル・ムスタファ-----オレがこのまえ善悪の彼岸からこのサイトを閲覧していた時のことなんだけどね…」

(果たしてニヒル・ムスタファは何が言いたいのか。続きはCMの後。……ん?!…何?この内容じゃCM 入れられない?そうですか。じゃあCMは抜きです。)

(続き)オレがこのまえ善悪の彼岸からこのサイトを閲覧していた時のことなんだけどね。オレはある悲しい現実に気付いてしまったんだよ。


ミドル・ムスタファ-----善悪の彼岸っていったいなんですか?

Dr.ムスタファ-----それはあれだよ。善人と悪人がご先祖様のお墓参りにいく期間のことだよ。

Little Mustapha-----それは「善悪の彼岸」ではなくてただの「お彼岸」でしょ。でも世の中には「善人」か「悪人」しかいないと考えれば「善悪の彼岸」も「お彼岸」も同じ事かなあ?

ミドル・ムスタファ-----そんなことより、ニヒル・ムスタファの話を聞いてあげませんか?なんだか機嫌が悪くなってきてますよ。

Little Mustapha-----ああ、そうだった。それでキミが気付いた事って何なんだ?

ニヒル・ムスタファ-----まったく、キミ達の程度の低さには驚いてしまうよ。これだからこのサイトはいつまでもダメなままなんだよ。オレが気付いたのはこのサイトにオレのコーナーがないって事だよ。先生は"Eye-bo"とか訳の解らないものをここで発表してるし、ミドル・ムスタファは音楽関係の事になるといろいろやってるじゃないか。なんでオレだけ自分のコーナーを持てないんだ?オレが知的でクールなコーナーをやればもっと人気がでるはずだぜ。特に若い女性にね。

一同(ニヒル・ムスタファ除く)-----ホントに!?

Little Mustapha-----それじゃあ、是非ともキミには何かやってもらわないとね。それで何がやりたいの?ニヒルなコラムとか?それとも「ニヒル・ムスタファのニヒルな微笑み講座」とかやる?

Dr.ムスタファ-----そんなのはいかんよ。それよりもわたしの発明をニヒルに解説するニヒル・レビューがいいんじゃないか?

ミドル・ムスタファ-----そんなのはダメですよ。ボクとコンビでラジオのDJをやるっていうのはどうですか?インターネットでもストリーミングとか出来るし最近では生放送だって出来るみたいですよ。

Little Mustapha-----そんなのダメだよ!それはこのサイトとまったく関係ないじゃないか。

Dr.ムスタファ-----そうだ。そんなのよりもわたしの"Eye-bo"をもっと前面に出していかないと。若い女にもてたいんなら、癒し系ロボットペットに限るだろ。

ミドル・ムスタファ-----あれのどこが癒し系なんですか!?だいたい、ボクらがダメなのは、あんな気持ちの悪いものがあるからなんですよ。絶対にラジオです。ラジオで今流行ってる曲をガンガンかけるんです。

Little Mustapha-----おいおい。ちょっと待ってよ。それってもしかしてボクの曲はかけないって事か?

ミドル・ムスタファ-----当たり前ですよ!

Little Mustapha-----なんだと!?キミ達はボクがどれだけキミ達のために苦労してると思ってるんだ!キミ達さえいなければなあ。

Dr.ムスタファ-----とうとう本音がでたな。所詮キミは自分中心にしか考えてないだよ。

ミドル・ムスタファ-----それは先生だって同じじゃないですか!

(なんだか、もの凄く険悪な雰囲気になってきました。ニヒル・ムスタファはニヒルな微笑みを浮かべながらそれを聞いていました。)

ニヒル・ムスタファ-----オレは自分のコーナーになんて興味はないのさ。

(そう言うとニヒル・ムスタファは帰ってしまいました。他のメンバーはまだどうでもいいことを言い合っていましたが、やっとミドル・ムスタファがニヒル・ムスタファがいなくなったのに気付いたようです。)

ミドル・ムスタファ-----あれ?ニヒル・ムスタファがいませんよ。

Little Mustapha-----あっ、本当だ。

Dr.ムスタファ-----彼がいないんじゃ話にならないな。

ミドル・ムスタファ-----そうですねえ。ところで今更気付いたんですけど、どうしてニヒル・ムスタファがここで何かのコーナーをやると若い女性に人気がでるんですか?

Little Mustapha-----そうだよねえ。ボクも薄々気付いてはいたんだけど。なんだか彼の一言でボクらの醜い本性がむき出しにされてしまった感じだよねえ。

Dr.ムスタファ-----どうやら、ヤツに一杯喰わされたようだね。

ミドル・ムスタファ-----まあ、そう考えれば納得出来ますかねえ?

Little Mustapha-----まあ、そうかなあ。納得したくはないけど。でも彼は何をしにきたんだ?これでボクの「オモシロものまね大作戦」は大失敗だよ。

Dr.ムスタファ-----それはそれで良かったんじゃないのか?

ミドル・ムスタファ-----ボクもそう思いますよ。

Little Mustapha-----そうだよねえ。ものまねなんてのはここでやるべきじゃないんだよ。

ミドル・ムスタファ-----それじゃあ、意見がまとまったところで仲直りの握手をしましょうか。

(良く解らないことで口論になって、良く解らないことで元の感じに戻ってしまいました。それにしてもブラックホールの主要メンバーってまだいたような…)

マイクロ・ムスタファ-----あのー…。


一同(マイクロ・ムスタファ除く)-----なんだ、キミいたの!?


マイクロ・ムスタファ-----なんだか今日はいつにもましてみなさんがよく喋るので、発言のタイミングがつかめなくて…。でも、私も言わせてもらいますけど、私だって自分のコーナーを持っていないのです。今日のこれまでのみなさんの会話を聞いていて、私は私の「セルフィッシュの季節」という作品を思い出しました。もし私がこのサイトで自分の小説を連載することが出来たら、なにかとてつもない…

Little Mustapha-----いやあ、それはまた今度考えることにしようよ。もうみんな帰る時間だし。

マイクロ・ムスタファ-----そうですか。面白い話なんですけどねえ…。

 このように私の意図に反してメンバーが勢揃いしてしまいました。というのは嘘で、私はニヒル・ムスタファのコーナーがないことに気付いてしまったので、今回は彼を主役にしてみました。といっても何しろニヒルですから主役でも主役らしくないのですが。マイクロ・ムスタファについては去年のクリスマス(ペケマス)で大活躍?だったので次回はマイクロ・ムスタファ特集ではありません。次回は、今度こそ「オモシロものまね大作戦」? 尚、今回のタイトルと内容の関連については"Manic Street Preachers"のファーストアルバムを持っている人だけがある程度理解出来るかも知れません。邦題を知っていれば理解度アップです。