LMB Entertainment はブラックホール・スタジオ(Little Mustaphaの部屋)の最新バージョン、4.1のリリースが間近であると発表した。
縦長である(横長とも言えるけど)ため「ヘチマ」と私が勝手に愛称を付けたこのブラックホール・スタジオ4であるが、今回のバージョンアップ(模様替え)では新たに多数の機能が加わっている。
バージョン4.0の発表後、いろいろと問題点の多かったブラックホール・スタジオであるが、キーボード配置変えや椅子を代えるなどのマイナーアップデートにより4.0.3ではそこそこ機能するものになっていた。しかし、新しい楽器の購入などにより変化する時代のニーズに応えるべく今回のメジャー・アップデートとなったのである。
今回のアップデートの目玉は何と言っても元々音楽製作用に使われるはずだった机の使用をやめたことだろう。これまで横長の机の上に広がるカタチで音楽用のパソコン、スピーカー、ミキサーなどが置かれていたが、4.1ではメタルラックを使用して縦に積み上げるかたちをとっている。これより、各機材の操作による視点の移動が少なくなり、より集中して作業を行うことが出来るようになると期待される。
また、これまでの音楽製作用の机は、その他の作業用の机となった。このことによってその他の作業のスペースが多く確保できる。また、これまでの「その他の作業用の机」は、さらにその他のことをする時の机として使うことが出来るようになった。つまり、念願の電子工作のスペースが出来る可能性もあるのだ。
さらに、この机の移動によって「その他の作業用の机」がメインのスピーカーに近づいた。「その他の作業用の机」に座っている時にも限りなく理想的な音で音楽を聴くことが出来るようになっている。
その他に注目すべき点として、プリンター・スキャナー複合機の使い勝手の向上がある。これまでこの複合機はメタルラックの一番上にのっていた。この状態だとすべての作業は頭の上でやることになる。4.0の時には「あってもないようなもの」と考えられていたが、4.1からはプリンターもスキャナーも大いに活躍するだろう。特にスキャナーはちょっと頑張れば自分の顔もスキャンできるので、もしかするとヘンな顔がこのサイトのどこかに掲載される日が来るのかも知れない。
さらに、意味があるのかどうか解らないものとして、パソコンのモニタのすぐ横にビデオデッキが置かれている。どうして4.1からこのビデオデッキが机の上に置かれることになったのか気になるところである。この件に関して、開発責任者の私は「元々はこれまで同様に机の下に置かれる予定だったが、いっこうに進まない『大量のビデオテープをDVD化して部屋のスペースを確保する』計画を促進させるためにあえて机の上に置いた」と説明している。
このスペースに関するこだわりもバージョン4.1のウリの一つとなっている。音楽製作用の機材を縦に重ねて配置したことによって、音楽製作用のスペースはゴチャゴチャしているが、反対側には妙に広いスペースが出来ている。このスペースを全くの無駄にするか有効に使うかはユーザーである私の手腕にかかっている。
ここまで良いところばかりを書いてきたが、いまだに解決されていない問題も数多く残っている。以前から専門家らに指摘されていた「どこに置いても邪魔だし、歩く時に足をぶつける危険性がある適当な感じで買ってしまったラックスタンド」の脆弱性は今のところ修正されていない。この件に関しては「ヴァージョン4.1.1あたりで新しい直起き型ラックスタンドを購入することで解決される」と開発責任者の私は説明している。また「メタルラック内にはそのためのスペースもすでに確保してある」とも。
またブラックホール・スタジオが避けては通れない、機材が増えるとともに問題になる「機材や楽器をつなぐケーブルのグチャグチャ」は残念ながら今のところ解決策はないようだ。この問題に関しては技術の進歩を待つしかないのだろうか。
このようになぜかいきなり模様替えのことを書いてしまいました。本当ならこの記事はダラダラ・ブログのRestHouseに書く予定でしたが、長すぎなうえに全然意味がないので「これはだんぜんBlack-holic向きだ」ということで予定よりも長めバージョンで大特集でした。
実を言うと、1ヶ月前から書き始めているダラダラ大作があるのですが、今回は予定を変更してITな感じで書いてしまいました。次回はダラダラ大作です。
(それはそうと、ヘチマって英語で「ルーファ(−)」って言うらしいです。なんかカッコイイです。)