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#120 「あの人からもメッセージが届いた!」 2008-11-19 (Wed)

 みなさん、私の次のアルバムにはとても豪華なゲストが参加していることを知っているでしょうか。そして、そんな大物ゲストの方がみなさんのためにメッセージを録音していってくれたのです。


音声ファイル


 まさかアンジョリーナ・ジョリーナって誰だよ?という人はいませんよね?あの人ですよ。誰が何と言おうと。


*アンジョリーナ・ジョリーナというのは私のお気に入りである「ワザと間違える」シリーズなのですが、検索してみたりすると実は本気で間違えている人もケッコウいるみたいです。でもここではワザと間違えているのですし、本物のあの人とは違う人ですからジョリーナなのです。ついでに書いておくと私は「Tomb Raider」が大好きでありますよ。

 という感じで最初のネタが終わったので本題に入りましょう。以前も書いた、Macの Text to Speech に 無理矢理日本語を喋らせる講座の第二回です。Macに限らず他の英語しか読み上げられないソフトを使っている人も参考になるかも知れません。とはいっても、無理矢理日本語を喋らせてニヤニヤしたいと思っている人はあまりいないかと思われますが。


 前回はローマ字で書いた文を保存していないものもあって、多少解りづらかったのですが、今回は前編オープンソースです!(オープンソースってそういうことじゃない!とか言うのは反則です。)それでは「美しいカタコト講座(上級編)」の始まりです。


 まずはジョリーナさんのメッセージの原稿を見てみましょう。


  nee hon no minasan, kon nichti wa!

  anjoleena joreena dess!.

  wa ter she wa, Little Mustapha no new album ne guest o san kar shit eh imass..

  cor reh de a tara she album ga steakee na mono ne not tano de, minasan kee tae kooda sigh..

  so reh colah, ghen zye sutxu ey choo no eyga nemo ke tai shit tae itt tae kooda sigh..

  sigh shin VFX to, stanto nash no action de meedokoro man sigh dess..

  so reh dewa, matar minasan ne ah el oono wo tano shemi ne shit e imass..

I's shit e imass.. bye bye!


 普通に読もうとすると脳ミソが崩壊しますが、これをソフトが読み上げると美しいカタコトになるのです。前回紹介した英単語風な綴りや空耳英単語のテクニックが活用されていますが、今回はさらに高度なテクニックを使ってみたのです。一つずつ解説していきましょう。


☆スペースの活用

 「私」という単語は前回の時にも登場しましたが、前回は「watu she」となっていました。それが今回は「wa ter she」となっています。文字上ではスペースが入っていても、読む時にはそれぞれをつなげてスムーズに発音するので、スペースを多く入れても一つの単語として聞こえることが良くあります。

 また、これとは逆にカンマを入れることで何と言っているのか解らない部分が解りやすくなることもあるので、日本語では「、」の入るべきでないところにもカンマを入れてみると上手くいくことがあります。


☆余計な母音も入れてみる

 前回では「無駄な母音は省くべき」と書きましたが、逆に母音を加えることによって解りやすくすることが出来ます。本来ならば英語がそのまま日本語の単語になっているような単語は元の英語の綴りで書くべきなのですが、それだと前後の文字の関係で聞き取りづらいものになってしまうことがあるのです。

 上の例では「ゲスト」の部分がそうです。英語を話すジョリーナさんなので本当は「guest」の部分だけミョーに発音が良くなるべきなのですが、伝わるカタコトにするために「guest o」というように余計な「o」をいれてみました。


☆「shit」は美しい

 「shit」の意味を知らない人はわざわざ辞書で調べなくてもいいです。「shit」は美しいカタコトには欠かせません。

 日本語ではよく使われる「した」「して」という単語をそのまま「shita」「shite」と書くとそれらは「シャイタ」「シャイト」という感じで発音されてしまいます。これは英語的な発音のルールなのでどうにもなりません。

 なので、「shit」と母音を離して美しくないもので美しいカタコトにする必要があるのです。

 ちなみに「e」を単独で書くと「エ」ではなく「イー」になるので注意。上の例のように「eh」にすればとりあえず大丈夫です。


☆不思議な「e」

 「ne」と書くと大抵の場合「ネ」ではなくて「ニ」と聞こえます。先ほど書いた単独の「e」が「イー」と発音されるのと関連しているのかも知れません。これを知っていれば「ニ」を書くのは楽ですが「ネ」はどうしよう?という感じです。

 先ほど同様にとりあえず「eh」にすれば「ネ」になりますが、上手くいかない場合はいろんなアルファベットの組み合わせや空耳単語を試してみて「ネ」にする必要があります。(美しいカタコトの世界に「絶対」はないのです!)

 ちなみに上の例では「ke」で「キ」と発音している部分もあります。

☆不思議な「h」

 「h」はかなり役立つと同時に厄介でもあります。「ゲ」と発音させたい時に「ge」と書くと大抵は「ジェ」になってしまいます。そういう時には「ghe」と書くとちゃんと「ゲ」と言ってくれます。

 また、上に書いたように母音のあとに「h」を付けると思ったとおりになることが多いです。ただしいつでも「h」を付ければ良いということでもありません。

 これは日本語のハ行の発音と英語の「hプラス母音」の発音のしかたの違いに原因があるのかも知れません。英語の「hプラス母音」は日本語のハ行と比べてノドの奥の方で音を出します。日本語のハ行はため息に近い発音で英語の場合はタンを吐き出す時の音に近いのです。

 なので、適切でない場所に「h」を書くと「ック」みたいなヘンな音が入ってしまうことがあるのです。


☆役立つ一文字

 上の例にはほとんど登場しませんが、アルファベットを一文字だけで書く(隣の文字との間にスペースがある)と便利なことがあります。先ほど書いた「o」は読みやすさを補うのものでしたし、また「i」を大文字で「I」と書くといつでも「アイ」と読んでくれます。上の「アイシテイマス」の部分では次の音との関連で「I's」(ヘンな英語ですがちゃんと読んでくれる)のように書いて美しさのための工夫がなされています。

 上に登場しない例としては「q」が便利です。「kyu」と書けば「キュ」と発音されますが、「q」だと「キュー」のようにのばす発音になるのでより理想的なキューになるのです。

 なんだか、今回もすごく長くなってしまいましたねえ。でもこれだけ書いても実際のところは決まった法則みたいなものもないですし、人によって美しいカタコトは違うものですので、やっぱり自分で試行錯誤しなくてはいけないということなのです。

 これだけ読ませておいて何だよ!という感じです。なのでお詫びになりませんが、お詫びのしるしに、ネタのコーナーです。(原稿付き!)


★ジョリーナさんの一日車掌!


  gojoe sha ari gat ow godz eye mass. txu ghe wa, he gash tottxu kah. he gash tottxu kah dess!

音声ファイル


★ジョリーナさん「百裂拳」に挑戦!


  a ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta ta! who utter!..

  o'mah e wa moe, shin de illue

音声ファイル


★ヘンなジョリーナさん!


  rlrlrlrlrlrlrlrl

音声ファイル


★もっとヘンなジョリーナさん!


  are are are are are are are are are are are are are are are are are are are are are are are are

音声ファイル


★もっともヘンなジョリーナさん!

  amamamamamamama mamaamamaamama ammaamamaaamamaamamamamama

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★ジョリーナさんの警告音

  oi oi oi oi oi.

  nani she ten dah yo!

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★よりクリティカルな警告音

  oi oi oi oi oi!

  nani she ten dah yo

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★ドクタースランプ・ジョリーナちゃん!

  by icha!

音声ファイル

 このように、後半は小ネタシリーズでした。小ネタの中にも解説したい部分が沢山あることに気付いてしまいましたが、そこまでこだわってもしかたがないので、各自で研究してください。


 作るたびに次第に美しさを増し、そしてついに私の音楽アルバムに参加するまでにいたったカタコトです。所々で彼らのカタコトが楽しめ、そして、時々私のカタコト英語の歌も聴けてしまう次回作「ridicurous」はとてもヘンでステキなアルバムですので、聴いてください、という宣伝でした。


 それでは、次回は「もうすでに書くことが決まっているという噂もありますが、それを予告してしまうとなぜかやる気をなくすためにボツになってしまうのはなぜだろう?」ではありません。お楽しみに!