大特集するネタがあることは嬉しいことです。そして、気づけば今回が150回目のようです。100回目前後から一気に失速して、最近は年に数回しか更新されませんが、また以前のように大特集していけたら良いと思っています。
そんな目標をここで発表しても意味がありませんが、今回は前回に続いて安いゲームを検証してみました。「安い中古ゲームはダメなゲームなのか?」の第二弾のゲームタイトルは「Gohst Recon : Advanced Warfighter 2」です。タイトルが長いのはダメな要素かどうか知りませんが、他のサイトなどと同様に「GRAW2」と略して書く事にします。
今回もキャンペーンモードクリア前には攻略サイトや感想が書かれたブログなどは見ないでWikipediaの項目と公式ページで情報を調べるだけにしました。それで調べたところ前回同様に有名シリーズの一作。という事は前回同様に「ファンの期待値が大きすぎて実際にはそれほどでなかった事によるダメゲー判定」という事もありうるのか?とも思ってゲームを始めてみました。
ここで私の感想を書いていくのですが、上に書いたようなマイナス要素になりそうなことを考えたり、さらにこのシリーズはダメゲーかどうかを検証するという事でやっているので、ちょっとした事でもダメな要素と判断してしまう感じもあるのですが、先に結論を言ってしまうと今回のGRAW2はかなり良かった!
とはいっても、感想は書かないと面白くないので前回と同じようにプレイ中の感想をプラス要素マイナス要素、それ以外という感じで箇条書き風に書いていきたいと思います。
システム、操作性 編
(=)これは最初の画面に入るのにAボタンでオッケーなんだし。(補足:タイトル画面からメニュー画面に入る時のこと。日本製のゲームはなぜか「Press Start」って書いてある時にはスタートボタンしか受け付けてくれない。)(さらに補足:なぜこれを書くのかというと、小さくて押しづらいスタートよりAボタンで出来る方が嬉しいから。)
(+)チュートリアル後に実戦始まったが、これはかなり面白いのではないか?という感じ。チュートリアルではやることが多すぎてヤバいと思ったが。もしかするとハマるかも知れないゲー。
(+)味方に指示を出して、ある程度までは思ったとおりに動いてくれる感じは嬉しかったり。Haloの海兵隊もこのぐらい優秀だったら良いのになあ。(補足:とは言ってもこの時点では正確な指示の出し方を理解してなかった。)
(-)グレラン付きの武器の使い方が解らないんだが。チュートリアルで教えてもらってないし。
(-)武器の変更遅いし…。
(=)しーん…。
(=)クリアした!(補足:というかクリアしたのにクレジット見てる間に音楽ないんだし。)
ストーリーとか 編
(=)チワワ砂漠なんて場所があるのか!?
(=)ミュール(武器を積んだ無人自動車みたいなの)って遠隔操作で呼び出したり移動させたり出来るのか!というか、コレハありそうでない技術の方かな。上空の無人機はありそうな技術だけど。地上は地形とか色々あるし。でもミュールちょっとカワイイ。
(+)隠れてるつもりが隠れられてない時、味方に「丸見えですよ」と言われるのが面白すぎるのですが。
(=)味方に指示を出して戦うのも楽しいが一人になるとなぜか安心するマスターチーフ脳。
(=)単独行動になると気が楽になるとか。リーダーの素質無し…。(補足:さっきも書いたのですが、この時点ではまだ正確な指示の出し方を理解してませんでした。)
(-)こういうリアルな戦争って、ある意味ホラーよりも恐いのですが。これをやって、戦争は恐ろしいものだからやめないといけない、と思う人は滅多にいないと思いますけど。そういうことで作っているワケではないし。
(=)イーグルクロー!!(補足:このゲームでは作戦の名前っぽいですが、同時に"Fallout3"に登場するアーガイルの得意技の名前でもあるので気になったということです。)
(-)ある場所でハングルっぽいアナウンスの声が聞こえてくるのだが、あれは元からなのか?とか。これまでずっと敵対勢力はスペイン語で話してたのに、どういうことなのか?ということですが。日本語版なのでそういう設定なのか?違うのか?変な感じ。
(=)クリアしたようだが、これはバドエ?(補足:調べたところ、これが普通のエンディングでした。)
(=)しーん…。
(=)クリアした!
(-)途中の画面の揺れは演出じゃなくてバグだったのか?あれは気を失っていたあとだったし、そういう演出なのかと思っていたが。
これが、プレイ中(一部プレイ後)の感想なのですが、プラス評価とマイナス評価を数えてみるとマイナスの方が多いというアクシデントです。最初に「かなり良い」と書いたのですが何故かこうなってしまいました。
でも良い部分を見つけるよりも悪い部分を見つける方が簡単ということもありますし、最後のステージまでちゃんとした操作法を解らないままやっていたので、ちょっとイライラすることが多かったりもしたのは確かですが。
何が解ってなかったかというと、味方に攻撃の指示を出す時には、敵に照準を合わせた状態にしないといけない、というのを解ってなかったのです。これがこのゲームの一番面白いところかも知れないのですが、それに気づいてないとマイナス評価は増えるに決まっています。しかも、それが解ってないと戦車とかヘリとか強力な火力が全く使えないという事になりますし。
前回は1周目をクリアするまでちゃんとした楽しみ方に気づかなくてマイナス評価が多くなりましたが、今回はギリギリでクリア前に気づけたので、最終的には面白く終われて印象としては「かなり良い」だったということです。
ただ、こういうゲーム全体に言えるのですが「アメリカ万歳」な内容がちょっと気に入らないですよね。このゲームの舞台になったメキシコでは一部の都市で「イメージが悪くなる」ということで発売禁止みたいな感じになっていたようですし。私も「人間vs人間」の戦争みたいなのはちょっとスッキリしないと思ったりします。
ゲームのシステムは面白いので、これを「人類vs未知の勢力」にしてくれたら良いのですが。「未知の勢力なのに英語が○○訛りだ」とか「未知の勢力なのに設定があの国そっくりだ」とか、そのくらいなら許せますし。
問題点はいくつか見つかった感じですが、なぜこのゲームが安かったのか?というと、その理由はまだ見つかっていないように思えます。買った店が大きなチェーン店ではなかったので、店長の好みで安くなったのでしょうか?私と同じようにアメリカ目線の戦争は嫌いだったのか?
というのはまずないと思うのですが、考えられるのは需要と供給の関係で在庫が大量なのに売れないので安くするしかない、ということ。でも中古コーナーの棚には私の買った一つだけしかなかったですし、それは違っていそうです。
だとすると、バグが多かったということで安くなったと考えるのが普通でしょうか。インターネットに接続できる環境ならパッチをダウンロードして解決するのですが、それが出来ない場合はけっこう酷いバグに悩まされないといけないようですし。
あとは「古い」というのも安い理由になるかも知れません。私はオフラインでしか遊ばないのでよく解らないですが、古いとオンラインでは盛り上がりに欠けるというか、閑散としていることがあるような気もします。
それに古いゲームを買ってもあまり自慢できないですしね。
そんな感じでなぜ安いのかを考えてみたところ、決してダメゲーだから安いという事でもなさそう、ということが解ってきました。今回の検証で2作を1000円以下で買って遊んだのですが、満足度的には5000円分ぐらいはあったと思います。
それに、これまでに普通の値段で買ったのに、今回の2作よりもつまらなかったというゲームもありますから。安い中古ゲームはダメゲーなのか?という疑問の答えとしては「やってみるまで解らない」というのが一番適当なのではないでしょうか。
ここまで読ませておいてそんな答えかよ!という感じもしますけど、好みは人それぞれですし。誰かの評価を読んだりして良い悪いを決めるのではなくて、時には失敗しながらも面白いゲームを見つける努力をしていくと、最終的には格安ゲーマーになれますし、余ったお金で新作が買えちゃうかも!?
(でも新作を高い値段で買ってつまらなかった時は最悪だと思いますが。)
それはそうと、最近は中古ゲームを禁止しようみたいな動きがちらほら見受けられるのですが。私は反対です。というよりも、遊ぶ側の人で賛成の人はあまりいないと思いますけど。
私はしばらく最新ゲームをやっていない時にXbox360を買いました。そういう時に「最近はどんなゲームがあるのか?」ということが解らなかったので、中古ゲームで色々と安く買って様子見することが出来て、さらにそれまでとは違うジャンルもやるようになったりしたので中古万歳なんですよね。中古がなかったら廉価版みたいなのもありますが、全てのゲームが安くなるワケでもないですし。
さらに、中古屋を漁っている時に「なんだこれ?」って思ってしまうような変なゲームが安いと思わず買ってしまう変な魅力とか、そういう中古版の良さもあるのですけど。
なによりも、中古版で買って面白かったので、そのシリーズは全部買うようになったということもありますし、中古市場をないがしろにしたら売り上げに影響することもあるかも知れないという事です。(というか、人気シリーズしか売れなくなっているという問題もあるかと思いますが、そこまで書いているとキリがないので書きません。)
ということで、中古ゲームで大特集してみましたが。ものの善し悪しの判断は周りの声に影響されずに出来るようになれたら良いですよね、ということでもあります。最近はインターネットで検索したらいろんな人の意見を知ることが出来ますし、情報も大量に手に入るのですが、多数派が常に正しいワケでもないです。みんなが「良い」と言ってるからといって、自分にとってつまらないものをやらないといけないとか、そんなのは時間の無駄ですし。どんなことに対しても、それが良いか悪いかは「私が決める」と言えたら良いなぁ…。
最後は変な感じですが、年明けから早くも二回も大特集してしまいました。次回は特にやることがないので、いつになるのか?あるいは「いつ大特集されるのか?」ということについて大特集してみるかも知れませんが。どうぞお楽しみに。