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#191 「2020版」 2020-11-05 (Thu)

 私はずっと外に出なくても大丈夫だと思っていたのですが、やっぱり外に出ないと面白ネタは思いつかないことにも気づいたこの非常事態。それがBlack-holicの更新が出来なかった言い訳になるかは解らないですが、予定していて書きかけだったものを全部消して、新しく書き始められた今回のBlack-holic。

 内容はもちろん、10月31日のLittle Mustapha's Black-hole開設記念日のリニューアルに関することです。それでは早速、主な変更点であるトップページを見ていきましょう。

2020年バージョン「何時だか解らないCanvas時計」に関して

 正直なところ、この何時だか解らない時計シリーズはネタ切れ状態だったりもするので、特にアイディアが思いつかない場合は結構何時だか解る時計になってるここ数年なのですが。今回の「何時だか解らない時計」もパターンが解れば何時だか解る動きになっています。

 左右に半円があって、左が時計で、右がカレンダーという感じです。左の一番内側で動いているのが秒針というのが解ると思いますが、右側から左に向かって進んで、放射状に伸びている線のところまで来ると、反対側の線のところまで戻ります。

 そして、その外側が分針という事になっているのですが。こちらは秒針とは反対側に進んでいるのです。秒針が端まで来て戻る勢いで分針が動いているというコンセプトなので、進む方向が逆になるのです。

 さらにその外側の時針も同様で、今度は分針とは逆の方向に進みます。


 カレンダーの方も仕組みは同じなので、これが解れば何時だか解るし、今が一年のうちのどの辺りなのか?というのも解るのです。

 カレンダーのところには月齢を表すブラックホール君と白色矮星君マークもあります。


 というか、「何時だか解らない時計」なのにこんなに説明して良いのか?という気もしますが。時間を知るためにトップページにアクセスして確認する人などいないはずですし、解るか解らないかは関係ないですし、コレで良いのです。それよりもコレまでの難解だった「何時だか解らない時計」の解説をした方が良いとも思いますが、今となっては私も見方が解らないので解説できません。


 そして、今回の「何時だか解らない時計」には特別な機能も付いているのです。それが時計部分の上に表示されている「チヘソユフチホテ・ジェネレータ」です。本来なら「チヘソユフチホテナ・ジェネレータ」になるはずなのですが、表示できるのが8文字までなので、最後の「ナ」がないのです。

 「チヘソユフチホテナ」に関しては知らない人がいるワケはないので説明しませんが、このジェネレータによって、トップページを訪れる人が「チヘソユフ」体験が出来て「チホテナ」な気分になれるのです。「チヘソユフチホテ・ジェネレータ」を見ているうちにあなただけの「チヘソユフチホテナ」が手に入るかも知れません。

 「チヘソユフチホテ・ジェネレータ」の特徴はそれだけではありません。「チヘソユフチホテ・ジェネレータ」の最大の特徴はパソコンやスマホに日本語フォントがインストールされていなくても使えるということです。

 独自に開発された8ビット・カタカナ表示機能により、どのような言語環境でも環境に依存しない「チヘソユフチホテナ」体験ができるのです。その代わりに、「何時だか解らない時計Canvas時計」内ではチヘソユフチホテ・ジェネレータのところだけ浮いているような印象もあるのですが、そこを気にしてはいけません。


 ここで注意事項ですが2020年バージョンはデリケートなので、乱雑に扱うと壊れます。激しいクリック(タップ)などはしてはいけません。絶対に。

2020年バージョンのその他新機能に関して

 2020年バージョンのトップページはコレまでよりもシンプルに見えます。これまで常に表示されていた各コーナーへのリンクが初期状態では隠されているからです。

 タブのようになっている各コーナーのタイトルをクリックすると、その下のところがスクロールしてコーナーへのリンクが表示される趣向になっているのです。

 こういう仕組みはカルーセルと呼ばれたりするのですが、今回のこれはある意味で手抜きの結果生まれたデザインでもあるのです。


 2020年バージョンを作り始めるにあたって、時計のアイディアも出てこないし、ましてやその他の模様替え要素なんか考える余裕がないという状態だったのです。そんなときにJavaScriptなしで作れるカルーセルみたいな記事を見つけたので、コレは良い!と思ってほぼコピペで作成。

 試しに使ってみると上手く動いて大成功と思ったのですが、実はSafariでは上手く動かないことが判明したのです。

 結局は自分でJavaScriptを書くことになってしまったのですが。

 でもトップページがスッキリしたという意味ではカルーセルの採用は良かったかも知れません。

 最近は更新した中で重要なものは全てHEAD LiNEに書かれていますし、新しく出来たものを見るためならHEAD LiNEが読めれば問題ないですし。

ここで、どこからともなく誰かの声が聞こえてきました

「ちょっと、さっきから何を一人で喋ってるんですか?」


それはミドル・ムスタファの声で間違いないようです。


「ああ、なんだ。キミが一番乗りか」

「一番乗り、っていうか。もうみんな待ってますけど」

「そうなの。どうせみんなリモートだとちゃんとトップページとか見てくれないと思ってね。だから新しい時計の説明とかは一人でやってたんだよ」


どうやら開設記念日のパーティーが始まるようです。でも今回はコロナ禍を鑑み、リモート飲み会にチャレンジ!という事になっているのです。Little Mustapha's Black-holeの主要メンバーがオンラインで集合です。

 ついでに書くと、Glossaryのコーナーの個別の項目へ直接リンクを貼る機能も今回の模様替えで追加したのです!

Little Mustapha-----そんな感じなんだけど。なんでこういう時だけ「鑑み」なんて言葉を使ってしまうんだろうね。

Dr. ムスタファ-----なんていうか、真面目にやってる雰囲気は出るんじゃないか。

ニヒル・ムスタファ-----雰囲気だけ真面目でも意味ないぜ。その前に「禍」だって変だろ。

Little Mustapha-----最初は読めなかったからね。でもこういう不自然な言葉はたいてい流行語大賞狙ってるだけだし。そんなことよりも、みんな集まってるの?これ、画面が小さすぎて誰がいるのか良く解らないけど。

ミドル・ムスタファ-----小さいっていっても、5分割だし、顔ぐらい解るでしょう。

Little Mustapha-----でも悪魔デバイスの画面は小さいからね。

ニヒル・ムスタファ-----なんであんな変な機械使ってるんだよ。

Little Mustapha-----なんというか、雰囲気が出るからね。

Dr. ムスタファ-----ほら、やっぱり雰囲気じゃないか。

ニヒル・ムスタファ-----ほら、って。さっきとは話題が違うんだぜ。

ミドル・ムスタファ-----まあ、好きなようにやれば良いですけど。

Little Mustapha-----そうだよ。といっても悪魔デバイスは画面を見てると疲れるからね。飽きたら普通のパソコンの画面でやるけど。それよりも、早く乾杯音頭とかやらないと、大事な話が出来ないよ。

ミドル・ムスタファ-----そうですよ。今年は特殊ですからね。

Little Mustapha-----それじゃあ、みんな各自で酒を注いで。乾杯音頭〜とか思ったけど、一人で乾杯音頭とか恥ずかしいから、普通にやるけど。せーの…!

一同(マイクロ・ムスタファもいます)-----メリー開設記念日!


「せーの」も「メリー」も普通ではないですが、開設記念日のパーティーがリモートで始まりました。

彼らの大事な話はアレ以外になし

Little Mustapha-----なんかこんなふうに飲んでも、全然飲んでる気分じゃないよね。

ミドル・ムスタファ-----画面から目を離したら一人で部屋にいるんですからね。

Little Mustapha-----いつもより大量に飲んだら、やっと飲んだ気分になれるかもよ。

ニヒル・ムスタファ-----そんなに無理して飲む必要はないんじゃないか?

Dr. ムスタファ-----いや、飲んだほうが頭脳が明晰になることもあるぞ。

Little Mustapha-----それはなんというか、ただの中毒だけど。

ミドル・ムスタファ-----でもマイクロ・ムスタファは最初からウィスキー飲んでますね。

Little Mustapha-----えっ?!そうなの?画面が小さくて、人が何飲んでるのか解らないよ。最初からウィスキーって、もしかしていつも最初にビールとか、不満だったりしたのかな。

マイクロ・ムスタファ-----いや、そんなことはないです。家にはこれしかないので。

Dr. ムスタファ-----ないなら買いに行けば良いんだが。

Little Mustapha-----自粛ってことで良いんじゃないの。

マイクロ・ムスタファ-----まあ、そうしておいてください。

ミドル・ムスタファ-----やっぱり濃い酒が好きなんじゃないですかね。

ニヒル・ムスタファ-----ちょっと、話がどうでも良い方向に進んでないか?

Little Mustapha-----そうだった。やっぱり、責任者は違うねえ。

ニヒル・ムスタファ-----なにが責任者なんだ?

Little Mustapha-----会話の内容をプレゼント作戦の話に持ってくための責任者だよ。

ニヒル・ムスタファ-----そうじゃなくて、今年は特に状況が違うんだし。酔った状態よりも、早めに決めたほうが良いだろ。

Dr. ムスタファ-----まさに責任者だな。

ミドル・ムスタファ-----でも確かにそうなんですよ。どうするんですか?今年のクリスマスは。

Little Mustapha-----そこなんだけどね。今回は状況を鑑み中止です。

一同(Little Mustapha除く)-----エーッ?!何言ってるんだよ!

Little Mustapha-----だって鑑みたら、そう鑑みるしかないでしょ。

ニヒル・ムスタファ-----いや、鑑みたら今回みたいにリモートでやれば良いだろ。

Dr. ムスタファ-----そうだぞ。それに今年はクリスマス中止しないって、サンタが自分で言ってたってニュースでやってたからな。

Little Mustapha-----そうじゃなくてさ。というか、そうなんだけどさ。それが問題なんだよ。

ミドル・ムスタファ-----よく解りませんけど。

Little Mustapha-----確かに、それぞれでプレゼントをリクエストして、それぞれの家にプレゼントを持ってきてもらう、っていうのは鑑み的にはあってるんだけどさ。

Dr. ムスタファ-----なんか「鑑み」が科学的じゃないな。

ニヒル・ムスタファ-----そこは気にしなくて良いんだぜ。それで、それのどこが問題なんだ?

Little Mustapha-----それで成功しちゃったらどうするのか?ってことだよ。これまでずっと頑張って来たんだし、こういうことはみんなで一緒に成功して、ヤッター!って盛り上がる方が良いでしょ。

ミドル・ムスタファ-----その方が良いかも知れませんけど、今だってこうして普通に話が出来ているんですし、成功した時も一緒に喜べるんじゃないですか?

Little Mustapha-----みんなの顔が小さすぎて、全然普通じゃないんだけどね。

ニヒル・ムスタファ-----それはそんな変な機械でやってるからだろ。

Dr. ムスタファ-----全く役に立たない発明だな。

ニヒル・ムスタファ-----先生がそれ言うの?!

Dr. ムスタファ-----私の研究や発明は科学に貢献しているぞ。

マイクロ・ムスタファ-----あの、ちょっと待ってください。

Little Mustapha-----おっと、ここで来ましたよ。今回は画面が小さいから留守番電話に異変があっても気づかないはずだけど。

ミドル・ムスタファ-----画面が小さいのはあなただけですよ。

マイクロ・ムスタファ-----そうなんですが。それよりもLittle Mustaphaは何かを恐れているんじゃないですかね。

Dr. ムスタファ-----プレゼントをか?

マイクロ・ムスタファ-----そうではないですよ。毎年何が起こっていたか、みなさんが忘れるはずないですけど。それを恐れていると思うんです。

Little Mustapha-----こ、怖くなんかないわい!

ミドル・ムスタファ-----それは、明らかに怖がってる強がりキャラじゃないですか。

Little Mustapha-----でも、そういうことなんだよ。みんなは普通にプレゼントを貰えるかも知れないけど。ボクはこの部屋にいるんだよ。謎の留守番電話機は捨てても勝手に戻ってくるような感じだし。トイレの扉はどうすることも出来ないし。

マイクロ・ムスタファ-----でも、こう考えることは出来ないでしょうか?これまでは、我々が集まっていたから恐ろしいことが起きていたと。

Little Mustapha-----それって、冷静に話してるけど、あんまり根拠がないんじゃない?

ニヒル・ムスタファ-----マイクロ・ムスタファだってプレゼント優先なのさ。

Little Mustapha-----エェ?!ということは、ボクはどうなっても良いの?

ミドル・ムスタファ-----でも、これまでだって私達が何かして助かったってことでもないですからね。何か起きたとしても話は出来るんですし、解決策は見つけられるんじゃないですか?

Little Mustapha-----まったく、他人事だと思って適当なことを。それじゃ、こうしようよ。クリスマスのプレゼント計画はやるけど、パーティーはここで開催。もちろん「鑑み」なのでアクリル板とかも使ってね。

ニヒル・ムスタファ-----でも、その部屋のスペースを考えたら、どうやっても「密」だよな。

Little Mustapha-----アクリル板が透明なんだし、大丈夫でしょ。全然壇蜜!

ミドル・ムスタファ-----それって会話になってるんですか?

Dr. ムスタファ-----とにかく、リモートでやるのが一番じゃないか。

Little Mustapha-----うーん…。まあ、ひとまずはそうするしかないか。でもみんなだって気をつけないとダメだよ。もしかして、これまでの恐ろしい事件はこの部屋が原因じゃなくて、ここにいた誰かが原因かも知れないからね。今年は誰かの部屋で恐ろしいことが起きるかも知れない…。

ミドル・ムスタファ-----原因はその部屋以外には考えられませんよ。

Dr. ムスタファ-----科学的にはそうなるな。

ニヒル・ムスタファ-----珍しく正しい「科学的」だな。

Little Mustapha-----もう、解ったよ。でも、その代わりにボクだけプレゼントが貰えるって状況だって考えられるんだからね。その時は文句なしだよ。

 このようにブラックホール・スタジオでは早くも失敗しそうなクリスマスのプレゼントを貰う作戦について話し合われました。しかし、失敗すると決めつけてはいけません。こういう時にこそ特別なことが起こるかも知れないのです。

 良いことでも悪いことでも、特別ならそれはスペシャル。つまり英語に言い換えただけですが、きっと何かが起こるのでしょう。


 そして、Black-holicはもっと書かれるはずがあまり書かれないので、何か書きたいとは思っているのです。

 どうぞお楽しみに。