Anima Virens
完成記念インタビューです!

 久々の年間二枚。そして久々にやる気が出てる?!Little Mustapha入魂のニューアルバムは、特別ゲストにマダム・チョウチョを迎えた歴史的ダークファンタジー大作。その名も「Anima Virens」が完成したのでLittle Mustaphaにインタビューをしたいと思います。

ミドル・ムスタファ-----って、これで良いんですか?
Little Mustapha-----いや、いちいち質問はいらないんだけど。そのままやってくれたらスゴい物が出来た、ってみんな思ってくれるんだし。いつものように出だしは大失敗なんだけど。
ミドル・ムスタファ-----そうですけど。私はこういうノリは苦手なんですよ。それに、まだ中身をあんまり聴いてないですから。でもかなり力は入っている感じですよね。
Little Mustapha-----そうでしょ?だからボクが考えた台本どおりにやったら良いのに。まあ、とにかく今回はダークファンタジー大作だし、マダム・チョウチョ女史をゲストに迎えてコラボな歴史的名作になるんだしね。
ミドル・ムスタファ-----あんまり大きなことは言わない方が良いと思いますが。大作だからか知りませんが歌入りが多いですよね。
Little Mustapha-----まあね。マダム・エフェクターが結構使えるというのは前作のFalse Chronicle #3の一曲目で気付いたんだけど。それで、その時に予定していた最新作とは全く違う今作が出来上がったということだね。何曲かは当初の予定どおりというか、作りかけの曲をそのまま使ったけど、今回はボツネタが多かったかも知れないね。ボーナストラックの一曲目はそんな感じのなごりでもあるけど。
ミドル・ムスタファ-----それよりも、マダム・エフェクターって何ですか?
Little Mustapha-----ん?!…なんというか、マダム・チョウチョが使うという、マダム・チョウチョになるというか…。この辺は明かせないことなんだけど。
ミドル・ムスタファ-----そうじゃなくて、マダム・チョウチョなんていなくて、あなたがやってるというのはだいたいバレていると思うのですが…。
Little Mustapha-----何を言ってるんだ!今回はダークファンタジー大作なんだからマダム・チョウチョだってちゃんといるんだよ!
ミドル・ムスタファ-----ダークファンタジー大作ってことが理由になるんですか?
Little Mustapha-----まあ、ならないと思うけど。この辺の裏話は何十年も後にボクのドキュメンタリー番組で明かされるんじゃないかな。
ミドル・ムスタファ-----なんですかそれ?そんなの誰も見ないし、作られないと思いますけど。
Little Mustapha-----そうかも知れないけどね。それよりも、最近は芸能人とかがちょっと売れるとその人の売れない時代の苦労話とか、不遇だった時の話とかが取り上げられるけど、アレって逆に夢がなくなるからやめて欲しいよね。やるならもっと年寄りになってからにして欲しいし。
ミドル・ムスタファ-----言いたいことが解らなくもないですが、それってこのアルバムに関係あるんですか?
Little Mustapha-----うーん…。ないかな。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ、余計な事は話さないで先に行きましょうよ。
Little Mustapha-----そうしましょうか。

「the Day Begins in the Dark」について

Little Mustapha-----それにしても今年の夏はスゴい雨が多かったよね。それで、スゴい雨が降って雷が鳴ったりすると、いつも何か忘れたような、もったいないような気分になってたんだけど、これだ!ってことだったんだよね。
ミドル・ムスタファ-----何のことか意味が解りませんよ。
Little Mustapha-----まあ、そうだけど。レコーダーで雨と雷の音を録音すれば格好いい音が録れるのに、どうして今まで気付かなかったのか?ということだよ。それで録音してみたら大正解だったし。こんなあからさまな雷の音は映画とかの中で作られた音に違いないとか思ってたけど、実際にこんな音がするんだよね。雷とかは近くに落ちたりしてる時は窓を開けてその近くに立っているのが恐かったけど、それなりの迫力になっているんだよね。まあ、それがそのまま使えないのはもったいないとも思うけど。背景の音としても充分良い感じになってるね。
ミドル・ムスタファ-----ミョーにテンション上がってますけど、その録音した音って曲のメインではないですよね。
Little Mustapha-----まあね。しかも曲のタイトルともあまり関連がないような気もするけど。でもこの雨とか水の音から木とか緑とかそういう発想が生まれたし、これはこれで重要なんだよね。
ミドル・ムスタファ-----へえ。
Little Mustapha-----でたな、一言返事。
ミドル・ムスタファ-----そんなこと言われても…。それにあなたが盛り上がって沢山喋ると文字数がどんどん増えてしまうから、私がなるべく少なく話してるんですし。
Little Mustapha-----そうなの?というかこのインタビューには文字数制限があるの?
ミドル・ムスタファ-----ないですけど、読む人が大変ですよ。
Little Mustapha-----それなら気にしなくても良いんじゃない。あんまりここまで読む人っていないし。
ミドル・ムスタファ-----ええ、そうなんですか?!なんかやる気がなくなってきますよ。
Little Mustapha-----まあ、そう言わずに。次に行きましょう!
ミドル・ムスタファ-----というか、それは私の台詞だったりしませんか。
Little Mustapha-----ああ、そうだね。なんかキミがやる気出さないから。

「Praise」について

ミドル・ムスタファ-----ここでマダム・チョウチョの登場ってことで良いんですか?
Little Mustapha-----ここでマダム・チョウチョの登場ってことで良いんですよ。彼女の声が入ってくると、新鮮だよね。
ミドル・ムスタファ-----確かに、あなたの声には聞こえませんよね。
Little Mustapha-----何言ってるんだよ。マダム・チョウチョなんだからボクの声のワケないじゃんか。
ミドル・ムスタファ-----いや、そうじゃなくて。…それより、歌があるといっても最初の方はインストみたいですよね。
Little Mustapha-----始めはインストにする予定だったからね。でもメロディーがあまりにも「ありがち」な感じだったし、あとから歌をつけたりして。
ミドル・ムスタファ-----確かにフラメンコのステレオタイプ的な曲調ですけど。
Little Mustapha-----コード進行はそういうふうにならないようにしてみたんだけど、やっぱりあの音階を使うとそうなっちゃうんだよね。まあああいうのが好きだから、よく使ってしまうんだけど。
ミドル・ムスタファ-----なんとも抽象的な解説ですけど。
Little Mustapha-----そこはアレだよ。専門的な用語を使っても解りづらいし、曲を聴けば「ああそういうことか」って納得するはずだし。
ミドル・ムスタファ-----さらに抽象的になってますよ。
Little Mustapha-----そこは気にしないで。それよりも、今回も結構作った順が曲順になっている感じなんだよね。厳密にいうとパソコンで打ち込み作業、というか編曲みたいなことをした順番が曲順っぽくなってる。
ミドル・ムスタファ-----それだと、なにがどうなるんですか?
Little Mustapha-----そういうふうにすると、なんとなくストーリー性が出てくるのですよ。というか、言うの忘れてたけど、今回の「Anima Virens」は「Six Legged」のスピンオフって設定なんだぜ。
ミドル・ムスタファ-----だぜ、とか言われても…。まあ、そこは少しずつ聞いていきますよ。
Little Mustapha-----それは良いけど、マダム・チョウチョの歌もこの時点ではまだちょっと硬いというか、本調子じゃなかったりするんだよね。歌の録音もだいたい作った順にやったから、後になればなるほど歌が上手かったりするよ。ボクの歌もだけどね。
ミドル・ムスタファ-----そうですか。なんかスピンオフとかいろんな話が出てきて長くなってきたので次に行きますよ。
Little Mustapha-----ちょっとはまとめるとか、しないの?!

「Wet Pressure」について

ミドル・ムスタファ-----こういうのも結構シリーズ化されてる感じがしてきましたね。
Little Mustapha-----まあ、そうなるかな。モヤモヤソングとはちょっと違うけど、なんとなく緑なイメージというとこういう感じになってくるんだよね。そして、キミがあまり触れたがらないような気がする、スピンオフとかの話になると、これは主人公がいつの間にかマダム・チョウチョの世界に迷い込んだという設定だけどね。
ミドル・ムスタファ-----別に触れたくないワケじゃなかったのですが。その前に何がどうなってるのか全然解りませんし。
Little Mustapha-----そうなの?!…でも、まあそうか。このアルバムが「Six Legged」シリーズのスピンオフなのは、マダム・チョウチョも六本足の仲間ってことだし、これがスピンオフでも良いかな?と思ってそうなったんだけど。そういう感じなので「Six Legged」シリーズと同様に異世界で酷い目にあうとか、そんな感じで良いと思うけど。
ミドル・ムスタファ-----というか、また決めてないんですか?
Little Mustapha-----そうなんだけど。このインタビューまでには決まるかな?とも思ってたんだけどね。でも曲の録音とかが終わると、その後に面倒なミキシングとかマスタリングとかあるし、そういう細かいところを考えるヒマがなくなるんだし。まあ、そういう所は話ながら考えていくから、キミも気を使って協力して欲しいのだよ。
ミドル・ムスタファ-----それは、どうすれば良いのかよく解りませんけど。
Little Mustapha-----それはともかく、この曲はムッとするような緑の空間をイメージしてくれたら良いと思うよ。「Six Legged」シリーズが赤い空間なのに対して、マダム・チョウチョの世界は緑の空間なんだよ。
ミドル・ムスタファ-----解るような解らないような感じですので次に行って良いですか?
Little Mustapha-----良いですよ。

「Resting the Rage」について

ミドル・ムスタファ-----こういうのは昔から一曲は入っている気がしますね。
Little Mustapha-----昔っていうとスゴい年寄りみたいな気がするからアレなんだけど。まあ、昔からやってるよね。サントラっぽいというか、Mystシリーズのサントラに影響されているとか、Twin Peaksの影響だとか、専門家はそう分析するかも知れないけどね。
ミドル・ムスタファ-----何を言っているのか解りませんが、MystとかTwin Peaksの影響でこういう曲が好きになったんですか?
Little Mustapha-----だから、そう言うのを避けるためにわざわざ遠回しにしたんだけど。キミはもうちょっと勉強しないと専門家にはなれないよ。
ミドル・ムスタファ-----何の専門家ですか?ならなくても良さそうなので、どうでも良いですけど。
Little Mustapha-----それはともかく、今回は同じようでちょっと違うとか。低音がボワ〜ンって感じなのは一緒だけど、前半はシンセのパッド系の低音は使ってなかったり、曲のテンポに合わせたちょっと凝ってるシンセの音を作ってみたり、色々と進化しているってことなのさ!
ミドル・ムスタファ-----そんなふうに威張られても、私にはよく解りませんけど。でも細かいこだわりのせいか知りませんが、今回は音がだいぶまとまって来ましたよね。
Little Mustapha-----そこは怒るところかも知れないけど、そうなんだよね。本当は完璧が良いんだけど、まだ「だいぶ」なんだよね。でも良くはなっているし、高価な機材が盛りだくさんなスタジオで作業してるワケでもないしね。
ミドル・ムスタファ-----それで、ストーリーはやらなくて良いんですか?
Little Mustapha-----ん?!…ああ。なんていうか、これはマダムの世界の美しさと恐ろしさというか、そんな感じじゃないかな。これは自然の美しさと残酷さのメタファーでもある、とか。そういう事になると上手くまとまる。
ミドル・ムスタファ-----そうですか。
Little Mustapha-----聞いておいてその反応って…。

「Swamp Ruins」について

ミドル・ムスタファ-----これは今までと同じようでちょっと違う感じですね。ドロドロしているように聞こえるのはタイトルのせいですかね?
Little Mustapha-----聞かれても困るけど、ムシムシした緑の世界にはドロッとした沼地もあるからね。そして、けっこう板についてきた感もあるデスボイスだけど、やっぱり最初の一回目はむせるね。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか。というか、そんな情報は必要なんですか?
Little Mustapha-----ないけど。まあ、録音秘話だってあっても良いんだし。ついでにバラしてしまうと、ボクの作る曲は歌うのが難しいから、ヘッドフォンから歌のメロディーを流してそれに合わせて歌っているとかの裏情報も。まあ、この曲はそれほどでもないから必要なかったけどね。
ミドル・ムスタファ-----それは言わない方が…。
Little Mustapha-----そうなの?じゃあ今のは編集で消しといてよ。
ミドル・ムスタファ-----公開するのは私じゃないし、編集の仕方なんて知りませんよ。
Little Mustapha-----じゃあ、どうしよう?
ミドル・ムスタファ-----知りませんよ。それよりも、ストーリーはどうなるんですか?
Little Mustapha-----うーん…。これはなんというか、呪われた場所に関する詩的な一面かな。最後にマダムがちょろっと出てくるのもポイントかも知れないけど。さっきもちょっと話した自然の美しさとその裏にあるドロドロした世界とか。そういう一面。
ミドル・ムスタファ-----一面って。なんか日本語が滅茶苦茶な気がしますけど。上手くごまかすとかナシですよ。
Little Mustapha-----そんなことはしませんよ。これは恐怖の沼地って事なんです!はい論破!
ミドル・ムスタファ-----なんですかそれ?!全然論破できてませんよ。

「Grieving Tomorrow」について

Little Mustapha-----ボクぐらいになると眠っている間にも作曲が出来ちゃうんだよね。
ミドル・ムスタファ-----ボクぐらい、ってどれくらいか知りませんが。でも、そういうのって実は前に聞いた誰かの曲だったとか、そういうことがあるって言ってませんでした?
Little Mustapha-----えっ?!じゃあ、これもパクリなのか?
ミドル・ムスタファ-----いや、私に聞かれても困るのですが。でもこれに似た曲は思い当たりませんけど。
Little Mustapha-----なんだ、ビックリさせないでくれよ。まあ、眠っている間というよりも、目覚めかけというか、まどろんでいるような状態の時に出来たフレーズが使われているんだけどね。まあ、そういうのって、起きてからピアノで弾いてみたりしてもイマイチなんだけど、編曲とかで何とかすればこうやって形になるんだよ。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ、イマイチな曲なんですか?!
Little Mustapha-----まあ、今の説明だとそうなってしまうな。じゃあ、素晴らしいアイディアが編曲によってより完璧に近づいたとか、そういうことに切り替えよう。
ミドル・ムスタファ-----まあ、それで良いですけど。
Little Mustapha-----でも寝ている時の頭の中で考えているよりもボクの声は低めだったようで、この高い音を延ばすところがギリギリ。延ばさなければ出る音なんだけど、延ばすと大変だということは初めて知ったよ。
ミドル・ムスタファ-----今更ですか?まあ、歌はメインということではなかったですからね。どうせだったらマダム・チョウチョに歌ってもらったら良かったのに。
Little Mustapha-----それをやったら、声が高いからという理由で女子がボーカルのバンドみたいじゃんか。それはどうにも良くない感じだよね。特にメタルとかでありがちだけど。男が高い音でシャウトするからメタリックなんだし、高い声が出れば誰でも良いってもんじゃないんだけど。
ミドル・ムスタファ-----えーと、なんの話をしているのでしょうか?
Little Mustapha-----ああ、これは失礼。時々ヘンなところが気に入らなかったりするからね。とにかく男声と女声は音楽的に役割があると思うし、ギリギリでも高い音を頑張らないといけないってことだね。
ミドル・ムスタファ-----それで、話はどうなってるんですかね?この歌詞からすると…、どうなってるのかさっぱりですけど。
Little Mustapha-----これは、なんというか恐ろしい展開への布石というか、そんな感じじゃない?さっきは恐怖の沼地で論破だったし。
ミドル・ムスタファ-----恐ろしいとか、そんなのばっかりで大雑把ですよね。
Little Mustapha-----だって、そうしないで詳しく説明しろと言われても、結局この歌詞みたいな内容になってしまうし。大雑把に恐ろしい展開への布石なんだし。もう少し頑張ると、不気味な曲かな。
ミドル・ムスタファ-----頑張っても大雑把じゃないですか。
Little Mustapha-----まあ、マダム・チョウチョの世界は思っていたよりも楽園じゃないかも知れない、ってことかもね。こういうところはあまりにも抽象的な歌詞を読んで深読みする楽しみでもあるんだし。
ミドル・ムスタファ-----それならそれで良いですけど。

「Giddy Dizziness」について

Little Mustapha-----今思ったけどギターの音大きすぎるかな?
ミドル・ムスタファ-----なんで今そんな所を気にするんですか?!
Little Mustapha-----こういうのは聴く度に気になってしまうんだよね。ちょっとうるさいのが効果的なのか、或いは聴きやすい方が良いのか?とか。聴く時の気分によってその辺は変わるから、ミキシングとかの作業は地獄と化すんだよね。
ミドル・ムスタファ-----それで、ちょっとうるさい方で落ち着いたんだったらそれで良いんじゃないですか?
Little Mustapha-----そうなんだけど、その辺はこの曲の持つ神秘的な一面の影響かも知れないね。
ミドル・ムスタファ-----なんだ。曲の説明のために迷ってるフリだったんですか?
Little Mustapha-----そうでもないけど。本当にちょっと迷っていたし。この曲は不思議感覚な曲でもあるけど、ヘヴィネスが足りないと他の曲とのバランスもちょっとアレだし。
ミドル・ムスタファ-----そういえば、今回は少数派のインスト曲ですね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。ということは、逆にストーリー性のあるアルバムの中で重要な役割を果たしていることもあるんだよ。
ミドル・ムスタファ-----まあ、最初からストーリーが決まっていればそうなるかも知れませんけど。ストーリーって今考えてるんじゃないですか?
Little Mustapha-----ストーリーは今考えているけどストーリー性があるというのは最初の方から決まってたんだし。ストーリー性という観点からするとこれは重要なんだよ。
ミドル・ムスタファ-----ストーリー性っていう言葉で上手く誤魔化してませんか?
Little Mustapha-----いや、そこは間違えちゃいけないところだよ。ストーリーがあってもストーリー性のない物語というのもあるしね。ストーリー性がないとどんなストーリーも面白くないし、ストーリー性がなくなって来るんだよ。
ミドル・ムスタファ-----やっぱり誤魔化してるでしょ。
Little Mustapha-----でもその曖昧な感じがこの曲のテーマなんだし。これは主人公を魔法にかけるというか、さらなるヘンな世界への入り口となる曲という設定になっているから、そこからストーリー性が生まれてくるんだと思うよ。
ミドル・ムスタファ-----もうイイですよ。

「Greeny Slumber」について

Little Mustapha-----そういえば、今回は一気に大量の曲のボーカルパートを録音するギネス並みのスケジュールだったことは知ってるよね?
ミドル・ムスタファ-----知りませんよ。
Little Mustapha-----まあ、そうかも知れないけど。全部で何曲だか解らないけど、ボーカルのあるパートを三日でなんとかするという強行軍でございましたのですよ。それで、これは二日目の最初の曲だったりしたんだけど、1日目の疲れがモロに出ている前半部分は仕方ないよね?
ミドル・ムスタファ-----何言ってるのか全然解らないですし。
Little Mustapha-----なんていうか、1日目が終わった後になんとなくダルくて、風邪をひいたような感じになって、睡眠とかはちゃんととったんだけど、どうもこの曲は惜しい感じになってしまったよね。
ミドル・ムスタファ-----なんか鼻が詰まってる感じですけどね。
Little Mustapha-----そうなんだよ。喉を酷使すると鼻が詰まるって、どういうことか?ってことだけど。…というか、なんでこんな話で盛り上がってるんだ?
ミドル・ムスタファ-----あなたが話し出したことですよ!
Little Mustapha-----そうだっけ?まあ、でも今回は調子よく歌っていたと思ってたんだけど、改めて聴いてみると、歌を歌うというのは重労働だよね。特に普段から訓練しているワケじゃないし。
ミドル・ムスタファ-----というか、そんな苦労話だけで良いんですか?あんまり話すと曲について話せなくなりますよ。
Little Mustapha-----ああ、そうか。これはさっきの「Wet Pressure」と同様に緑っぽい曲だよね。タイトルからして緑だけど。ストーリー性の話でいうと、ここではすでに主人公は自分がマダム・チョウチョの緑の世界にいるということに気付いているんだよね。そして、目覚めてしまうと元いた世界に戻ってしまうとか。
ミドル・ムスタファ-----それはストーリー性じゃなくてストーリーじゃないですか?
Little Mustapha-----まあ、どっちでも良いけど。とにかくさっきの魔法的な曲によってこの曲では緑な世界で平穏とか安らぎとかそういうものを感じ始めている次第であるのですよ。
ミドル・ムスタファ-----なんか都合が悪くなると日本語が変になっていませんか?
Little Mustapha-----いや、そんなことはないはずでありますが。でも、この曲の中にもちょっとした不安な要素もちりばめられておりますし、ストーリー性が出ているんだと思うのですけどな。
ミドル・ムスタファ-----ワザとヘンにしなくてもイイですよ。

Little Mustapha-----さて、ストーリー性についても盛り上がって来て、そろそろ前半終了という感じだから、ここで恒例のオマケ・コーナー!行ってみよう。
ミドル・ムスタファ-----わざわざ無理なテンションにしなくてもイイのに。というか、今の短い発言の中にも色々とツッコミどころがあったような気もしますけど。とにかく、これはいつのも裏ジャケコーナーということで良いんですかね?
Little Mustapha-----今回は裏ジャケというよりは、衝撃の事実なんだけど。
ミドル・ムスタファ-----意味が解りませんよ。
Little Mustapha-----まあ、その前に表ジャケの裏情報から。
ミドル・ムスタファ-----表か裏か解りづらいですけど。
Little Mustapha-----まあ、みれば解るけどね。表ジャケの下絵というか、コンセプトアートだけど。

ミドル・ムスタファ-----つまりイタズラ書きですか?
Little Mustapha-----いや。これは音楽の作業中にも関わらず五線紙じゃなくて普通のノートみたいなルーズリーフに描かれてるし、よりコンセプトアートって感じだね。実際にこれをトレースするところから表ジャケの作業は始まったし。
ミドル・ムスタファ-----そうなんですか。でもずいぶん変わりましたね。
Little Mustapha-----そうだけど、あくまでもコンセプトアートだし。それに、これはまだ全曲仕上がってない時だし、全体の雰囲気とかもよく解ってない時でもあったからね。よりホラーとかテラーな雰囲気になってるよ。
ミドル・ムスタファ-----ホリブルでテリブルってことですね。
Little Mustapha-----よく解んないけど、ブルブル。そういうこと。
ミドル・ムスタファ-----それよりも、なんか違うキャラも描かれていると思うのですが。
Little Mustapha-----あれは、ボクの背後霊が描かせているとか、そういうネタが出てくると解りづらいからスルーの方向にして欲しかったけど。それよりも、実際に完成した表ジャケだけど、アレにも「何か違うキャラ」が隠れているのに気付いたかな?
ミドル・ムスタファ-----気付きましたけど。それは言わない方が良いですよね。
Little Mustapha-----キミもやるようになったな。確かにアレは気付いた人だけがニヤッと出来る要素だからね。誰にも言ってはいけないし、思ってもいけません。
ミドル・ムスタファ-----思うぐらいは大丈夫だと思いますけど。それよりも、衝撃のなんかがあるんじゃないんですか?
Little Mustapha-----ああ、そうだった。でもあまりにも衝撃的だからね。画像は次のページに用意してあります。
ミドル・ムスタファ-----ページを増やすと無駄に容量増えちゃいますけど。良いんですか?
Little Mustapha-----容量って、キミがそんな心配をしなくても大丈夫だよ。このサイトで使用しているディスクスペースのほとんどは画像と音声ファイルだし。というか、ここでそんな専門的な話をしても意味がないんだけど。それに、せっかく盛り上がって来た衝撃の事実が台無しじゃないか。
ミドル・ムスタファ-----別に盛り上がってませんでしたよ。
Little Mustapha-----ああ、そうか。まだどんな衝撃的事実か話してなかったね。それで、キミはマダムがどんな人なんだと思う?人というか、どんな姿か?ということだけど。
ミドル・ムスタファ-----さっき六本足の女のスピンオフとか言ってましたし。また虫っぽいんじゃないんですか?
Little Mustapha-----なんだそれは?これまであの歌声を聴いてきて、虫っぽいというのはどうもいけないな。ボクはあの声を聴いたら美女であって欲しいと思うけどね。
ミドル・ムスタファ-----なんか気持ち悪いですね。自分で歌った声を加工してるんでしょ?
Little Mustapha-----それは言ってはいけない事だから!とにかく、どんな美女が出てくるのか。ワクワクしながら次のページへゴー!
ミドル・ムスタファ-----また無理なテンションだし。