Arty Pt.2 : Inner Earth Philosophy

ミドル・ムスタファ-----一年間の実質活動休止からの復活第一弾!Little Mustaphaのニューアルバム "Arty Pt.2 : Inner Earth Philosophy" が完成しました!一年の沈黙を破って誕生したこのアルバム、そしてこの一年の間に彼に何があったのか。そんな事も交えながらこの意味深なタイトルのアルバム完成記念インタビューを行いたいと思います。
Little Mustapha-----違うな。
ミドル・ムスタファ-----なんですか?
Little Mustapha-----なんか、あんまりアートじゃないでしょ。それはアーティストと呼ばれる人達にはふさわしいかも知れないけど、真のアートを作り出す真の芸術家のアルバムを紹介する感じじゃないんだよね。
ミドル・ムスタファ-----せっかく盛り上げる感じで始めたのに、またそれですか?
Little Mustapha-----また、って。今回のタイトルからも解るように、芸術の秋なんだよ。
ミドル・ムスタファ-----秋は関係ないと思いますけど。でも、今回は前回の "Arty" と違って、ジャケットがちょっとアレですし。もっと気楽な感じで良いのかと思ったんですけど。
Little Mustapha-----引っかかったな。それこそまさにアートでありフィロソフィーなのさ。
ミドル・ムスタファ-----何がですか?
Little Mustapha-----あのジャケットが何を表しているのか。どうしてアレを見て気楽で良いと思ったのか?それがアートでありフィロソフィーなのだよ。
ミドル・ムスタファ-----良く解らないですが、アレは私達がパッと見て思うようなものではない、という事なんですかね。認識に関する哲学的な命題ってことですか?
Little Mustapha-----つまりアートでフィロソフィーだよね。
ミドル・ムスタファ-----何がですか?!まあ、とにかく今回もアートな感じでやるってことですね。
Little Mustapha-----うむ。
ミドル・ムスタファ-----その「うむ」ってのはあんまりアートっぽい返事の仕方に思えないですけど。まあ良いか。今回の内容ですが、以前の "Arty" の時と同じ編成の曲と、そうでない感じの曲がありますよね。
Little Mustapha-----最初と最後はなんていうか補足というか、まえがき、あとがきみたいなことで。本体部分はその他の曲になるかな。まさに哲学的じゃない?
ミドル・ムスタファ-----どの辺のことをいってるのか解りませんけど。話がややこしくなる前に音楽的なところを聞いた方が良さそうなんですが。今回は機材をちょっと変えたんじゃないですか?
Little Mustapha-----ああ、そうでした。それがフィロソフィーかどうかは解らないけど、いくつかやり方を変えてみたよ。まずはベースだけど。アンプがないからアンプシミュレータを使うのはいつもどおりなんだけど、そのシミュレータを BOSS の SE-70 にしてみたんだよね。
ミドル・ムスタファ-----それはなんていうか。ビンテージな感じはありますね。
Little Mustapha-----古いとビンテージなのか?というとアレだけど。もう20年以上前のものだし。それはともかく、前に the Peke-Files のサントラの時にギターアンプシミュレータとして使ったらなかなかアンプっぽい音になって、使ってみたいとは思ってたんだけど。活動休止期間を利用して部屋を使いやすくしたから、SE-70 を設置するスペースも出来たりしたし。
ミドル・ムスタファ-----もしかして活動休止って部屋の片付けのためだったんですか?
Little Mustapha-----いや。全然違うけど、結果的にはそういうことになるのか?まあ、前は全てのものが間違った場所に置かれているような感じもあったし。片付けたり模様替えしたのは大成功だとは思っているけど。
ミドル・ムスタファ-----それで音はどうだったんですか?
Little Mustapha-----予想どおりしっかりした音が出てると思ったよ。新しい方のマルチエフェクターは、使えるエフェクターの選択肢が多すぎるし、ボクにはどうにもね。その点では SE-70 のベース用のプリセットは一つだけだし。基本的にはイコライザーとコンプレッサーぐらいが使えれば良いからね。でも、単体で良い音だと思ってると落とし穴があったりするのさ。
ミドル・ムスタファ-----いきなりロック喋りになってますが。
Little Mustapha-----そうであった。今回はアートなのじゃ。
ミドル・ムスタファ-----それは王様風じゃないですか?
Little Mustapha-----例によってアートっぽい喋り方を習得できないんだけど。それはどうでも良いけど、ベースの話。録音したものを他の音と一緒に出してみたら、ベースのモコモコ成分が出過ぎている事に気づいてね。結局パソコン上で強引に中低音部分を削ったりしなくちゃいけなかったんだけど。
ミドル・ムスタファ-----じゃあ良くなかったってことですか?
Little Mustapha-----そんな単純なことじゃないけど。全体的な音は気に入ってるし、次も使うかも知れないよ。今回上手くいかなかった部分を踏まえて音作りをすれば次はもう少し良くなるかも知れないし。
ミドル・ムスタファ-----そして、更に重要な変更点として、新しいギターアンプがありますよね。
Little Mustapha-----そうなんだよね。買ってから一年になるけど、一年の休止期間があったからほぼ初登場でもあるんだけど。まあ、実をいうとスズキ・ピヨニカさんのシングル曲には使われていたりして。
ミドル・ムスタファ-----しかも、初めてエレキギターを買った時のアンプ以来のギターアンプなんですよね。
Little Mustapha-----まさにアートがフィロソフィーしてるよね。
ミドル・ムスタファ-----適当なところでそれを挟んできますよね。
Little Mustapha-----だって、今回のコンセプトを忘れちゃダメだからね。それよりもアンプの話だけど。ボクがアンプを使わなくなったのは、確か初めて MTR を買った時ぐらいかな。その時にはさっき出てきた SE-70 をすでに持っていたんだけど。マイクがないからギターを録音する時には SE-70 のアンプシミュレータを使って MTR のライン入力に直接つないでたんだよね。その時にちゃんとギターの音がしてるということに気付いてしまって、コレだったらアンプいらずじゃん!って事になって。それ以来アンプには興味がなかったりしたんだよね。
ミドル・ムスタファ-----それってアートでフィロソフィーなのか解りませんけど。あんまりこだわりを感じないですよね。シミュレータの音じゃ偽物だとか、そんなことはなかったんですか?
Little Mustapha-----ちゃんとしたアンプを買うより、マルチエフェクターについているアンプシミュレータの方がお買い得だから。芸術家っていうのはお金がないんだよ!
ミドル・ムスタファ-----それは勝手な思い込みですけど。
Little Mustapha-----それよりも、アンプだけどね。色々な機能が付いてる方を選んだら予定よりも大きめのものを買うことになってしまったんだけど、家で使うには音が巨大で大変だったりして。でもその分ギターらしい音になっている感じもあるよね。
ミドル・ムスタファ-----さらに、今回は初のマイク撮りなんですよね。
Little Mustapha-----そうそう。これも模様替えの成果の一つだよね。全ての機材があるべき場所にあると、マイクを立てても邪魔にならないし。ギターに関しては色々と満足だから、早く次の曲を録音したいとか、そんな事を思うのも初でございます。
ミドル・ムスタファ-----それは良かったですね。というか、なんか曲の話をする前にスゴく長くなってますけど。
Little Mustapha-----あれ、そうなの?まだギターを整備した話とかもあるんだけど。これは別の機会でいいか。まあ、曲は少ないから、曲に関する話は後半ってことで良いんじゃない?
ミドル・ムスタファ-----良いんじゃない、っていわれても。それならそれで良いですけど。後半ってことは、その前に別のコーナーがあるってことですか?
Little Mustapha-----だいぶ解ってきたようだね。前半と後半の間に何か別のコーナーがある。コレこそアートでありフィロソフィーだからね。それじゃあ、いくよ!せーの…!「オマケ・ザ・コーナー!