SEASON TWO 付録

シーズン・ツーの真実

 これはthe Peke-Files : Season 2 の「あとがき」であると同時に作者の言い訳コーナーにもなっていますのよ。シーズン2は色々と理解出来ない部分が沢山あったり、予定を変更して書かれたエピソードが沢山あったでございましょう?その辺を含めて作者様や関係者が偉そうに解説してくれるみたいですわよ。(スケアリー)

「シーズン2について」
制作総指揮Little Mustaphaへのインタビュー

-----シーズンと表現されているのになぜか最終回までに一年以上ものあいだ続いていますが、なぜでしょうか?

いきなりそこを気にされると困るんだけどねえ。確かにシーズンなのに三年以上かかってるんだよねえ。シーズン1は良い具合にほぼ一年間だったのに。でも一シーズンを一年間にするよりも、10話で一シーズンというのが元々の考え方だから、それはそれで良いんだよ。

-----つまり、あなたの計画通りにシーズン9までやるとするとあと18年以上はかかるということになりますけど。

マジで?それはちょっと時間をかけすぎだなあ。まあ次からはなるべく一年以内に終わるようにしたいけどね。ここ数年は色々とスランプだったことはこのコーナーだけに限らないからね。でも逆に18年以上続いたとしたらちょっとした記録じゃない?

-----それは、期間だけを考えるとそうなるかも知れませんが、年に一話とか二話しか書かない場合はそうでもないと思いますよ。

まあ、そうだね。というかキミは誰なんだ?そんなことを言うと私がミドル・ムスタファと話をしている気分になってしまうじゃないか。ここは音楽コーナーじゃないからミドル・ムスタファみたいなツッコミはいらないんだよ。

-----それならば無機質な感じで続けたいと思いますが、シーズン2の見どころ、というか読みどころはどんなところでしょうか?

それは難しいなあ。ストーリーの展開的にネタ切れっぽい部分を見付けていると楽しめるかもね。でもその代わりにこまかいネタは充実していると思っているよ。それから、本格的なパロディーがやっと出てくるよね。これはやろうかどうか迷ったんだけど、ペケファイルがXファイルのパロディを目指していることを忘れないためにもやってみたんだ。おかげで最終回はかなり本物に近いストーリーになってしまったよ。このままシーズン3の一話目も本物のストーリーを追いかけるのか?とか思っていると驚いてしまうから要注意だね。
それから9話目のミュージカルが画期的だったよね。最初は脚本風にする予定だったんだけど、なんとなくこの辺から創作スランプから抜け出せるかな、という気もしてきて。アレはペケファイルの歴史に残るエピソードだね。
あとは、シーズン2には動物用の麻酔薬で眠らされたネコ科の猛獣と思われる謎の生き物とか、マタタビボールに反応するモンスターとか出てくるけどその辺にも注目だね。

-----そうですか。ありがとうございました。

あれ?もう終わりなの?無機質すぎるにもほどがあるんじゃないの?

「RIDDLE」について

さすがに一年も間があくと話を続けるのが大変だよね。本来ならばシーズン2で行方不明になるのはスケアリーの方になるはずなんだけど、なぜかモオルダアが行方不明なのはペケファイルらしいかも知れないけどね。でもそのおかげでシーズン1で書けなかった謎の男ドドメキとスケアリーが謎の組織と取り引きする場面とかも書けたんだけどね。というか、これはさらに続く「SWINDLE」の方での話だっけ(Little Mustapha)

あたくしのシャワーシーンをカットするからペケファイルは人気がないんですのよ!(スケアリー)

「SWINDLE」について

まさかシーズン1から数えて三話も話が続くとは思わなかったけど、気がついたら長い話になってしまったよねえ。タイトルはちょっと凝っている感じだね。前の「RIDDLE」に合わせて韻を踏んでいたりするし、内容的にもピッタリなタイトルかな。それと、アルコールによって気持ち悪くなる人の描写が詳しくなるのはなぜだろう?(Little Mustapha)

このエピソードによって二人の捜査官の間の絆が深まったという感じですわね。(スケアリー)

ボクはこのエピソードのために本当に二日酔いになったんだよ。(モオルダア)

茶番です。(ヌリカベ君)

「リトル・ムスタファマン」について

この話はいつか問題になるだろう、と思っていたことの一つがあきらかになっているんだよね。それはタイトルにボクの名前がついているということ。最初にこのペケファイルに登場したモルダー・ムスタファ捜査官は、後で失踪したことになってしまって、一話目からはその弟のモオルダアが登場するんだけど。その兄が追っていたのがリトル・ムスタファだったんだよね。この話は本物のほうの「リトル・グリーンマン」という話のパロディになっているから、それに合わせてあるんだけど、今後この問題がどうなっていくのか楽しみだね。
 それはそうと、この話には面白い偶然があって盛り上がってしまったんだ。このエピソードには河童というキーワードが何度か出てくるんだけど、よく考えたらボクの好きな「河童」(青空文庫)という小説では、主人公は上高地の山の中を歩いている時にカッパの世界に迷い込んでしまうんだよね。始めは別の理由であの観測所の場所を上高地にしたんだけど、なかなか良い場所の選択だったね。(Little Mustapha)

んだば、んだば言っても、なしておらぁが死んでまわないといかんのか?っちゅうこったでな!(堀辺)

「マキシマム・ビューティー」について

シーズン2なんだからどうしてもスケアリーは失踪しなくちゃいけなかったんだ。そうしないとクライチ君も登場出来ないし。でもこのときに使ったネタは最終回のネタと一緒なんだよね。知らないうちに精神に異常をきたすような薬物を摂取しているというところがね。まあ、このころは最終回を本物のパロディにするとは決めてなかったし、言わなければバレないぐらいにはなってるからね。(Little Mustapha)

ボクがモオルダア捜査官よりも人気者になることはこのエピソードの時点から解っていたけどね。(クライチ君)

あたくしのことも忘れないでいて欲しいものですわ。(スケアリーの姉)

「GONE」について

これは別コーナーの「Black-holic」との連動企画なんかにしなければシーズン2で一番面白い話になっていたかも知れないのにねえ。途中でLittle Mustapha's Black holeのメンバーが名前をあかさずに登場してるし、Black-holicの方を知っていても意味が解らなくなってしまう部分が多かったかも知れないよ。
ちなみに、最後の方のモオルダアの口を使ってスケアリーが喋るって部分はスティーブン・キングがパクたんだよ!マジで。少なくともボクはそう思っているよ。(Little Mustapha)

ボクはオンラインサービスの会社を作って億万長者になるんだ!(ヨシオ)

「アパートメント」について

本当は最初に登場する「人間にまぎれて地球で生活する孤独な宇宙人」の話にしようかと思っていたんだけどね、それだとあの缶コーヒーのCMみたいだから、最終的にああなったんだけど。面白い感じにはなったよね。管理人がジオラマで再現していたのは「病院坂の首くくりの家」(ホントは「くくり」の部分は難しい漢字を使います)の場面だよ。(Little Mustapha)

私が隠し持っていたのは児童ポルノなんかじゃないからな!(管理人)

ページをめくるとエロースやスケーベを感じられるのが理想的なエロ本だね。そこに直接的な行為や露骨な描写は必要ないね。エロースやスケーベがあれば何が見えて何が見えてないかに関わらずそれは良いものなんだよ。(変態モオルダア)[というか、スケーベってなんだ?]

どうして男の人はいつもイヤラシイことばかり考えてるのでしょうか?(203号室の美女)

「KIMOE」「隠れ家」について

この話ほどストーリーを大幅に変更したことはこれまでになかったよねえ。気がついてみたらシーズン2にはあまり政府が何かを隠蔽しているような話があまり出てこなかったから急きょ内容を変えてしまったんだ。それでも、こまかいネタや雰囲気は元のストーリーに合わせてしまったから、ちょっと不自然な感じもするよね。
元々の予定ではキモエが怪物に変身していた、というのがオチだったんだけどね。キモエの父親がインドネシアの辺りの小さな島で手に入れた魔力があるとされている禁断の顔料をキモエが使ったために、キモエが怪物に変身してしまうという感じだったんだ。そうすれば話はあのお屋敷を中心に進められるし、スケアリーをお屋敷に一人残して怖がらせることももっと簡単だったんだよね。まあ、最終的にはいい話っぽくなってしまったからこれでも良いけどね。(Little Mustapha)

幽霊とか怪奇現象というのは全部科学の力で証明して見せますわ!(スケアリー)

スケアリーさんはボクのことをどう思っているんだろう?(エフ・ビー・エルの技術者)

「歌と劇・プロフェシー」について

これは本当にペケファイルなのか?という感じでエフ・ビー・エルの二人は何も出来ずに事件は解決、というよりも事件なんてほとんど起きていないヘンな話だね。実は「プリンプリン物語」みたいな雰囲気を目指して作られているんだよ。(Little Mustapha)

いつか必ずニコラス様に会うために日本に戻るわ!(アティラーノン姫)

クーデターの後は自由にタバコが吸えるようになってせいせいしておりますでございますが。一か八かでやってみると上手くいくものでございますな。イヒィヒィヒィ…。(ばあや)[マジで!?]

ボクは全てを失ってしまったような気がするよ。(ニコラス刑事)

尻尾が迷路になっているイヌっていったい何なんだ?(モオルダア)

あのデパートは実在するデーパート、というかホームセンターに近いんだけど、それをモデルにしてるんだよ。実在する方はちゃんときれいに掃除してあるけどね。時々、ほとんど知られていない歌手とかがイベントをやっていたり、出入り口の前にイヌがつないであって飼い主は買い物中だったりするほのぼのとしたデパートなんだよね。話のアイディアもそこに買い物に行った時に思いついたんだ。(Little Mustapha)

「穴匙」について

あんさ、こなぐだうましてしもれば、かつかどおながでえろうごとだっちゃ!(ゴンノショウ)

話の流れはほぼ本物の方に合わせてみたんだけど。そのためにDVDを見ながら書いていたら最初は台詞だらけになってしまったんだよね。テレビドラマというのは台詞を中心に話が進んでいくからね。その辺のバランスをとるのがちょっと大変だったかな。
それから話の流れは同じでもいろんな設定は本物とまったく違うから、それもあってこの最終回はいい意味でおバカな感じになったかな。ホントはこの話の前にクローン人間がモオルダアの兄と名乗って家に戻ってくる話を作るはずだったんだけど、気付いたら最終回だったし。そのためにモオルダアの父はいきなり現れて、いきなり降板になってしまったんだよ。
後はスケアリーがエイリアンに誘拐されてないというところも問題だね。一度行方不明にはなったけど、あの話からはエイリアンは想像出来ないし、これは困ったことになりそうだな。
ちなみにモオルダアの酩酊状態に関してだけど。あれは酔っ払って気持ち悪いというよりは食中毒の時の気持ち悪さが元になって書かれているかな。酔っ払うのも食中毒もボクは得意だからね。(Little Mustapha)

あたくし早くお部屋に戻ってクリーニングをしたいんですけれど、あんな終わり方じゃ帰るに帰れませんわ!(スケアリー)

このエピソードのためにボクはわざわざ古くなった生ガキを食べておいたんだぜ。(モオルダア)

そんなこたあどうでもいいんだけっどもよ。おいらも名前が決まってねえって、誰か気付いたべか?(ゴンノショウの息子。或いはゴンタの父)

音楽について

第9エピソードはミュージカル仕立てということで、曲が作られましたが、オカルトやエイリアン、SF等といったペケファイルの世界観をピアノ伴奏のMIDIで見事に再現した素晴らしい作品を作ることが出来ました。(作曲者、Little Mustapha)

SFXについて

ペケファイルは文字だけで構成されているのでシーズン2でもSFXはありません。(特殊効果担当:FX・ムスタファ)

最近、静止画からモーフィングムービーを作るソフトで遊んでるから、そのうち新しいオープニングムービーが出来るかもね。ちなみにシーズン2の途中からずっとオープニングムービーが見られなくなってるけど、新しいのを作るのをサボってるからなかなか見ることは出来ないね。(Little Mustapha)