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#048 「シークレット・3」 2005-04-23 (Sat)

 今回は「シークレット・3」というタイトルですが"Secret Chiefs 3"を特集した「シークレット・2」の続きではありません。あの変な神様が登場した「シークレット」の続編です。前々回の「シークレット」を掲載した後、サイトが半年以上更新されなかったのですが、今回はどうなるでしょうか。またもや神様パワーでサイト更新の意欲を奪われてしまうのでしょうか。それとも私が神様パワーにも負けない真空のエネルギーで意味もなく更新を続けるのでしょうか。まあ、どうでもいいから先を続けましょうか。余計なことを書いているとまた長〜くなってしまいますから。


 封筒を持って、私は繁華街から遠く離れた寂しい道を歩いていました。封筒の中にはあの変な神様からの手紙が入っています。


やあ、調子はどうだね?わしは神様パワーを使って、あれ以来ずっとキミを監視してきたんだが、キミは少しも進歩していないねえ。まったく嬉しい限りだよ。ところでキミはまたわしに会いたいとか思ってるんじゃないのか?だったら会ってみたらいいじゃない?キミの部屋にはもう飽きたから、キミがわしのところへ来るんだぞ。外にでるのも面倒だしね。それじゃあ、地図を書いておくから手紙を受け取ったらすぐに来るんだ。もし来なかったら、わしの神様パワーでキミをオカマっぽいコンビニ店員にしてやる。ウハハハハハ・・・。キミに会えるのを楽しみにしているぞ。


あなたの神様より


 何とも一方的な手紙ですが、私は「オカマっぽいコンビニ店員」にされるのは嫌なので、仕方なくここまでやって来たのでした。神様パワーなんて嘘に決まってる、と思うかたもいるかも知れませんが。でも賢明な読者諸君!私はこの目で見たのだ。「オカマっぽいコンビニ店員」を!(なぜかいきなりアメリカンな倒置法を使ってしまいました)

 もし、これを読んでいるあなたと私が二人で話しているとしたら、その店員が、どこそこにある、なんというコンビニで何曜日の何時から何時まで働いている人だ、ということまで言うことができるのですが、ここではやめておきましょう。

 少なくとも、その店員は神様からの手紙を受け取り、そこに書いてあることに従わなかったのでしょう。本当にそうなのかどうかは解りませんが、その真偽を確かめるために私が神様からの手紙を無視するというのはあまりにも危険な行為に思えます。


 私の手にしている地図は、私を薄暗い方へ、薄暗い方へと導いていきました。そして、私が地図から目を離して、ふと顔を上げると薄汚れた神社が私の目にとまりました。私は一瞬、何か冷たいもの首の後ろ辺りに感じて思わず足を止めました。そして、それと同時にここがあの変な神様のすみかに違いない、と確信しました。


To be continued...