買ったからにはクリアしたり、それなりにやりこんだり、そこまでしないとゲーマー失格だよな。そんな気もするので、ゲームを買う時にはそれなりに慎重になったりするんです。だってつまんないゲームとか、自分に向いてないのを買ってしまっても途中でやめたらゲーマーじゃなくなる気がしますし。
それと同時に、ゲーム買ったぜ!とRestHouse(LMBオフィシャルブログ)に書く時にはチョットだけプレイして、ちゃんと最後までやれるゲームかどうか様子見してから書く場合もあったりして。そんな事をここでぶっちゃけてどうするのか?という気もしますが、実はこれまでに買ったけど全然やらないゲームがあって少し罪の意識があったりなかったり。
なので、最近久々にそのゲームをやってみて改めてなんでダメなのか?ということを考察してみたいと思ったりしたのです。もちろん「考察」というのは適当に書いた言葉なので、真面目な事が書かれるワケもないですけど。
とにかく考察するのですが、買ったのは私がXbox360を購入して間もないころ。(というと、いつだったか忘れましたけど、私は "Tomb Raider Legend" がやりたくてXbox360を買ったので、その辺りだと思います。)
そして、そのゲームとは "Bomberman Act Zero" でございます。知ってる人は知っているかも知れませんが、ちょっとアレなゲームですよね。アレすぎて逆にネットには情報も、冷やかし記事も少ない状態でもあるのですが。でもやり直してみて色々と思うこともありそうな気もするので、ちょっと書いてみるのです。
<!-- 現時点(2015/01/21)でのウィキペディアの内容も少ない…。-->
<!-- ついでに書いておくと、オンラインでの対戦はやってないのでオフラインでのプレイの話になります。なのでその辺に関しての余計なツッコミはご無用。-->
何ゲー?
実は買う前にRestHouseではちょっと注目していたタイトルでもあるのですが、でもやってみると何かが違う。基本的にはあのコミカルなキャラのオリジナル「ボンバーマン」と同じようなルールなのですが、どうしてここまでアレなゲームになってしまったのか。
ちなみに、このゲームを買った当時の私はクソゲーと呼ばれるゲームを愛でるというか「クソゲーと解っていてクソゲーをやる」というのが好きだったりしたので、時々「クソゲー」というキーワードでネット検索をしていたりもしたのですが、もちろんそういう中にこの"Bomberman Act Zero"も出てきちゃったりしていました。
ただ、クソゲーと書かれているものの、具体的な理由はあんまり書いていなかったりしました。それから、Xbox360のウェブサイトでもゲームの評価はかなり低いのですが、それもなぜなのかは解りません。しかし、私も買ってすぐに「何かが違う」ということで全然遊んでなかったのですけど。幸いにも、私は新品じゃなくて中古をお手頃価格で買ったので、怒りにまかせてこんなのクソゲーだ!なんてことは言わなかったし書かなかったですけど。
でも、これは本当にクソゲーだからダメなのか?というと実は違うのではないか、と最近の再プレーによって思ったのです。なぜかというと、昔はけっこう面白いと思ってやっていたあの「ボンバーマン」が格好良くなっただけで、クソゲーになるはずはないのです。
とりあえず激ムズ
最近のゲーマーは根性ないな、とか思うことが時々あるのですが、昔のゲームでは難易度が高いというのは魅力でもあったのですが、最近では普通にやってもクリアできないようなゲームはクソゲー扱いだったりします。そして、この Bomberman も難易度がかなり高い。
始めはそんな事は全然思わないのですが、やってみて気付く恐ろしい仕様。セーブもないし、コンティニューもない。しかも基本的に一度爆発に巻き込まれるとゲームオーバー。「サプライズ!You'e Dead ! 」(Faith No More "Surprise! You're Dead!"より)
このBombermanをクリアするにはこの状態でステージ99まで生き残らないといけないのです。難易度が高いというよりも、気が遠くなってやる気がしないのです。
しかし、よく考えたらこれは昔のファミコンゲーでは当たり前だったような仕様でもあるのです。それでもファミコンゲーは何度も挑戦する気になっていたのですけど、このBombermanとは何が違うのでしょうか?ファミコン世代が「こんなゲームを待っていた!」とならなかったのはなぜなのか。
ここで昔のBombermanになくてAct Zeroにあるものなどを挙げてその理由を考えてみたくなってきます。
カッコイイ
オリジナルのボンバーマンとの一番の違いとも言えるのが、登場人物の見た目なのですが。二(三?)頭身のオリジナルキャラとは似ても似つかないリアルな人間的な体型。ゲーム機の機械的な進歩やソフトウェアの進歩によって描写がリアルになっていくのは良いことですし、この格好いいキャラがゲームの面白さに影響を与えているかどうかは解りません。
ついでに性別と色をカスタマイズ可能なのですが、画面が全体的に暗いので、最終的には白とか黄色とか目立つ色を選ぶようになるとか。この辺についてはあとでまた書きますが。
性別については、女性を選んでいるとステージの開始時とクリア時にアップでキャラがアップで写る時に「チョットした揺れ」が楽しめます。なので、クリアを目指して頑張る時にやる気になる要素が必要な時には女性キャラを選択するのもありかも知れません。(「揺れ」が好きな人に限りますが。)
<!-- 余談ですが、現実世界で男性の人がゲームの中で女性キャラを使うのって、海外ではあまりないと言う話も聞きましたが、本当かどうか解りません。というか男でも女性キャラ使ったりする人って私だけじゃないですよね?-->
何パーソン?
3Dで作られている最近のゲームならでは、という感じですがAct ZeroにはFPB(ファースト・パーソン・ボンバー)というプレイモードがあります。スタンダードなモードだとステージ全体を斜め上から見た状態でプレイするのですが、FPBはその名のとおり一人称…、と思いきやビミョーな感じ。
爆発に巻き込まれないように隠れながら、なおかつ敵を爆弾で倒していくというゲームの性質上、完全なファーストパーソン視点には出来ないのか、FPBとは名ばかりでどちらかというとサードパーソン的な視点になっています。
しかもそのサードパーソン的な視点でも、やはりゲームの性質上全体を見渡せないと意味がないので、基本的にはカメラの視点は遠巻きで、さらにプレーヤーを追うカメラが自動で動いてくれなくて、視点の操作も全部プレーヤーがやらないといけない、という面倒な事になっているのです。
ただ、悩ましいのが、このFPBだと爆風に触れたら即ゲームオーバーではなくて、ライフがゼロになるまでプレー出来るというルールがあるところ。これなら一機だけでも納得かな、という気もするのですが、視点の操作に慣れるのがなかなか難しいですし、こっちがやられにくくなったのと同様に敵も簡単には倒せないようになっているので、それはそれで面倒。
あんまりやってないのにこんなことを書くのも失礼かも知れませんが、このFPBは野心的試みだったかも知れませんが、これは評価を下げるポイントにもなっていたかも知れません。
豪華なのだが
さっきの「キャラが格好いい」というところでも書いたのですが、機械の性能が上がって3Dの描画も綺麗だったりするのですが、リアリティとか雰囲気を演出するためか、画面が全体的に暗いのです。最初の方は良いのですが、少しステージが進んで難しくなってくると、この暗さで致命的なミスが出たりします。
豪華といえば、ステージの開始時にチョットした演出があってプレーヤーのキャラが表示されるのですが、その時に自分がいると思われる場所とステージが始まった時に自分がいる場所が違ってどこにいるか解らなかったり。まあ、これは私の注意力が足りないからなのかも知れませんが、これも進んで行くにつれて致命的だったりします。
そして、(やっとのことでステージ10までしか行ってないので、厳密には解らないですが)豪華なのにステージの全てが一つの画面内とか。他のゲームと比べるというのも良くありませんが、広大なマップ上を冒険するアクションゲーやPRGなどにくらべると、スクロールの必要ない一画面のステージを99もやり続けるのは、今のゲームだとちょっと退屈だなと思ってしまいます。
というか、今思い付きましたが、広大なマップ内に爆弾を仕掛けながら敵をおびき寄せたりして倒したりするゲームだったらどうでしょうか?とか。これならファーストパーソンでも出来そうですし。(そういうのはすでに他にあったりするかも知れませんが。)
結局は
オリジナルと違う部分を挙げて考えてみたものの、何がこのゲームをダメにしているのか?というところは良く解らない感じになって来ました。ただ、どのゲームにも言える最近のゲームの問題点でもあるアレに気付くとAct Zeroがダメだった理由が解るような。
それはロード(データの読み込み)に時間がかかり過ぎというところです。この問題はゲームによっては演出などによって上手く長さを感じさせないようになっている事もありますが、ファミコン的難易度のAct Zeroだとどうやってもロード時間の長さが気になります。
ファミコン的難易度のゲームはゲームオーバーになっても、惜しかったのでもう一回やってみようか?という感じで何度もやってしまうものだと思います。でもやり直すたびにロードで待たされるとやる気がなくなるのです。
さらにステージが始まるたびに出てくるワンパターンのムービーっぽいやつとか。アレはスキップできないので、もしかするとあの裏でゲームをロードしているのかも知れませんが、ちょっと長いと思ってしまいます。
逆に言うとこれがなかったらもう少し評価が上がっていたんじゃないか?とも思えることも確かです。というか、もしかしてオリジナルのボンバーマンをやれば良いんじゃないか?という事になってきましたけど、ホントにそういう事?!(多分そのとおり。)
ちゃんとしたパッケージで売るんじゃなくて、ダウンロード販売のアレで1000円ぐらいとかだったらみんな納得だったんじゃないか、とか。そんな気がしてきました。
ということで、正月早々風邪を引いたついでにやっていたBomberman Act Zeroの謎について考えてみたのですが、なんでこんなことを書いたのかというと、最新記事がクリスマスネタのままもうすぐ2月になろうとしていますし、何でも良いから書かないと「クリスマスツリーを片付けない、だらしない人」だと思われてしまいそうだからです。
それはともかく、この激ムズなBomberman Act Zeroで検索してみたりすると「クリアしました」って書いてある強者のブログ記事とかがあったりしますし、ホントのゲーマーならクリアできるのか?とか思うと私も10面で諦めてる場合ではないという感じです。
というか「難しいからクソゲー」って言ってしまう人達は、普通にクリアしちゃってるそういう人達がいることを知って反省して欲しいのですが。そうでないなら今回の記事のようになぜダメだと思ったのかをちゃんと書かないといけません。
なぜって、ちゃんとした意見なら作る側も受け入れると思いますし、それで次に良いものが出来るなら良いことに違いないからです。でも自分が気に入らないからという理由だけでクソゲーとか、何でも良いから欠点を見つけてクソゲーって言うのがカッコイイとかいう感じでクソゲーとか。そういうのが増えると作る側も「ご機嫌うかがい」な感じでゲームを作るようになりかねませんし。クソゲー評価を恐れて思い切ったことが出来ないという事になるのは良くないのです。
或いは課金して楽しむモンスタードラゴンなゲームばっかりの世界か。(そんな世界が受け入れられつつある気もするのですが、それが一番問題だとも思ったり。)
なんか、まとめようと思ったらテンション上がってきてないか?という展開なのですが、そろそろ終わりにしないといけません。それよりもこんな古いゲームで考察して良いのかよ?という事でもありますけど。本当なら私はもうすでにXbox Oneを買っている予定だったのですが、ほかにやるべき事を終えるまで買わないと決めたので、古いゲームで大特集という事になっているのです。
なので次回はとうとう私のXbox Oneファーストインプレッションか?!と思いきや、多分違うし、Xbox Oneを買ってもそんな記事を書くつもりはなかったりしますが、適当に大特集されます。
そういえば、今年は目標を立てて頑張ってみようか、というコンセプトもあったりするのですが、なるべく月に一回はBlack-holicを更新できたら良いな、と思っています。(と書いているのですが、すでに一月が終わろうとしていますし、このペースだと二月は…。まあいいか。)
次回は毎月更新できそうにない!という大特集かも知れません。お楽しみに!