4. 牛屁端邸
「ねえモルダア、あたくしはここに事件と関係のあるものがあるとは思えませんのよ」
「そんなことはないね。ここには、いや、この地域一帯には何かがあるんだ。ボクがさっき遊んでいた搾乳機だけどねえ、あれにはモーターもエンジンもついていなかったんだ。そんなもので牛の乳が吸い出せると思うかい?」
「壊れていたんじゃありません?動力源だけはずして修理に出したとか。それか、もしかすると手動なのかも知れませんわ」
「それなら手で乳搾りすればいいじゃないか。この事件とあの不思議な搾乳機は関係があるに違いないよ。あれはきっとUFOと同じ動力で動いているんだ。それはそうと、さっきの搾乳機でキミの・・・」
「モルダア、これを見て」
モルダアはまた九死に一生を得た。スケアリーが何かに気付いてモルダアの言葉を遮らなければ、モルダアはスケアリーからどんな仕打ちを受けていたか知れたものではない。で、スケアリーは何を見つけたのであろうか。
スケアリーは引き出しから写真を取り出しモルダアに手渡した。写真には若かりし頃の介蔵じいさんと何人かの友人らしき人物がが写っている。隣には梅子夫人。まだこのときには牛屁端の妻ではなかったかも知れない。そして反対側の隣にはさっきモルダアを怒鳴りつけた警官が写っている。
「あの警官は介蔵さんの幼なじみだったのかあ。そこにあるファイルは何だろう?」
モルダアは写真と一緒に入っていたファイルを調べてみた。中には新聞の切り抜きが納められている。
「面白いものを見つけたよ、スケアリー。やっぱり今回の事件は謎の光と関係しているのかも知れない」
新聞にはだいたいこんなことが書かれていた。「森へキャンプに出かけたまま消息を絶っていた五人組が一ヶ月後に発見された。五人の健康状態はきわめて良好であり、一ヶ月の間森をさまよっていたとは思えないほどであった。しかし、五人の記憶はきわめて曖昧であり彼らが一ヶ月の間どのように過ごしていたのかを調べるのは不可能であると思われる。五人の証言が一致しているのは、彼らが道に迷ったときに森の奥に光が見えて彼らがその方向へ向かったということだけである」ほかにもたくさん切り抜きがある。どれもこの地域で起こった失踪事件や、謎の発光物体目撃の記事ばかりである。どうやら、さっきの写真に写っていたのはこのときに失踪した五人のようだ。
モルダアは目を輝かして新聞を読み上げていたが、スケアリーは部屋の中を物色するのに忙しくて何も聞いていない。
「ねえ、モルダア。おかしくありませんこと?この家にあるものは、どれもみんな高級品ばかりですわ。なんだかジェラシーですわ。牧場ってそんなに儲かるのかしら?」
「そうは思えないねえ。あの牛舎の大きさからいって、この牧場はかなり小さなものだよ。これだけのものを買いそろえるにはもっと大規模にやらないと無理だね」
「それじゃあ、何かサイドビジネスでもしていらしたのかしら?」
「それよりもっといい方法があるよ。経費をかけずに牧場を運営すればかなり儲かるはずだよ。つまり、さっきの搾乳機さ。あれは電気代もガソリン代もいらない。トラクターを調べればきっとエンジンがついてないだろうね」
「あなたはどこからそんなでたらめを思いつくんですの?仮にそんな夢のような機械があったとして、どうして介蔵様だけが使っていらっしゃるの?」
「ボクは事実を言っているだけさ。少なくともさっきの写真に写っていた五人はその夢のような機械の扱いを知っているだろうね。彼らは失踪していた一ヶ月間で地球のものとは全く違う技術を身につけたに違いない。さっき、搾乳機をいじっていた時にあの警官がボクを怒鳴りつけたのは、ボクにその秘密を知られたくなかったからだと思うね」
「どうして、秘密にしなくてはいけませんの?」
「キミはドクター・ムスタファを知っている?」
「何ですのそれ?初耳ですわ」
「ボクはこの一年間、兄貴の失踪事件を独自に調べていたんだ。Little Mustaphaを調査していた兄貴はドクター・ムスタファの存在に気付いたようなんだ。そのころから彼の調査は何者かに妨害されるようになっていった。そして、最後には謎の失踪。恐ろしいよねえ」
「恐ろしいけども、それがなんだというの?」
「ボクが調べたところによると、ドクター・ムスタファは地底に宇宙人をかくまっているらしいんだ。そこで宇宙人たちとお互いの科学技術を交換しあっているということなんだ。かれらは、つまり宇宙人たちは地球の生命体に強い関心を持っているみたいで、いろんな動物を、人間も含めて、実験しているという噂だよ。数ある神隠し事件は彼らの手によるものだと思うね。面白いことにドクター・ムスタファによるものと思われる失踪事件があった前後には必ず謎の発光物体の目撃が報告されているんだ」
「ちょいと待ってくださいな。それじゃあ、あなたのお兄さまはドクター・ムスタファに誘拐されたとおっしゃるの?」
「それは違うと思う。ボクの兄貴を誘拐したのはほかの連中さ。ドクター・ムスタファの存在を隠そうとしている人たちがいるようなんだ。それもかなりの権力を持った連中、つまり政府の人間だよ。ドクター・ムスタファの技術はかなりのお金を生み出すからね。それだけじゃない。使い方次第では、世界一強力な軍隊だって作れるはずだよ。そんなことは、大衆に知られてはまずいからね。ただ、この新聞の記事に関して言うと介蔵さんたちは明らかにドクター・ムスタファに誘拐されているよ」
「それじゃあ、どうして介蔵様たちは無事に帰ってこられたのかしら?」
「彼らには切り札があったんだよ。つまり牛だよ。牛と引き替えに宇宙人の技術を手に入れたとしか考えられないよ」
「どうして、牛が切り札になるんですの?」
「人間は食べてもまずいけど、牛は実験の後に食べられる。ドクター・ムスタファは焼き肉好きなんだ」
「あらそうですの。なんだか解ったような、解らないような感じですわ。それがどうして、殺人事件に発展するというんですの?あなたのおっしゃる政府の人間に消されたのかしら」
「それが解れば話は早いんだけどねえ・・・政府の人間ならこんな派手な人殺しはしないよ」
そこへ、モルダアの携帯電話にニコラス刑事から連絡が入った。牛舎から姿を消していた牛の死骸が見つかったらしいのだ。しかも現場から二十キロ離れた田んぼの畦道で。
「スケアリー、なんだか大変なことになってきたようだよ。キミは今すぐニコラス刑事のところへ行って、牛を調べてきてくれ。それからこれが何なのかを調べて欲しいんだ」
モルダアは牛舎で見つけた一本の毛をスケアリーに渡した。
「ちょいと、何であたくしがあなたに指図されているの?ちょっとモルダア!お待ちなさい!」
モルダアはもう部屋の外に出てしまっていた。いまモルダアは「少女的第六感」だけで動いているのかも知れない。スケアリーは渋々モルダアの指示に従うことにした。
5. 高原にある公民館
公民館に3人の老人が集まっている。その他にここには誰もいない。こんな公民館に集まらなくてもこの高原の高原村には高原の住人が集まれる場所はたくさんある。しかも、ここが一年前に禁煙になってからは誰もここに来ることはなくなった。今では管理すらされておらず一見、廃墟のようなたたずまいである。
ここにいるのは、あの「村の若者五人組失踪事件」の五人のうち生きている3人である。これはなんだか怪しい雰囲気。
「おい、猛介さんよ。わしらは大丈夫なんかのう?」
一人が聞いた。猛介さんとは牛舎でモルダアを怒鳴りつけた警察官である。本名は牛ノ尻猛介(ウシノジリモウスケ)という。なんだか、こっちのほうが牧場主のようだ。きっとこの辺には土地柄、牛とつく名字が多いのだろう。ほかの二人の名前は・・・めんどくさいからいいや。どこかに牛という字がついてるはずです。
「心配すんな。これは単なる事故だよ」
「心配せずにおれるか。こいつは悪魔の仕業に違えねえ。森の悪魔が俺たちの計画に気付いたんだよ」
「馬鹿なこと言ってるんじゃねえ。だれもわしらの計画には気付いとらん」
牛ノ尻巡査はほかの二人とは違って強気である。
「何も心配することはねえさ。高原署の鬼の猛介がこう言うんだから、間違いねえよ」
「そこまで言うなら、安心だけどもよ。あの、都会から来た二人組は大丈夫か?」
「ああ、あれなら心配ねえ。あれはどうしようもないおとぼけ二人組だ。それよりも、ニコラスのやつが気になるな。あいつは以外といい勘していやがるから」
「最近赴任してきたあの刑事さんかい?あいつなら大丈夫だよ。この村にとけ込もうと必死だからな。わしらに都合の悪いことをするはずがねえさ」
「そうか、それなら一安心だな。でもおまえら気をつけるんだぞ。この計画には村の将来が懸かってるんだからな」
「大丈夫、大丈夫。この計画を実行するまで何年かかったと思っとるんだ。こんなとこで、失敗なんかするはずがねえ」
「もし、わし以外の警察が来て介蔵じいさんのことを聞かれても、何にも話すんじゃねえぞ。何にも知らないことにしておくんだ。後は鬼の猛介がうまいことごまかしておいてやるから」
牛ノ尻巡査は念を押すようにそう言うと公民館から出ていこうとした。
「おい、どこ行くんだ?」
「警察の仕事さ。ヤツらがよけいなもん見つけないよう見張ってないといかんからな」
牛ノ尻巡査を見送った二人はまだ公民館の椅子に座っていた。二人はまだどこか不安そうである。二人はお互い何もしゃべらずにただ座っている。しかし、考えていることは二人とも同じ。介蔵じいさんと梅子ばあさんの身に起こったことと同じことが自分たちにも起こるんじゃないか、ということだった。二人は黙ってタバコに火をつけた。禁煙のはずの公民館は皮肉なことにタバコをいくら吸っても注意する人間すらいない。
公民館を出た牛ノ尻巡査も内心は心配していた。介蔵じいさんの死は事故によるものなどではない。何かが起きたのだ。森の悪魔?いや違う。そんなことはあるはずがない。牛ノ尻巡査は努めて森での失踪事件のことは考えないようにした。いまはなんとしても計画を進めなくてはいけないのである。
公民館の駐車場に止めてある車に乗り込むまで冷静になろうと必死だった牛ノ尻巡査は、公民館の裏山のてっぺんからサルの群が彼を見ていたことには気付かなかった。
6. 高原村、観光名所の売店
「マダム、高原ソフトクリーム一つ。ミルクとラズベリー、ミックスで」
モルダアが妙に気取って注文している。
「あら、あんたもテレビに出てるひとかね?」
「違いますよ。ボクはF.B.l.の優秀な捜査官です」
「えふびる?なんだいそりゃ?まあ何でもいいや。あんたスーツなんか着てるからテレビの人かと思ったよ。さっきなあ、何とかっていうニュース番組の何とかって有名なリポーターが来てなあ。サインくれって頼んだのに、断られちゃったのよ。ホントにテレビじゃあいい人なのになあ。あんな無愛想だとは驚いちまったよ。」
「何とかじゃ、解りませんよ」
「それにしても、恐ろしい事件だったなあ。あの介蔵のあんちゃんがなあ」
「介蔵さんのことを知っているんですか?マダム」
モルダアは一応聞き込みをしているらしい。
「そりゃあ、知ってるさ」
売店のおばちゃんがモルダアにミルクとラズベリーミックスのソフトクリームを渡してから話し始めた。
「介蔵のあんちゃんはわたしより十も年上なんだけどなあ、昔はよく一緒に遊んだもんさ。まあ、こんな小さい村じゃ子供はみんな友達みたいなもんだから、介蔵のあんちゃんが特にわたしを可愛がってくれてたわけでもないんだけどな。そんでも、毎日山登ったり、川で泳いだり、よく遊んだもんだ。でもな、わたしが小学校の上級生になったぐらいかな。介蔵のあんちゃんが急に遊んでくれんようになってな。家にこもりっきりになったみたいな感じだったわなあ。ご両親の話では人が変わっちまったように勉強してるってことだったよ。これは、後で知ったことなんだけどな。ちょうどそのあたりがあの失踪事件の頃だったんよ。あんた知ってるだろ、失踪事件」
売店のおばちゃんはモルダアの答えも聞かずに後を続ける。
「それからというもの、身体が丈夫なだけが取り得でほかはまるっきり駄目だった介蔵のあんちゃんがな、村一番の優等生になっちまったのよ。わたしは一度介蔵のあんちゃんに聞いたことがあんだけどなあ、介蔵のあんちゃんは偉い学者さんになって、世界をびっくりさせるような発明をするんだとか言ってたよ。でも、結局学者さんにはならずに、牧場やることになったんだけどねえ。何でも、それが猛介のあんちゃんが裏でいろいろやってたらしいよ。猛介のあんちゃんは、介蔵のあんちゃんが学者になることに何故か反対しててね、無理矢理介蔵のあんちゃんと梅子さんを結婚させて、介蔵のあんちゃんが牧場主になるようにしむけたらしいよ。それでも、介蔵のあんちゃんは学者になることは諦めなかったみたいでねえ。梅子さんから聞いたんだけど、つい最近までなんだかすごいことを研究していたみたいだよ。この村の全員が大金持ちになれるかも知れないって、言ってたのにねえ。ホント、死んじまってがっかりだよ」
「へえ、そうなんですか。ところでマダム・・・」
モルダアの手からソフトクリームがカップだけ残して落ちていった。おばちゃんの話が長くてソフトクリームが溶けてしまったらしい。
「あらいやだよ。あんた、早く食べないからせっかくの高原ソフトが台無しじゃないか」
「すいいません、マダム。ところで、猛介のあんちゃんって誰ですか?」
「あんた、猛介のあんちゃん知らないのかい?高原署の鬼の猛介だよ」
鬼の猛介と聞いてモルダアはピンと来た。あの警察官に違いない。モルダアを怒鳴りつけ、そして失踪事件の写真にも写っていたあの警察官。鬼のという肩書きのつくやつはすぐに人を怒鳴りつけやがるんだ。それにしても、鬼の猛介はちょっと気になる存在だなあ。モルダアの「少女的第六感」が働き始めた。しかし、モルダア自身あの怖い警察官はちょっと苦手であった。
「マダム、猛介さんはどうして介蔵さんを学者にさせたがらなかったんでしょうか?」
「さあねえ。あの失踪事件があってからあの五人はどっかおかしな感じだったからねえ。村のもんはみんな森の悪魔に取り憑かれたなんて言って馬鹿にしてたけどねえ。この村じゃあ、昔から森に悪魔がいるって言い伝えがあってなあ・・・。ほら、これ新しいソフトクリーム。ミルクが切れちゃったからワサビとラズベリーのミックスだよ」
ワサビとラズベリーとはなんだかいやなミックスであったが、モルダアはおばちゃんの親切心を踏みにじってはいけないと思い笑顔で受け取った。
「ありがとう、マダム。それに、貴重な話も聞かせてくれて。それじゃあ、マダムごきげんよう」
「おい、こら、泥棒!待ちなさいよ。ちゃんと二個分の代金払っていきなよ」
なんだ、サービスじゃなかったのか。
7. タバコの煙たちこめる公民館の一室
「わしは心配だよ。やっぱり計画は中止にすべきなんじゃないか」
「何言ってんだよ。いまさら止めてどうすんだい。わしらの人生の半分を賭けてやってきたことじゃないか。まあ、介蔵さんは気の毒だったなあ。あいつがいなきゃ、この計画は実現不可能だったんじゃから。それにしても、不思議な話だよなあ。わしはあのときの事がいまだに信じられんよ。わしらの目の前で介蔵さんの脳みそが半分、別の脳みそと・・・」
「おい!その話はするんじゃねえよ。誰かに聞かれたらどうする」
さっき牛ノ尻巡査と別れた二人はまだ公民館の部屋にいた。二人ともここに居たいわけではなかった。しかし、二人はなるべく外には行きたくなかった。どこにいても不安なことには変わりはないのだが、なるべく人目に付かないところに居たかっただけである。二人はまたしばらく黙っていた。この廃墟のような公民館に重苦しい空気が流れる。
「猛介さんかい?」
一人が何かの気配を感じてドアの外に向かって声を上げた。
「誰もいやしないよ。猛介の仕事は夜中まであるんだ」
「そんなことはない。外に誰か居るんだ。物音が聞こえたんだ」
本当は二人とも物音を聞いていた。聞いたとしてもそれが空耳か風の音だと思いたかったのだ。ただ、思えたとしても、現実は変わらない。物音は少しずつ二人のいる部屋に近づいてきている。二人はほとんど同時につばを飲み込んだ。
「誰かいるのか!」
一人が大声で怒鳴った。外からは何も聞こえてこない。静けさが戻った。この不気味なほどの静けさが何よりも二人を安心させた。
「何だ、誰もいないよ。風のいたずらってやつだよ」
落ち着いた二人はまたタバコに手をのばし、火を点けようとした。ちょうどそのとき、部屋のドアが静かに開いた。二人は飛び上がった。ただ立ち上がっただけなのだが、あわてた二人はお互いが飛び上がったように見えたに違いない。
ドアのところに、何かが立っている。廊下の窓から差し込む西日でその顔はほとんど影になっていたが、それが人間の影の形ではないことは誰にでも解った。
「悪魔だ・・・」
一人がほとんど声にならない声でつぶやいた。ドアのところの影が静かに部屋の中へと入って来た。それが近づくにつれて、次第に容姿が明らかになっていく。それは悪魔と言うよりも、モンスターといった方が良さそうな生き物である。体中が灰色の毛に覆われている。皮膚が見えているのは顔の部分だけである。外見はまるでニホンザルそっくりなのだか、体長は二人よりも目線一つ分ぐらい大きい。そして、まるで人のようにきれいな姿勢で二足歩行をしている。それ以上に人のようなのがその顔である。皮膚の色が赤いことをのぞけばそれはまるっきり人間の顔そのもの。澄んだ、黒い目で二人をまっすぐに見つめている。その顔は何か薄気味の悪い笑みを浮かべているようにも見える。
このモンスターに見つめられた二人はただカタカタと音を立ててふるえていた。口を動かして何かを言おうとしているが、音が出てこない。モンスターの手に握られたものを見てそいつが何をしようとしているか解ったからだ。
モンスターが静かに右手を挙げると手にしていた銃を二人の胸めがけて撃ち込んだ。胸に一発ずつ。二人ともほとんど同じ場所を撃たれた。見事な腕前!と感心している場合ではない。二人はばたりと倒れるとそのまま動かなかった。モンスターは持っていた銃を二人の前に投げ捨てて、その場を去った。
公民館を出て、裏山へ去っていくモンスターの後にサルの群が続いた。