材料
　ちっちゃい人型エイリアン：一体
　塩：適量
　醤油：適量
　キャベツ：好きなだけ
　その他の野菜とか肉っぽいもの：好きなだけ
　香辛料など：気分によって

　エイリアンの肉ってどこで手にはいるのか？という感じですが、けっこう簡単に手に入ります。でもエイリアンの肉として売ると問題なので「鳥皮」と偽装されているので注意してください。

　エイリアンの肉を三センチ四方ぐらいに細かく切りわけます。

　切ったら、塩をかけて手でグチャグチャします。塩の量は元のエイリアンの大きさにもよって変わるので勘に頼るしかありません。解らない場合は少な目と思えるぐらいにして、食べる時に塩をかけても大丈夫です。

　肉に塩がついたら、醤油を少し垂らします。「しょうゆ味」になってしまうほどかけてはいけません。醤油はあくまでも隠し味、或いは「解っている人」っぽく見せるための飾りです。

　再びグチャグチャして、それが終わったら上の写真のように人の形にして写真を撮ると楽しいです。

　写真を撮ったら、フライパンに油をしいて温めておきます。炒めるフライパンの他にもう一つ鍋とか耐熱のボールが必要なので用意しておいてください。

　フライパンが十分に暖まったら、エイリアンをフライパンに入れて、フライパンに均等に広がるようにしましょう。時々エイリアンの肉をひっくり返すような感じで混ぜてください。

　フライパンに入れるとすぐにエイリアン汁が出てきてフライパンの中がズブズブになってきます。そうなったら、先程用意しておいた鍋とかボールとかそういうものにエイリアン汁を半分以上出してください。この時エイリアンの肉が落ちないように気を付けましょう。

　一度エイリアン汁を捨てたら、もう一度フライパンを火にかけます。またエイリアン汁でズブズブになってくるので、もう一度捨てます。

　これを三回ほど繰り返すとエイリアン汁があまり出てこなくなるので、後は好みに合わせて火を止めるタイミングを決めてください。軽く焦げ目がつくぐらいだとカリカリ感とプルプル感が楽しめます。カリカリが好きな人は長めに炒めて、プルプルがいい人は焦げる前に火を止めましょう。

　その前に、これにコショウとか唐辛子みたいな香辛料を入れたら美味しそうだと思った人は入れてください。

<!-- エイリアン汁を出すとかなり縮みます。-->

　次に野菜を炒めますが、これは普通の野菜炒めなので普通に炒めてください。しかし、油の代わりに先程のエイリアン汁を使うのがポイントです。ギトギトな感じですが、あの汁には幸せのコラーゲンがたくさん入っているので幸せになれます。

<!-- 昨日の地獄の続きでキャベツとニンジンがギットギト！-->

　炒めたら盛りつけて出来上がり！

　ギトギトですが、全部が油というワケではないと思いますから、たぶん大丈夫です。

　ということで、これまで謎にされていたエイリアン炒めの全貌が明らかになってしまいました。これはトップシークレットだったのですが、こんなことを書いてしまったので、私は何処かに身を隠さないといけなくなるかも知れません。

　それから、これを読んだ人の所には黒衣の男が現れて「お前の見たエイリアン炒めのようなものは鳥皮だ。良くあるエイリアンの目撃談も実は全てニワトリの見間違いなのだ！」と言われるかも知れません。気を付けてください。

　エイリアン炒めは人によって好きか嫌いかハッキリしてしまう料理かも知れませんが、私はたまに無性に食べたくなるエイリアン中毒です。

　それから、明日はどうしようかなあ、と思っています。