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Technólogia Vol. 1 - Pt. 13

前回までの Technólogia は...
そこに表示されていたのは「物質転送装置」という文字だった。
「あれから20年が経っているんだよ」
蚊屋野は自分の腕に落ちてきたその白い雪のようなものを指先でつまんでみた。
「あの灰が世界をボロボロにしたんです」
「世界の終わり...」
「でも電波っていうのはあるみたいですよ。そういうのを出してる場所があるんです」
能内教授にもグズグズしていられない理由があったりもするのである。
「先生が言ったとおり蚊屋野さんは現れました。それは予言ではなくて科学によって予測されたことです」
「聞いているのかね?」
「そこでキミの存在が重要になってくる」
「スフィアに近づくにはまず東京にいる仲間のところへ行かないといけないし」
イヤな汗が出てくる。
蚊屋野にとってこの旅の意味は「それを聞き出す事」に違いない。
「ねえ、ボクって、これ。私服だけど大丈夫なのかな?」
「でも蚊屋野さんは昔のままの人間だし。丈夫なんだし、何があってもダイジョブっすよね?」
何となく、この服はあまり着ていたくない気がしてくる。

Technólogia 最新弾公開。

なんとなく今回から小見出し的なものも付いているのですが、今回は「闇夜のサービスエリア」でございます。

長い長い一日が終わりそうで終わらない。


<!-- どうでもイイですが、創刊号は二章入り!という事だったので、その次から見出しの数字と Pt.* の数字が合わなくて気持ち悪いとか。-->

<!-- ついでに、Technólogia トップページの各話へのリンクのところの見出しに「Part 1」と書いてあったのですが、「Volume 1」に修正されました。「Part1」というのはページを作る時に書いてあった仮の見出しだったりして。-->

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