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Technólogia Vol. 1 - Pt. 42

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「東京の提案を拒否して我々に街を明け渡すように、彼らを説得するのだ」
「まさか戦争でも始める気じゃないですか?」
「(そうじゃねえんだ。オマエ達が東京に行ってやろうとしてる、あの計画のことだよ。オマエ達が東京に行くと都合が悪いヤツらがいるってことだ)」
「(だが残念な事に黒幕が誰なのか、声しか聞いてないから解らねえんだ)」
「かのものは鷹の姿を借りて夜現れる。かのものがそれを私に伝え、私が念力によってそれをスレートに書き残す」
この世界の通信は20年前のスマートフォンのように使えるので、電波が届けば通信も可能なのだ。
「よし、そいつらは牢屋に閉じ込めておけ。時間が来るまで他のヤツらには見つかるなよ」
「きっと彼女はあなたの仲間に助けを求めるでしょう。上手くいけば予言者様に近づく手段が見つかるかも知れません」
「中野さん。お願いがあります。助けてください!」
「私は霧山と言います」
「それはつまり科学者ってことですか。この世界では若い人に何かを教えたりするのは科学者の仕事みたいですけど」
霧山はそう言ってから腰の後ろに手を回すと、ナイフを取り出した。
壁をよじ登って上の階に忍び込むのが花屋の目的なのだ。
「予言者様。どうかなさいましたか?大丈夫ですか?」
「お前は優しい子だね。でも安心しなさい。私は大丈夫だ。だが恐ろしい事が起こる気がするのだ。あの旅の者達。あぁ、恐ろしい。なんて恐ろしい...」
「助けてくれぇ!...助けてくれぇ!」
「ちょっと居眠りしてただけなんだ...。そうしたらこんな事に」
天井から首を吊ってぶら下がっている人間が必ずしも死んでいるとは限らないのだ。
「見事ですね、尾山君」
「こういう場合ここにいるような旅人どうするか知っているかな?」
「じゃあ、キミから始めようか」
「危ないっすよ...!」
「スレートを見付けたの。調べてみて」
「チョロいもんだな」


週刊「Technólogia」更新!

ユックリ進行過ぎて「底辺」というワケではない。

そこにはきっと何かがあるとか。

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