Technólogia Vol. 1 - Pt. 46
前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「東京の提案を拒否して我々に街を明け渡すように、彼らを説得するのだ」
「まさか戦争でも始める気じゃないですか?」
「(そうじゃねえんだ。オマエ達が東京に行ってやろうとしてる、あの計画のことだよ。オマエ達が東京に行くと都合が悪いヤツらがいるってことだ)」
「キミ達は武器を持って強くなったつもりかも知れないけど、むこうにだって武器は沢山あったよ」
この世界の通信は20年前のスマートフォンのように使えるので、電波が届けば通信も可能なのだ。
「こういう場合ここにいるような旅人はどうするか知っているかな?」
「平山さん。大変な事になってるんです。早くみんなに知らせないと」
「でも機械に詳しい誰かが黒幕に協力しているとしたら。あるいは無理矢理協力させられているのかも知れないけど。あの河野って少年は?」
「オレが街を乗っ取って市長になったらオマエを嫁さんにしてやるって言ってんだぜ。市長夫人になったら市長が毎日オッパイ触ってやるからな」
「お、尾山君の部屋に行かなくては」
それはスタンガンに違いなかった。
「霧山よ。みなに説明するのだ」
「みんな、騙されちゃダメだ。この人はウソを言ってる」
「蚊屋野さん。その人は...。霧山さんは違います」
「(今オマエが捕まえた犯人だと思ってる人とは全く違う声だったぜ)」
「あの...。すいません」
「蚊屋野君、危ない!」
この塔には包丁が多すぎるのではないか、と思ってしまう。
「おじさん...」
「河野君。まだ全ての希望が失われたワケではないよ。気を落とさずに」
「かのもののお告げを伝える」
「どうか、命だけはお助けください...」
「私の兄は何者かに拉致されているのです」
「どんな手段を使っても良いから、少なくとも10日間はここから先に進ませないように、と指示がありました」
「そうでしたね。さあ、戦争の準備を始めましょう」
週刊「Technólogia」更新!
開戦のあとに「作戦」で大丈夫なのか。
なんとか週刊で頑張っているのです。
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