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Technólogia Vol. 1 - Pt. 54

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「(そうじゃねえんだ。オマエ達が東京に行ってやろうとしてる、あの計画のことだよ。オマエ達が東京に行くと都合が悪いヤツらがいるってことだ)」
「あなた方がその知識の象徴を身につけていなかったら、もしかすると私達はあの時にあなた達を逮捕していたかも知れない」
「でも、あれから何の連絡もないんですよ。次の議会までもう時間がないのに...」
「そりゃどうも。というかさ。ボクってこう見えてもこれまで都会で育ってきたんだけどね」
「もうそんなところまで来ていたのか。ボクがこの世から存在を消した場所も、もうすぐ近くなんだな」
「だけど科学者と言ってもここじゃ所詮は政治家なのよ。市民の支持が得られなければ何を言っても無駄」
蚊屋野達は夜明けの近づいた灰色の街を歩き出した。
「(よく解んないけどな。この先はあのクソみたいなやつのせいで昔の建物はボロボロだな。だが人は多いみたいだから気をつけろよ)」
「あ。ディテクターさん」
「蚊屋野さん、忘れ物だよ!」
「(バカ、何やってんだ)」
「あの下を通れば、大きな廃墟の向こう側に出られると思うんだけど」
「(危ねえぜ。なんで天井が崩れてるかってことを考えないとな。あのクソみたいなやつはなんでもボロボロにしやがるんだ)」
「(ボサッとしている場合じゃないと思うぜ)」
「あなた達、殺人犯ですね。逮捕します」
「あれが警官だって解ってたんですか?」
「蚊屋野君のせいで街が平和じゃなくなるかも知れないんだから」
「ボクらは世界を救おうとしてるんだよ。警察だからってボクらのやろうとしていることを止めることは出来ないんだよ」
「じゃあ、安全そうな街を探して行くしかないのかな」
「それって核戦争みたいなやつっすか?」
「ボクは良い場所を知っているような気がする」
「核シェルターの場所を知っているかも知れないんだ」


ギリギリでも週刊「Technólogia」更新!

日常の風景に非日常がある?!「住宅街のドラマティック」です。

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