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Technólogia Vol. 1 - Pt. 61

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「この子は中野花屋(ナカノカヤ)っていってね」
「どうも最近流行ってるザ・バードってやつが元凶らしいんだな」
「アンタ、警察の人間なんだろ。もっと何かを知ってるんじゃないか?」
蚊屋野はちょっとだけ涙ぐんでいたりもしたのだが、その感動はなんだったのか?
「ああ。アレっすか。ここじゃスケートリンクなんて珍しいっすからね。映画なんかよりも人気があるんすよ」
「あっ。ハネエ...」
「それに、花屋。会いたかったよ」
「それって、科学者の息子がいうことなの?そんなことして恥ずかしくないの?」
「それに、そのメガネとか。こんなこと言っちゃ悪いけど、世界を救うような顔には見えないよね」
「すまないな。その人には逆らえないんだ...」
「イナバウワー!」
「想像力が乏しいんだな花屋は」
「だからキミ達には余計な事をして欲しくないんだよ」
「これはオレの我が儘で言ってるんじゃないよ。東京のみんな。いや、日本中のみんなが思ってることだよ。ザ・バードの教えでみんな目を覚ましたんだよ。大量の電力を消費しながら豊かに暮らすこと。キミ達はそういう夢を壊そうとしてるんだよ」
恐らくこれまでの経験がここで活きてくるのだ。経験は人を強くするし、賢くもするものだ。
「あの、誰かいますか?いるのなら聞いて欲しいことがあります。私は人間です」
「(じっとしてるぜ。じっとしてれば大丈夫なんだろ)」
「(目覚めよ。目覚めるのじゃ、人間)」
「ありがとうございます。出来る限りの事はやるつもりです」
「なんで開いてるんすか?」
「イナバウワーが起きたんだよ!」
「さっきはガッカリさせちまったかも知れないがな。だが今はもっと偉いヤツの命令でオマエ達を助けにきたんだ」
「とにかく無事で良かったです。蚊屋野さんですね。私は中野賢人(ナカノケント)です」
「お化けネズミでもいるのか?」
「あっ、叔父さん!?」
「いたのがオレ達で良かったな。あんなにガタガタやってたんじゃ救出作戦失敗だぜ」


ギリギリ週刊!「Technólogia」更新。

終わりも近づいて来た頃に「告白」です。

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