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Technólogia Vol. 1 - Pt. 62

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「あれから20年が経っているんだよ」
「この子は中野花屋(ナカノカヤ)っていってね」
「先生が言ったとおり蚊屋野さんは現れました。それは予言ではなくて科学によって予測されたことです」
「キミはあれを人類にとっての新しい発見と捉えているんだね」
「東京に着いたら観測用の機械を受け取る。そうしたら特殊なスーツを着てスフィアに向かえば良いんだよ」
「あれは良い子だな。あんな子がオマエみたいなのを世話しないといけない、ってのは可哀想なことだぜ」
「どうも最近流行ってるザ・バードってやつが元凶らしいんだな」
「とにかく無事で良かったです。蚊屋野さんですね。私は中野賢人(ナカノケント)です」
「お化けネズミでもいるのか?」
「あっ、叔父さん!?」
「いたのがオレ達で良かったな。あんなにガタガタやってたんじゃ救出作戦失敗だぜ」
「蚊屋野君。これまでずっと言えなかったんだけど、伝えたいことがあるの」
「あ、あの。ちょっと急用を思い出した。話はまたあとでね」
「蚊屋野君」
この女は、あの女だ!
「ねえ、私のこと覚えてるよね...?こんなおばさんになっちゃったけど。私...」
「あんな酷いことをされて、忘れたくても忘れられないよ」
「それってつまり...どういうこと?」
「あなたがあの場所に来たら全て説明するはずだった...。あの子から何も聞いてないの?自分から話したい言ってたのに」
「実はね。蚊屋野君って私のお父さんなの」
「私は会った時にすぐ解ったよ」


週の刊!「Technólogia」更新。

それは夜ご飯でもある「晩餐」です。

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