あと3日
机フェチが恐ろしい妻に殺されてしまって、話はどうなってしまうのか。机の神様はこれまでと同じ調子で話を続けた。
「男が死に机だけが残された。あれだけとこに愛された机じゃから、男の周りにいた者達も『そう簡単に捨てるわけにはいかん』ということで、この机の処分にたいそう困っていたそうじゃ。すると、そこへ偶然通りかかった旅の者がこの机を見つけたそうな」
旅の者ってなんだ?それに机の神様はこの話を昔話風に話してるけど、いったいいつの話なんだろう。
「おい!いったいキミはちゃんと聞く気があるのかね?」
私が考えていると、机の神様は怖い顔をして私に聞いた。私はその顔が小学校の時のすぐに怒鳴る怖い先生の顔に見えて思わずビクついてしまった。
「ちゃんと聞いてますよ」
「そうか、それならよろしい。じゃあ続きはまた明日」
えっ、そうなの!?