宇宙サウンド!2
前回の「宇宙サウンド!」とはまったく関係ありません。
フレットレス・ギターの可能性が無限に広がっている感じなのです。とはいっても、フレットレス・ギターなんて売ってるのは一度も見たことありませんが、作るのは簡単。ペンチでフレットを引っこ抜いてしまえばとりあえず完成。私はなんとなくパテで抜いた後の溝を埋めています。厳密には薄い板を溝にはめ込んだ方が良いらしい。
フレットレス・ギターにしてしまうと、音が持続しなくなるし、複雑なコードはほとんど弾けなくなります。でもそれ以上に素晴らしいことも起こるのです。弾いている時の感情がダイレクトに音に現れるかも知れない、ということです。
普通のギターでもそういうことはあるのです。ちょっと盛り上がって強く押さえると(指板とフレットの高さの分だけ)音が高くなります。でも押さえた音がフレットで区切られた音より低くなることはあり得ません。フレットがないとプラスの方にもマイナスの方にも気分が反映されるのです。良い気分の時には実際の音よりもちょっと高くなったり、へこんでる時には低くなったり。音符で書けば同じ音でも微妙なずれによって印象は大きく変わるはずです。
ここまで解っているならフレットレス・ギターで良い曲が作れそうですが、まだそういう曲は作れない。なんだか気が滅入って私の弾く音はどんどん低くなっていきそうです。でも、なんとなくフレットレス・ギターでいい音を出すセッティングが解ったので、これからは多用するかも知れません。(というか曲が全然出来ませんが、それはまあいいか。)
という感じで(音楽の)次回作はなかなか出来そうにありません。これはある意味スランプかもね。
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