記憶の椰子
ウフッ...。ウフフッ...。ウフフフフッ...。
あなた...。あなた...!
あなた、裏にあった大きな椰子の木を覚えているかしら?
でもそんな大きな椰子の木なんてなかったのよ、あなた。
あなたが心に見ている椰子の木は偽りの記憶。
そして、全ては小さな小さなウフギ屋になっていくの。あなた...。あなた...!
裏にあった椰子の木も小さな小さな椰子の木なのよ。
そして全てが小さくなった時、そこに吹くのはどこ吹く風。
小さな小さなウフギ屋のウフギは、一体どんな味がするのかしらね?あなた...。あなた...。
ウフッ...。ウフフッ...。ウフフフフッ...。
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