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Technólogia Vol. 1 - Pt. 12

前回までの Technólogia は...
そこに表示されていたのは「物質転送装置」という文字だった。
「あれから20年が経っているんだよ」
彼のいる場所は静岡県。
蚊屋野は自分の腕に落ちてきたその白い雪のようなものを指先でつまんでみた。
「あの灰が世界をボロボロにしたんです」
「世界の終わり...」
お陰で今回のゾワゾワは幾分か弱めのゾワゾワだった。
「でも電波っていうのはあるみたいですよ。そういうのを出してる場所があるんです」
能内教授にもグズグズしていられない理由があったりもするのである。
「やつらは、人間と猫が同時に溺れているのを見つけたら先に猫を助けるような人間ってことだな」
「先生が言ったとおり蚊屋野さんは現れました。それは予言ではなくて科学によって予測されたことです」
蚊屋野が転送装置に虫というネタの元になった SF映画のことを思い出して「あぁ!」
能内教授がこの辺りの人間が住む場所を作り、蚊屋野は無事にこの世界に戻ってきた。今のところそれだけで充分なのである。
「聞いているのかね?」
「そこでキミの存在が重要になってくる」
「スフィアに近づくにはまず東京にいる仲間のところへ行かないといけないし」
「どうも、マモルっす」
イヤな汗が出てくる。

今週も、というか今隔週も?というか、そんな日本語は変ですがなんとか書いた隔週刊「Technólogia」でございます。

なんとか書いたといっても、私としてはだんだん楽しくなって来ているのですけど。

なぜか書き始めるまでに時間がかかったりするんですよね。

それはどうでもイイですが、今回はそろそろ序章から次の章みたいな展開になっているのですが、何も解っていない人が一人いたりする。

そういう話です。

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