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Technólogia Vol. 1 - Pt. 17

前回までの Technólogia は...
そこに表示されていたのは「物質転送装置」という文字だった。
「あれから20年が経っているんだよ」
「あの灰が世界をボロボロにしたんです」
「先生が言ったとおり蚊屋野さんは現れました。それは予言ではなくて科学によって予測されたことです」
「スフィアに近づくにはまず東京にいる仲間のところへ行かないといけないし」
イヤな汗が出てくる。
蚊屋野にとってこの旅の意味は「それを聞き出す事」に違いない。
「オレが一緒に冒険の旅に出るとか、そんな都合の良い事は考えるなよ」
「蚊屋野さん、私です。大丈夫ですか?」
「もしかして、ボクがまだ知らない危険な生き物とか、そういうのがいるとか。そういうことがあるんじゃないの?」
「ふざけてるわけじゃないし。人の声はホントに聞こえたんだよ」
これはどう考えても悲惨な事に違いない。
「そうかも知れないけど。それって誰が配信してるの?」
「スフィアから出てるものはそのままじゃ使えないから、それを変換する装置にアンテナがついてるんすよ」
「ここには灰がほとんど降らないんすよ。地形と風向きの関係っすね。そういう場所はけっこうあるから、そういう場所にみんなが集まってきて街になるんすよね」
これは確かに街である。
「ボクら、ここじゃちょっとした V.I.P. っすからね」
「蚊屋野さん。その人にかまっちゃダメですよ」
「私はフォウチュン・バァじゃ」
「ウェールカァム!」
「また変なのがきたな」

隔週刊「Technólogia」公開。

食卓」でご飯を食べてしまうのか?!(無理して緊張感を出す必要はないですが。)

今回は多めに書いたのですが、やっぱりなかなか進まないユックリ進行。でも追加のセクションがあって今回はちょっとだけ豪華ですけどね。

もっと沢山の人が読んでくれたりすると、もう少し頑張れるかも知れないのですが。

ということで、早く続きが読みたいと思っている人は何をすべきか、解ってますよね。

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