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Technólogia Vol. 1 - Pt. 23

前回までの Technólogia は...
そこに表示されていたのは「物質転送装置」という文字だった。
「あれから20年が経っているんだよ」
「スフィアに近づくにはまず東京にいる仲間のところへ行かないといけないし」
「もしかして、ボクがまだ知らない危険な生き物とか、そういうのがいるとか。そういうことがあるんじゃないの?」
「迂回ルートはどこを進んでも危険です。途中で不慮の事故や、何かの事件に巻き込まれないとも限りません」
「キミか?!キミがさっきから喋ってるのか?」
「ワン!」
蚊屋野の頭の中に聞こえていた声は全て動物の声だったに違いないのだ。
「東京に着いたら観測用の機械を受け取る。そうしたら特殊なスーツを着てスフィアに向かえば良いんだよ」
「あれは良い子だな。あんな子がオマエみたいなのを世話しないといけない、ってのは可哀想なことだぜ」
「少し予定を変更しないといけなくなったようだ」
心配しすぎて余計に事態が悪化するような事になるよりは、始めから進んで危険な方向を選んだ方が良い時もあるかも知れない。
「じゃあ、決まりっすね」
蚊屋野はマズい事になったと思っていた。
「さあ、コレを受け取れ」
「奇跡は信じても良い。しかし、迷信には騙されるな!そういうことじゃ。それがテクノーロジアを生き抜くために必要な知恵じゃ」
「アレはこの国の名前っす」
「あら。あのワンちゃん」
「イヌ君だって役に立つこともあるかも知れないし」
「解ったっす。連れて行きましょう」
「そうですけど。でも蚊屋野君が...。あの人って、なんていうか...」
「ねえ、このワンちゃん、なんて名前なのかな?」
「(オレか?オレはケルベロスっていうんだ。)」
「じゃあ、あだ名はケロちゃんだね」
「マズいっすねえ...」
「それじゃあ、慎重に進みましょう」
「私達も走らないと間に合わない」
彼のすぐ横にコンクリートの塊がドスンと落ちてきた。
「(おい、早く取っ手を壊しちまえよ)」
この世界は思っていた以上に大変だ。

夏休み特別企画!週刊で頑張る「Technólogia」更新!

今回は「ゴーストタウンの中継塔」でございます。

夏休み企画なのですが、話の中の季節は夏じゃなかったりするのですけど。なんとなく夏っぽい雰囲気もなくもないのは仕方ないか。

夏っぽい表現があるワケではないですが、冬の初めぐらいという感じも全然ないですけど。

とにかく夏じゃないけど夏休みなので夏休みな感じで盛り上がるゴーストタウン。

オタノシミクダサイ。

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