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Technólogia Vol. 1 - Pt. 40

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「まさか戦争でも始める気じゃないですか?」
「あなた方には何か別の考えがあるみたいっすね」
「(そうじゃねえんだ。オマエ達が東京に行ってやろうとしてる、あの計画のことだよ。オマエ達が東京に行くと都合が悪いヤツらがいるってことだ)」
「(だが残念な事に黒幕が誰なのか、声しか聞いてないから解らねえんだ)」
「それとも、予言を信じない者が内部にいるのかも知れん」
「かのものは鷹の姿を借りて夜現れる。かのものがそれを私に伝え、私が念力によってそれをスレートに書き残す」
この世界の通信は20年前のスマートフォンのように使えるので、電波が届けば通信も可能なのだ。
「オマエ達、まさか街を攻撃するつもりか?」
「そんな事をしてなんになるんだ」
「よし、そいつらは牢屋に閉じ込めておけ。時間が来るまで他のヤツらには見つかるなよ」
「きっと彼女はあなたの仲間に助けを求めるでしょう。上手くいけば予言者様に近づく手段が見つかるかも知れません」
「ねえ、顔色悪いみたいだけど、大丈夫なの?」
「中野さん。お願いがあります。助けてください!」
「予言者様はいつも塔の一番上にいるの?」
花屋を見ると、彼女は目をカッと見開いて堂中を見据えている。
「(ああ、そうだな。そうするのが良いぜ。...ところで蚊屋野のヤツはどこに行ったんだ?)」
「私は霧山と言います」
「それはつまり科学者ってことですか。この世界では若い人に何かを教えたりするのは科学者の仕事みたいですけど」
「そうですか。それなら、行動を起こしましょうか」
霧山はそう言ってから腰の後ろに手を回すと、ナイフを取り出した。
どうやら色々と始まりそうな気配がする塔の中と外であった。

やれば出来る?!週刊「Technólogia」更新!

今回も出来たてホヤホヤの週刊化。そして進まない旅は40回目の更新ですが。

侵入者」が侵入するかも知れません。

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