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Technólogia Vol. 1 - Pt. 53

前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「あなた方がその知識の象徴を身につけていなかったら、もしかすると私達はあの時にあなた達を逮捕していたかも知れない」
「でも、あれから何の連絡もないんですよ。次の議会までもう時間がないのに...」
「これって、まさか私達のこと?」
「あなたも張り紙を見て知っていると思いますがね。例の三人組の殺人鬼です。外から来た人なら何か知らないかと思ってね」
「そりゃどうも。というかさ。ボクってこう見えてもこれまで都会で育ってきたんだけどね」
「もうそんなところまで来ていたのか。ボクがこの世から存在を消した場所も、もうすぐ近くなんだな」
「幸か不幸か。旅人達はまだここに」
「だけど科学者と言ってもここじゃ所詮は政治家なのよ。市民の支持が得られなければ何を言っても無駄」
「まあ、ここまで来ることが出来たんだしさ...」
「でも、そんなこと無理です」
「(なあ、コイツはマズいよな)」
「そういうのは良くないよ。こういう時には力を合わせないとね」
「東京から自転車で来たことだってあるからね」
「諦めたんじゃなかったっけ...?」
「でも、ちょっとは悪かったと思ってる...」
蚊屋野達は夜明けの近づいた灰色の街を歩き出した。
「(よく解んないけどな。この先はあのクソみたいなやつのせいで昔の建物はボロボロだな。だが人は多いみたいだから気をつけろよ)」
「あ。ディテクターさん」
「あんた本当に山野さんだよな?」
「じゃあ、しょうがないな。オレが探してるのはカヤノってやつだ」
「蚊屋野さん、忘れ物だよ!」
「(バカ、何やってんだ)」
「あの下を通れば、大きな廃墟の向こう側に出られると思うんだけど」
「でも聞いた話じゃ、あの中って迷宮みたいになってるってことっすよ」
「まあ、迷宮みたいなのは昔から一緒だから」
「(危ねえぜ。なんで天井が崩れてるかってことを考えないとな。あのクソみたいなやつはなんでもボロボロにしやがるんだ)」
「(ボサッとしている場合じゃないと思うぜ)」
まだ今日は始まったばかり。なんとか助かったのだし旅を続けなければいけない。


オレなんて毎月五月病!そんな事とは関係なく週刊「Technólogia」更新!

最初からずっとかも知れませんが、今回は特に「災難」です。


インデクッスページの Coming Soon を書かなくて良い日はなかなかやって来ないですねえ。

<!-- そして高性能日本語変換ソフトがまたバカになってきた。(というか、良く辞書が壊れるのだが。なにか原因があるのでしょうか?)-->

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