Technólogia Vol. 1 - Pt. 63
前回までの Technólogia は...
全てが謎である。いや、謎ではないのか...?
「キミの協力が必要なんだよ」
「一つ聞きますが、失敗すると死にますか?」
「うぁぁぁあああああ!!!」
「あれから20年が経っているんだよ」
「この子は中野花屋(ナカノカヤ)っていってね」
「キミはあれを人類にとっての新しい発見と捉えているんだね」
「東京に着いたら観測用の機械を受け取る。そうしたら特殊なスーツを着てスフィアに向かえば良いんだよ」
「あれは良い子だな。あんな子がオマエみたいなのを世話しないといけない、ってのは可哀想なことだぜ」
「蚊屋野さん、あれ見えます?」
「あれがスフィアです。いくつもあるうちの一つっすけど。」
これはまさしくスーパーヒーローだ。
「どうも最近流行ってるザ・バードってやつが元凶らしいんだな」
「(目覚めよ。目覚めるのじゃ、人間)」
「とにかく無事で良かったです。蚊屋野さんですね。私は中野賢人(ナカノケント)です」
「あっ、叔父さん!?」
「蚊屋野君。これまでずっと言えなかったんだけど、伝えたいことがあるの」
「ねえ、私のこと覚えてるよね...?こんなおばさんになっちゃったけど。私...」
「あなたがあの場所に来たら全て説明するはずだった...。あの子から何も聞いてないの?自分から話したいって言ってたのに」
「実はね。蚊屋野君って私のお父さんなの」
「私は会った時にすぐ解ったよ」
こうなったのは全てフードのせいだ。
「えー。だって...」
「蚊屋野君もザ・バードを作っていた世代の人なんすから。そういう人の意見は貴重っすよ」
「結局、役に立たなきゃ騒音でしかないからなあ」
「それだけの事といっても世界を変える重要な任務だよ」
「それなら問題はない。スーツを着ている限り大丈夫。苦しむこともなければ痛みも感じない」
「これ、あなたが戻ってきた時のためのずっととっておいたんだよ」
驚くなよ。
今回が最終回さ!「Technólogia」更新。
そこには何が待っているのか?「光の中へ」です。
最終回は拡大版で長さ 1.5倍!
なぜって、二回に分けたら最終回が長さ半分になっちゃうからね。
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