ピヨニカ-----今回はずっと前から興味があったけど行けなかった場所ですね。
ソコノ-----そうなんだし。ベランダのハト君とも仲が良いという設定になってる私達ってことでもあるから、この場所は一度は行ってみるべきということで、大磯の照ヶ崎海岸に行ってきたんだし。
スズキ・ピヨニカ-----どうしてこの場所かというと、伝説のハト君ことアオバトという緑のハトを見ることが出来るからなのです。
ソコノ-----ただ、色々と準備不足って気もして、失敗かと思われたってこともあったんだけど。まずは大磯の駅に到着したところからなんだし。

ピヨニカ-----これがあるってことは東海道ってことですね。
ソコノ-----なんだかこれを見ると親近感が湧くって感じで家の近くまで続く道なんだし。でもこのまま一号線を進んでしまうと途中から東海道じゃなくなってしまうから気をつけないといけないんだし、ってこれはどうでも良いんだけど。まあまあだけど...。
ピヨニカ-----そして、結構すぐに砂の大きな海岸につきましたね。

ソコノ-----砂が大きいって、それは大きいにも程があるって感じだけど。これは砂よりも石ってことなんだし。
ピヨニカ-----丸っこくて面白い模様も付いてますね。

ソコノ-----これは無限に水切りが出来そうなんだし。フヒュヒュヒュヒュ...！
ピヨニカ-----フヒュヒュヒュヒュ...！
ソコノ-----この石のせいなのか、波の感じも少し他とは違う気もしたけど。なかなか面白い海岸だったんだし。

ピヨニカ-----そうでしたね。でも肝心のアオバトはまだ見つかってないのです。
ソコノ-----今回は初めての場所で地図で見た感じと実際の距離が違うという感じもあったんだけど。駅から海岸は思ってたより近くて、海岸からアオバトの場所は思ったより遠かったってことなんだし。

ピヨニカ-----しばらくアオバトを探したのですが、実はあの遠くに見える岩場がアオバトの集合場所だったのです。
ソコノ-----しばらく見ていたら、山の方からアオバトがやってきて、あの岩場に降りていくのは見えたんだけど、肉眼ではそれが本当にアオバトなのか解らないような距離だったんだし。これはせっかく来た甲斐がないって感じだったんだけど。
ピヨニカ-----でも、ものは試しで長い方のレンズを付けて写真を撮ったのです。
ソコノ-----バードウォッチングに使う望遠レンズは900ミリからってことらしいんだけど、持っているのは300ミリが最長ってことで、かなり望み薄なんじゃないか？ってことだったんだし。
ピヨニカ-----アオバトがやってきたタイミングで撮ってみても、ハト探しクイズになってしまいました。

ソコノ-----この時はさすがに、今回の遠足は失敗だったかと思ったんだし。
ピヨニカ-----でも密かに新しいカメラが威力を発揮していたのです！
ソコノ-----まさにそんな感じなんだけど。レンズを覗いていてもどこにいるのか良く解らなかったアオバトなんだけど、実は良い感じにピントが合っていて、帰ってから写真を拡大してみたらこの通り！ってことなんだし！

ピヨニカ-----ハト君、抹茶味です！
ソコノ-----それ、どういう盛り上がり方か？ってことだけど。まあ、とにかく肉眼では形すら解らなかったんだけど、こんな綺麗な緑のハトを見ていたってことが解ったら、今回の遠足は大成功ってことなんだし！
ピヨニカ-----そう思うと、この景色もアオバトに見えてきました。

ソコノ-----それは、強引かも知れないけど...。でも、ここにいた時と今とでは気分的に見え方は違うってことなんだし。まあまあだけど。
ピヨニカ-----お昼に飲んだ飲み物も今思うと余計に美味しかったですけど、これは言ってはいけないことなので言えません。

ソコノ-----って！それは言ってはいけないことなんだから、言ってはいけないんだし！まあ、でも暑い中で歩き回ったあとだったし、かなり美味しく感じた、ってことも言ってはいけないから言えないんだし。
ピヨニカ-----そうですね。それを言えたらこの学級新聞ももっと良いものになると思います。
ソコノ-----実はこの時はまだ写真が上手く撮れていたことは解ってなかったんだし、遠足隊長としてはこのままでは納得いかないってことで、このあとはナンデ君達が別の場所を見に行ったってことになってるから、それはまた次に報告されるんだし。
ピヨニカ-----いつものように過酷な遠足になったということでもありますね。
ソコノ-----暑い時にはなるべく余裕を持った計画を立てるべきってことでもあったけど。それじゃあ、次はナンデ君達が報告するんだし。
ピヨニカ-----どうぞお楽しみに！
ソコノ-----あばよ。