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#185 「デーモンの降誕祭」 2018-12-24 (Mon)

第六章:なぜかカワイイ訪問者

 Little Mustaphaがベランダへ出られる窓を開けると、そこには…。

Little Mustapha-----あらま、子犬。…というかキミは犬サンタ君の弟子か?

子犬-----…ワン!

ミドル・ムスタファ-----まだ人間の言葉は喋れないんですかね。

Dr. ムスタファ-----でもワンって言ったなら犬サンタ君の弟子なんだろう。

ニヒル・ムスタファ-----というか、否定する時もワンって言うと思うけどな。

Little Mustapha-----まあ、サンタの帽子も被ってることだし。キミは子犬サンタ君ってことだな。とにかく入りたまえ。

ミドル・ムスタファ-----なんで偉そうな喋り方なんですか。

Little Mustapha-----だって、子犬相手の時ぐらいしか偉そうに出来る機会もないし。

ニヒル・ムスタファ-----偉そうに出来る機会を探してるってのも意味が解らないけどな。

Little Mustapha-----それはともかく、子犬サンタ君が来たってことは、なにかお土産的な…、と思ったけど。もうすでにサンタの酒はもらってるし。特に何もないのか。

Dr. ムスタファ-----だがサンタの袋みたいなのは背中にくくり付けてもらってるみたいだぞ。

ミドル・ムスタファ-----でも犬サンタ君の弟子ってことなら、犬サンタ君は犬サンタと呼ばれているけど、もうすでにサンタの仕事はしてないですし、その袋もプレゼントを入れるためのものではないと思いますよ。

Dr. ムスタファ-----そういえばそうだな。

ニヒル・ムスタファ-----じゃあ子犬サンタ君は何しに来たんだ?

Little Mustapha-----でもちょっと落ち込みかけてたところにカワイイ子犬が来たんだし、それで良いんじゃないの。

マイクロ・ムスタファ-----ちょっと待ってください。犬サンタ君や他のサンタだった人達はサンタの仕事を辞めたあとに、クリスマスの非常事態に対処するようなことをやっていましたけど。子犬サンタ君がここに来たということは、そういうことにも関係しているのではないかと…。

Little Mustapha-----せっかくカワイくなってきたのに、そういう不安を煽るようなことを。それに恐ろしい事が起きたとして、子犬サンタ君が何をしてくれるんだ?ってことでもあるし。

マイクロ・ムスタファ-----そういわれるとそうなのですが…。その…。

Little Mustapha-----心配なら、さっきも言ったようにちょくちょくテレビをつけて確認したら良いんだし。

マイクロ・ムスタファ-----そうではなくて…、その…。

ミドル・ムスタファ-----ってことは、まさか…。

一同(マイクロ・ムスタファ除く)-----アーッ!クリスマスの電飾で気付くのが遅れてたけど、留守番電話機にメッセージが残されていることを示すランプが点滅してる!うわぁぁぁあ…!

子犬サンタ君-----ワン!

Little Mustapha-----今のワンはなんのワンだ?

ミドル・ムスタファ-----みんなで一斉に驚いたから驚いたんじゃないんですか。

マイクロ・ムスタファ-----子犬じゃなくてもあんな驚き方をされたらビックリしますよ。

Little Mustapha-----それよりも、こうなったらメッセージを聞くしかない、って事になるはずなんだし、聞いてしまうんだけど。でもボクの予想では、これはPrincess Black-holeからのメッセージだから問題ないよ。

ニヒル・ムスタファ-----そうかもしれないが。でも、これまでPrincess Black-holeがここで起こる恐ろしい事に一枚噛んでると考えたことはなかったよな。

Little Mustapha-----えぇ?!そういう展開もあるの?確かにLittle Mustapha's Black-holeの主役の座を狙ってるとかいう話もあるけどさ。もしそうなったらLittle Mustapha's Black-holeじゃなくてPrincess Black-hole's Black-holeになっちゃうし、語呂が悪いじゃん。だからそこは安心して良いんじゃないの。

ミドル・ムスタファ-----語呂が悪いから安心なんですか?

Little Mustapha-----いや、途中を端折ったからアレだけど。とにかく聞いてみたら良いんだよ。それでPrincess Black-holeからのメッセージじゃなくて、別の恐ろしいメッセージだったりしたら今の話は無駄って事になるし。

ニヒル・ムスタファ-----恐いメッセージじゃ困るんだが。

Little Mustapha-----とにかく聞くよ。ピッ!


留守番電話機-----ゴゴ、ゴゴゴ…、ジ…ゴゴゴ…ロ…ゴゴゴ…。イッケンノ…ゴゴゴ…。ピーッ!「ピーーーーィィィィィ〜ガガガガ…ピリィィィィ〜」メッセイジ…オ・ワ・リ!


ミドル・ムスタファ-----ファックスですか?

Little Mustapha-----うーん…。

Dr. ムスタファ-----なんかモデムの音っぽい気もしたな。

Little Mustapha-----うーん…。謎だね。

子犬サンタ君-----ワンワン!ワンワン!

ニヒル・ムスタファ-----おい、子犬サンタ君の様子が変だぜ。

ミドル・ムスタファ-----それは怒っているのか、喜んでいるのか。

Little Mustapha-----子犬は何をやっても楽しそうだからなあ。

マイクロ・ムスタファ-----ここはひとまず落ち着いて確認した方が良いんじゃないでしょうか?

Little Mustapha-----マイクロ・ムスタファ君がそう言う時はテレビってことだね。それじゃあ、ピッ!…あれ?ピッ、って言ってるのに。点け!…点け!

 調子の悪いリモコンを使ってやっとの事でテレビをつけました。街では一体何が起きているのでしょうか?

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