講義ノートの宇宙5
すっかり忘れていたこのシリーズ。前回で後期作品の代表作は紹介し終えたので、今回からは初期から中期までを重点的に紹介していきます。
作品其の5「三人の男」
まず注目すべきは、この絵の大きさです。後期作品に比べて初期の作品はノートのスペースを広く使った作品が多く見られます。講義ノートに字を書くことがほとんどなかったことを表すこの作品では、当時の作者にとっての講義の重要度がどれほどであったかが見て取れます。
そして、そこに描かれている三人のダメな人たち。そして変な物体。ある説では上の二人は下の眠っているような男の見ている夢か幻覚である、とされている。
また、別のある説ではこの三人の男達は目の前に現れた変な物体に対してそれぞれに反応を示しているのだ、とされている。
以上の二つの説はさっき私が考えたもの、とされているのだがそんなことはどうでもいい。ノートのイタズラ書きにそれらしい説明を付けることは結構面倒な作業、とされているのだから。
コメントする